十八世紀京都画壇 蕭白、若冲、応挙たちの世界

辻惟雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065143209
ISBN 10 : 4065143209
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
248p;19

内容詳細

十八世紀の京都には、まったく新しい、奇抜な表現をする画家たちがひしめいていた。形にこだわらない自由な発想は市民を魅了し、封建社会において精神の解放の一助となった。池大雅・与謝蕪村の南画、円山応挙の写生画法。「奇」では収まらない曾我蕭白の前衛性、若冲の不可思議―。個性的過ぎる芸術家たちの、みやこに遺した足跡を振り返る。

目次 : 第1章 十八世紀京都画壇総論/ 第2章 日本文人画の成立―中国から日本へ/ 第3章 池大雅―南画の大成/ 第4章 与謝蕪村―翔けめぐるマルティ芸術家の創意/ 第5章 応挙と円山派―巨匠の「写生」と「異常」/ 第6章 伊藤若冲―不思議世界のリアリティ/ 第7章 長沢芦雪―画家のウイット/ 第8章 曾我蕭白―狂躁と逸格

【著者紹介】
辻惟雄 : 1932年愛知県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。東京大学大学院博士課程中退。美術史家。東北大学教授、東京大学教授、多摩美術大学学長、千葉市美術館館長、MIHO MUSEUM館長などを歴任。現在、東京大学、多摩美術大学名誉教授、MIHO MUSEUM顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tadashi_N さん

    時代や住居が近いことで、お互いに影響し合う。画風が揃わないのは、各々が強烈だったから?

  • umeko さん

    「日本文人画」の章が面白かった。日本と中国の文人画の差が良くわかった。

  • 六点 さん

    江戸初期の文人画,池大雅、与謝蕪村、円山応挙とその弟子たち、若冲、芦雪、蕭白までの18世紀に京都を中心に活躍した画家たちについての論考を纏めてある。何せ初出が1965年(!)から2010年に至るまでのほぼ半世紀に亘る期間の論考であるため、若冲絵ヲタ説という筆者本人が否定してしまった説が出ていたりするのはご愛嬌である。が、古い論文における所謂「奇想派」の評価の低さに憤る著者の熱意が、現代における言わば評価の逆転に繋がったのであるなあとしみじみする。しかし、これらの画家を食わせてた京都って

  • mawaji さん

    図書館の書評に載った本コーナーで目にして手に取りました。私の美術館巡りをするきっかけとなった辻先生の過去の著作に応挙の書き下ろしを加えた一冊。「応挙はプロ、若冲はアマ」「徹底した下品さ、庶民性こそ蕭白の真骨頂」「下層の美学」という言葉に納得。過去の巨匠の筆意に倣って描いた作品が原作者の絵にさっぱり似ていないという蕪村が原画よりはるかにすばらしい作品を生み出しているという記述は、無名のアーティストを発掘してカバーし、独自のアレンジで自分たちのオリジナルのように歌い上げたビートルズを思い浮かべてしまいました。

  • 汲平 さん

    ごく狭い地域に、それぞれ全く異なる画風の才能が密集してた奇跡のような十八世紀京都。作者は「奇想の系譜」の辻先生。中国絵画の伝統についても書かれているのだが、親しみのない画家たちで図版がないので理解できない部分が多く未消化な感じ。本編というか主役たちの解説も図版がモノクロの貧弱なものなので、応挙の精緻さや、蕭白のグロテスクさなんかが伝わりにくい。それが残念。あと、表紙カバーに章を設けていない岸駒を使ったのはなぜ?謎だ。

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辻惟雄

1932年愛知県生まれ。美術史家。東京大学大学院博士課程中退。東京大学・多摩美術大学名誉教授。MIHO MUSEUM顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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