メアリー・スーを殺して 幻夢コレクション 朝日文庫

乙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022649126
ISBN 10 : 4022649127
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
357p;15

内容詳細

「どこかでお会いしましたっけ?」。そして気づく。少女の目は、左右で色がちがっている。右の虹彩は黒色だが、左の虹彩は赤色。オッドアイ。「もうわすれたの?きみが私を殺したんじゃないか」(表題作より)―切なく妖しい夢の異空間へと誘う、異色“ひとり”アンソロジー。

【著者紹介】
乙一 : 1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。著書多数

中田永一 : 2005年「百瀬、こっちを向いて。」でデビュー

山白朝子 : 2004年「長い旅のはじまり」でデビュー。怪談専門誌『幽』を中心に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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乙一さん初心者は楽しめるでしょう。 です...

投稿日:2021/04/14 (水)

乙一さん初心者は楽しめるでしょう。 ですがディープな乙一ファンにとっては既視感のある作品が多いです。 もちろん面白いのですが、若干の物足りなさが残ります。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hit4papa さん

    著者らの共通点は言うに及ばずですが、作品のトーンとしてはちょっと切ない系です。「山羊座の友人」いじめの加害者を殺してしまった同級生との逃避行。高校生二人に芽生えた友情と、その背景の残酷な真実を、不思議体験と絡めるあたりが上手いですね。「トランシーバー」3.11で妻子を失った男は、いつしかおもちゃのトランシーバーから聞こえる幼い息子の声に耳を傾けるようにります。切なさ満開!「エヴァ・マリー・クロス」【人体楽器】を追うジャーナリスト。アメリカンテイストのグロテスクさ極まった黒さ(!)が素晴らしいです。

  • アッシュ姉 さん

    遊び心のある贅沢ひとりアンソロジー。中田さんと越前さんは初めまして。作風の違いはもちろんあるが、作者当てクイズには正解できそうにない。まだまだ修行が足りぬ。どれも乙一らしさが感じられ、白黒両方堪能できて面白かった。「メアリー・スーを殺して(中田)」「トランシーバー(山白)」「山羊座の友人(乙一)」が特にお気に入り。

  • アッシュ姉 さん

    再読。どの名義も甲乙つけがたい面白さで印象深いアンソロジー。中田さんの「メアリー・スーを殺して」はタイトルが絶品で表題作にふさわしい。山白さんの「トランシーバー」は何度読んでも涙ぐんでしまう。「エヴァ・マリー・クロス」の越前さんは他作品も読んでみたい。

  • masa さん

    生きていてもつまらなくて、だからって「なぜ生まれてしまったのか」なんて考えてしまう日々に自己嫌悪してた。変身願望すらも抱けずに、ご都合主義な妄想に溺れては、冴えない僕の身代わりメアリー・スーを憎んでた。消えてメアリー。のたうち回り呼吸を繰り返すことで、どうにか世界と折り合えはじめたつもりだ。でもあの日の少年を忘れたら自分でいられなくなりそうさ。消えないでメアリー。なあ?メアリー?君の代わりなどどこにもいない。だが君の役はきっと誰かが埋める。君を思い出すために、僕は物語の行間を余白をいつまでも大切に護るよ。

  • 佐島楓 さん

    少年少女のふわっとしたところと、ピリピリするような緊張感の同居が面白い。複数の筆名を使い分ける作家は過去も多くいたが、この方はどういう狙いでやってらっしゃるのか、伺ってみたい気もする。

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乙一

1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

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