ヤギより上、猿より下 文春文庫

平山夢明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167913298
ISBN 10 : 4167913291
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
追加情報
:
265p;16

内容詳細

山の麓の売春宿にやってきたオランウータンのポポロと、ヤギの甘汁。動物たちの活躍ぶりに、人間が戦慄する表題作をはじめ、“極限状況”に置かれた人々の悲哀と、そこから見いだした美しい光を、リズミカルな文体と、ぶっとんだユーモアでお届けする“イエロートラッシュ”シリーズ・第二弾の全四編。

【著者紹介】
平山夢明 : 1961年、神奈川県生まれ。“デルモンテ平山”名義で、映画・ビデオ批評から執筆活動をスタートし、96年『SINKER―沈むもの』で小説家としてデビュー。2006年短編「独白するユニバーサル横メルカトル」で、第59回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。また、同作が表題作の短編集が、07年版「このミステリーがすごい!」で1位を獲得。10年『ダイナー』で、第28回日本冒険小説協会大賞、11年に第13回大藪春彦賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんごろ さん

    成長物語あり、ミステリーみたいなのあり、切ないハードボイルドあり、わけわからんエンタメあり。要は何でもありだな。平山夢明の頭の中、どうなってんだと思う。“平山ワールド”って言っていいと思うほど独特です。この独特さはハマる人はハマりそうですね。えっ、俺?…………、馴染めないや(笑)でも肩肘はらずにリラックスして読める作品でした。

  • H!deking さん

    単行本からの再読です。いやこれホント最高です。それ以外に言葉が浮かばない。ハチャメチャなようでいながら、底辺に住む人達への愛とリスペクトを感じる。そして言葉遊びのセンス。最高。最the高。唯一無二ってやつですね。初めて読んだ時は思考が追いついていかなかったけど、やっぱり凄い作品でした。肩こりはほぐれました。どうでもいいけど、ホーカーズネストがフッカーズネストになってたね。これはわかる人にだけ読んでもらいたい名作です。デブを捨てにと併せてぜひ!

  • hit4papa さん

    OH! とってもお下品で醜悪でイタイ、著書ならではの4作品が収録された短編集です。娼館を舞台に、新入り(猿とヤギ)に立場を脅かされるベテラン三人...、という御伽話的なタイトル作。一般的には口に出していけないワード連発で、読むのを止めてしまうのではと心配になってしまいます。殺し屋のターゲットは捨てた息子だった『陽気な蝿は二度、蛆を踏む』は、衝撃的な最後の一行にもっていかれます。DV家庭の少年の願い『パンちゃんとサンダル』は、ある意味教訓話し。うらぶれた探偵もの『婆と輪舞曲』は、真っ当なミステリですね。

  • スカラベ さん

    『デブを捨てに』に続き読了。こちらも世の中のはぐれ者を主人公にした4編の短編集。教訓っぽい暗黒童話、探偵物のミステリー、殺し屋を巡るハードボイルドなど3編はじ〜んと胸を打つようなところもあったけど・・・。最後の表題作はどういうこと?と疑問符必至のタイトル。その意味をここで解説すると十中八九ドン引きされてしまうので言わない。かといって、知りたければ読んでみてと言いたいところだが、勧めるとそんな性癖なんだと人間性を疑われてしまうかもしれないので勧めない。全く扱いに困る小説だ!ん〜、でもハマっちゃうんだよなぁ。

  • Akira さん

    ★★★★☆ 表題作に悶絶しそう。平山夢明の凄さがやっとわかった。【パンちゃんとサンダル】DV家庭の悲惨な子供たち。最後の最後にこっちが頭打たれて逆に笑っちゃう。【ババとロンド】推理小説?このちょっと曖昧な所嫌いじゃない。【陽気な蝿は…】不覚にもジーンと来た。悔しい。そして最後【ヤギ上サル下】今思い返しても悶絶するしかない。この人頭おかしい。やりたい放題やってる割には、何だよこのメッセージ性。その抜かりない矛盾さにクラックラだ// ヒトニタヨルナ・今までの全ての誕生日に・山のヤギ海のエイ…もうなんなんだ

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