方丈記 小学館文庫

水木しげる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094066296
ISBN 10 : 4094066292
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
254p;15

内容詳細

1212年(鎌倉時代)成立の随筆。一巻からなる。鴨長明著。仏教的無常観を主題に、作者の体験した都の生活の危うさ・はかなさを、大火・辻風・飢饉・疫病・地震・遷都等の実例によって描き、ついで移り住んだ日野山の方丈の庵の閑寂な生活を記している。文章は簡明な和漢混淆文。

目次 : 方丈記/ 少年時代/ 菊合/ 安元の大火/ 治承の辻風/ 遷都と怪異/ 飢饉/ 平家滅亡/ 元暦の大地震/ 無常の世/ 歌合/ 遁世/ 鎌倉下向/ 『方丈記』成る/ 『方丈記』原文/ 鴨長明 略年譜/ 『方丈記』作品解説(関谷浩)/ 乱世に立ち止まって読む古典(荒俣宏)/ 参考文献

【著者紹介】
水木しげる : 1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。幼少時、近所に住む老婆『のんのんばあ』から不思議な話や妖怪の話を聞き、強い影響を受ける。太平洋戦争時、激戦地であるラバウル・ニューギニア戦線に従軍。爆撃を受け左腕を失う。復員後、魚屋、輪タクなどの職業を転々としたのち、神戸で紙芝居作家となる。その後単身上京し、貸本漫画を描き始める。1958年『ロケットマン』でデビュー。1965年『テレビくん』で講談社児童漫画賞を受賞。1968年『ゲゲゲの鬼太郎』がアニメ化され、テレビ放映。1991年紫綬褒章受章。2003年旭日小綬章受賞。2007年『のんのんばあとオレ』で仏アングレーム国際漫画祭最優秀作品賞受賞。2010年文化功労者に。2015年93歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Vakira さん

    「方丈記」ってどこかで聞いた様だが思い出せない。日本史か?古文か?鎌倉時代の鴨長明の随筆だった。方丈とは3m×3mの9uの大きさの平面の事。今で言えばほぼ四畳半の面積。だから現代版に訳せば四畳半記ってことだ。長明が人里離れて四畳半庵で書いた自分の思い。これマンガ古典文学シリーズで方丈記を水木しげるさんが描く。「無常観」を水木さん流に。無常とは人生の悲惨、不運といった小さな問題を突き抜ける。実は宇宙の法則だ。

  • canacona さん

    方丈記を読んだことがなかったので、一度読んでみようといろいろある中、水木しげるの漫画にしてみました😁さくっと分解組立移動できる方丈の家。今で言うならダンボールハウス?にしても今の時代なら、それすらも建てる場所に苦労するんだろうな。その中で見た世の中の移り変わり。災害や飢饉などのどうにもならない困難。人々の気持ちは、今とあまり変わらないように感じる。鴨長明はもっと達観してるものかと思っていたけど、ずっともやもやとした矛盾を抱えていろいろ諦めながら、それでも真っ直ぐに生きた人だったんだな。

  • みーなんきー さん

    鴨長明、1155年京都の賀茂御祖神社の正禰宜の次男として生まれるも、葛藤の末家族と別れ一人暮らし、歌や琵琶を好んで一角の人物となる。も、後鳥羽院に引き立てられては、他の者に足を引っ張られ、人里に混ざっては邪魔され、多くの挫折と人間への嫌気の結果山に籠る。人生の憂いを多く歌に詠み、質素な人生を好む。共感できる部分も多かったが、ボツンと一軒家状態が理想に思えるが、自分にできるかどうか。

  • 剛腕伝説 さん

    ゆく河の流れは絶えずしてで始まる有名な方丈記。その作者である鴨長明の一生を描いたマンガ。飄々とした画風に鴨長明の無常観がよく出ている。なかなか面白いマンガであった。

  • kuukazoo さん

    水木しげるによるマンガ版方丈記。本人と鴨長明の対話式になってて面白い。方丈記については冒頭しか知らず、当時の災害等についても書かれているなど、初めて知ることが多かった。こんな昔に組立式で持ち運び可能な家、という発想をしていることにも驚かされた。この本と出会わなければ方丈記原文を読むこともなかっただろう。水木さんに感謝。荒俣宏氏による解説も○。

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人物・団体紹介

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水木しげる

本名、武良茂。1922年(大正11)生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争中に召集され、ラバウルで左腕を失う。復員後、さまざまな職業を経て、57年『ロケットマン』で漫画家デビュー。65年『テレビくん』により第6回講談社児童まんが賞、89年『昭和史』により第13回講談社漫画賞受賞。91年、紫綬褒章、2

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