バッハ 河出文庫

吉田秀和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309416694
ISBN 10 : 4309416691
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
251p;15

内容詳細

バッハを聴くと、何がわかるか―をさまざまに追求した究極の一冊。ミサ曲、受難曲、管弦楽曲、ピアノ、無伴奏チェロ…。リヒター、ヴァルヒャ、グールド、リヒテル、マイスキー、ビルスマ…。

目次 : バッハの「数と神秘」/ ロ短調ミサ曲/ マタイ受難曲/ リヒター/ミュンヒェン・バッハの残したもの/ マタイ受難曲(カール・リヒター指揮/ミュンヒェン・バッハ管弦楽団・合唱団)/ “目覚めよと呼ばわる声す”カンタータ第一四〇番/ アリア集(コジェナー(メッツォ・ソプラノ)/シトリンツル指揮/ムジカ・フローレア)/ 管弦楽組曲第二番ロ短調/ 「最高」のバッハ―ブランデンブルク協奏曲(全六曲)(カール・リヒター指揮/ミュンヒェン・バッハ管弦楽団)/ マリナーと室内合奏団の“ブランデンブルク協奏曲”/ ティボール・ヴァルガ讃(ヴァイオリン協奏曲第二番、他)/ シェリングとヴァルヒャ(ヴァイオリン・ソナタ集)/ 平均律クラーヴィア曲集/ エトヴィン・フィッシャーのバッハ/ 平均律クラーヴィア曲集(第一巻)(フリードリヒ・グルダ)/ 平均律クラーヴィア曲集(第二巻)(リヒテルとグルダの場合)/ 幾通りかのバッハ/ グールドの“ゴルトベルク変奏曲”によせて/ ピノックの“ゴルトベルク変奏曲”―冬に聴く/ パルティータ(全六曲)(アンドラーシュ・シフ)/ イタリア協奏曲(アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェーリ)/ 構造と旋律のあいだで(ミルシテインの“無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第二番”)/ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(シュロモ・ミンツ)/ マイスキーのチェロ/ 無伴奏チェロ組曲(アンナー・ビルスマ)/ 無伴奏チェロ組曲(鈴木秀美)

【著者紹介】
吉田秀和 : 1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。著書多数。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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吉田秀和がバッハに関して批評した文章の集...

投稿日:2021/04/09 (金)

吉田秀和がバッハに関して批評した文章の集約版、演奏(CD)を交えながらバッハの核心に触れた興味深い書籍

ruri さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キムチ27 さん

    最近は朝に夕にのバッハ。ゲーテもモーツァルトもベートーベンも、そしてビートルズにもお手本された音楽の父。実際は20人の父(半分は夭折)音楽評論家だけあって、バッハの事を語るには「言葉が貧しい」からとおためられわれる。とは言え、さすが吉田先生。いやはや、芸術の湖のどっぷり首までつかっている様な博識、視聴歴。仰天しすぎて・・最後はとばし読み。小さいころピアノを習っていた。ソナチネ、ソナタ・・バッハインベンションとなり、ただテキストの名前に酔いしれて練習の中身はすっかり消えているそれと同じお寒い読書だった。

  • trazom さん

    白水社の吉田秀和全集は、繰り返し読む私の宝物。その中からバッハの稿が集められて文庫化された。「バッハには、この意味(最も包括的な音楽)での世界の音楽が二つある。一つだけでなく二つある。そうして、私は、この二つこそ、およそ西洋音楽の歴史を通じて創造された最高の音の建造物だと考えている」として、吉田さんが「マタイ受難曲」と「ロ短調ミサ曲」を紹介する文章を初めて読んだ時の感動を思い出す。文庫解説の小池昌代さんも、とてもいい。自らヴィオラを弾かれ、音楽に造詣の深い小池さんの「弦と響」は、お薦めの音楽小説です。

  • よみこ さん

    レコード、CD時代のバッハ演奏の評論集。バッハの代表曲、自分の糧として大切にし愛聴している曲ばかりを取り上げていて満足。バッハの曲が大部分、緻密な計算や分析に基づいて作られていて、それが感動を生み出す因になっていることに異論はないが、バッハの音楽が、時を超えともに暮らす喜びをもたらしてくれる奇跡にただ感動し、感謝したい。

  • neco さん

    「バッハの味を知らない人は幸せである。その人には、人生で最大の至福の一つが待っているのだから。」(ゲーテ)この本を参考に、バッハを心行くまで味わってみたい。まずは、インヴェンションを弾けるようになりたいな(●´ω`●)

  • Tenouji さん

    YouTube動画を聴きながら読む。なんとまぁ、アーティストによって音が、響きが違うのだろう。当たり前なんだけど、バッハを聴き比べると良くわかるw。

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人物・団体紹介

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吉田秀和

1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、9

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