明治大帝の誕生 帝都の国家神道化

島薗進

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784393299517
ISBN 10 : 4393299515
フォーマット
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
島薗進 ,  
追加情報
:
250p;19

内容詳細

1912年、人々の心をとらえた「神聖天皇」。明治から大正にかわる100年ほど前、民衆の天皇崇敬が一気に高まり、その熱狂は国民の思想と言論の自由を徐々に奪っていく。その歴史的一大転換点をマスコミ・知識人の言動からドラマチックに実証し描き出す。

目次 : 明治天皇崩御と国家神道の新たな展開/ 明治聖徳論の展開と天皇崩御/ 明治天皇の大喪と乃木希典の殉死/ 乃木希典の殉死と軍旗の神聖化/ 「軍国美談」のスーパーヒーローの誕生/ 明治天皇の崩御と大衆参加による神聖化/ 国民の「熱誠」と明治神宮創建への動き/ 二重橋前平癒祈願と大衆の「熱誠」/ 群衆が育てた国家神道/ 石橋湛山が捉えた集合的沸騰の日本/ 天皇への「熱誠」の美化と桐生悠々の抵抗/ 知識人の神道観・天皇観の変容/ 皇室=神社の一体性と国家神道の新展開/ 天皇崇敬で高揚する群衆の系譜/ 日露戦争から戦後への群衆の昂揚/ 治安と言論統制による天皇神聖化/ 皇室を究極的な善とする治安体制/ 大逆事件と世論誘導/ 大逆事件がよびさました皇道論/ 国体論に基づく思想・言論の抑圧を批判する可能性/ 天皇崇敬秩序に服する「かのように」/ 知識人が国家神道を進んで担う時代/ 神聖天皇に近づいていく学者・著述家ら/ 宗教運動が神聖天皇崇敬を増幅する

【著者紹介】
島薗進 : 1948年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科教授(宗教学)などを経て、上智大学教授。東京大学名誉教授。専門は宗教学、日本宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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