フランク、セザール(1822-1890)

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CD

交響曲ニ短調、交響的変奏曲 ジュリーニ&ウィーン・フィル、クロスリー(p)

フランク、セザール(1822-1890)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC271
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

・フランク:
 交響曲ニ短調
 交響的変奏曲
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ポール・クロスリー(p)
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
 録音:1993年(デジタル)

内容詳細

交響曲は3度目、変奏曲は初の録音となる。遅いテンポで、スコアの隅々まで光をあて明らかにしてゆくジュリーに独特の指揮ぶりが、強い緊張感をもたらしている。ライヴならではの感興に富んだ名演。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ベルリンフィルとの硬質、重厚、濃厚で厳し...

投稿日:2016/02/11 (木)

ベルリンフィルとの硬質、重厚、濃厚で厳しいセッションによる十分練られたじっくり演奏、名盤があったのに、この曲には、大変な思い入れと、懐の深さがあったのでしょう、更にレコード会社変わってのライヴ録音は、ウィーンフィルの柔らか、まろやかな音で、更に遅くなっているようだが、私は気にならない。やはり、充実のジュリーニ晩年のカンタービレ、この曲に必要な艶っぽさ、喜びの演奏。クロスビーさんの変奏曲も華麗で聴かせてくれる。ティベルギアン、ロト、リュージュフィルの若々しくて、挑むような緊張感に満ちた演奏が好きでしたが、余裕しゃくしゃく。ウィーンフィルは、ベルリンフィルのように、フランクを、根詰めて、本気で演奏しないのがウィーンフィル。こりゃフィルハーモニアとの若いジュリーニさんの盤も聴いてみなきゃ。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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ジュリーニは好んでフランクの交響曲を採り...

投稿日:2013/10/13 (日)

ジュリーニは好んでフランクの交響曲を採り上げたらしく今では四種類・・・いや五種類?の演奏記録が残っているそうで本盤はまぁ晩年とも言えようジュリーニが78歳の時1993年VPOを指揮してのライブ収録(タイム@21’30A12’21B12’53)分。・・・感じた事をメモさせていただきます(本盤レビュー欄をお借りして以前ジュリーニ/BPOの1986年録音演奏DG盤 CDレビューにおいてジュリーニ指揮分のフランク交響曲記録盤を三種類と記していましたが小生の把握不足で現在は4〜5種類あります)。先ず、ジュリーニはイタリア指揮者でありますがオペラ伴奏等その普段多数の曲で見せる芸風は微塵も軽やかと言ったイメージではなくむしろこのフランクの交響曲に似合ったじっくりした腰つき「運び」で重量感溢れるサウンドをVPOからフランクの音色たるオルガン的な響きをオーケストラを手なづかせつつ導き取り組んでおります。第1楽章は重々しくスタートするこの曲、単にフランス風ではなく強い筋肉質的な肌触りがし、この曲本来持ち合わせているのとは異なる別の重厚さが支配する楽章です。華麗壮麗という語で片付けて良いのか分かりませんがゆっくり「演出」・・・ソフトにスマートさを展開します。オルガン的響きを重過ぎない程度に更に曝け出し(少しそれを強調する雑さも気にはなりましたがライブ故と割り切って・・・)最後の全奏ではその彷彿する響きに独墺の雰囲気(ジュリーニの持つドイツ的性格と南欧風感覚が共に示され、その為曲の折衷的性格が巧まず示されておるのではないでしょうか)を聴きとりました。第2楽章は性格上神妙に進め最終楽章は再び壮麗な響きを前面に出し、終わりの方はハープがその辺りを整えつつ演奏は閉じて行きます。あれこれ既存のテーマを噛ましつつ(循環主題になって)、ちょっと執拗ではありますが低音旋律も強調して重々しいながらしなやかで美しい感触で華やかな印象にて〆に仕上げて行きます。全体終わって見て、ウーン・・・ジュリーニが・・・このスロー・ペースに乗せて・・・正直鬱陶しい場合にも遭遇しますが・・・ライブであることでこの曲のテーマたる「人生とは?」という神に対する真剣で暗い問いに始まり、光による神の導きによって「人生は喜びである」という答えに至るまでの葛藤を描いたとすればそれはそれで説得性あるものと私の様な素人には映って来ます。ジュリーニのフランク交響曲には1957年PHO(タイム@17’28A11’43B10’29)、1986年BPO(同@20’23A11’57B12’15)、1996年スウェーデンRSO(ライブ、同@21’32A12’33B13’33)、X年(未確認)バイエルンRO(同未確認)があり年を重ねる毎にタイム的には概ね長めになって来ていますねぇ。。併録のP.クロスリー(ピアノ)との共演である「交響的変奏曲」(セッション、同16’21)は未聴であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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交響曲に関しては諸氏が色々なコメントをな...

投稿日:2013/05/13 (月)

交響曲に関しては諸氏が色々なコメントをなさっておられるので、あえて触れないが、個人的にはライヴならではの雰囲気があり、またウィーン・フィルらしさも感じられて悪くない演奏だと思う。特筆すべきは交響的変奏曲である。この曲に初めて出会ったのはワイセンベルク/カラヤン盤であるが、それ以来この曲が好きになった。それで様々な演奏を聴いてきたが、この演奏はとても良い。クロスリーの素晴らしさを再確認させられた。

KURO さん | 福岡県 | 不明

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