わたしの宝石 文春文庫

朱川湊人

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167912079
ISBN 10 : 4167912074
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
368p;16

内容詳細

「僕らの愛は、悲劇的な終わり方をした」憧れの女性との幸福な結婚生活に潜んでいた切ない真実(「彼女の宝石」)、大切な人たちの首元にふと現れる不思議なモノ(「さみしいマフラー」)他、アイドルへの一途な愛、巨大でピュアで惚れ惚れするような愛の姿が、一つ一つ心に染みわたる。名手が放つ感動直球!短編集。

【著者紹介】
朱川湊人 : 1963年大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒。出版社勤務を経て、2002年「フクロウ男」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。翌03年、「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。初の著書となった『都市伝説セピア』が直木賞候補となり、05年、『花まんま』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アッシュ姉 さん

    著者二十冊目。読むタイミングを間違えたせいか、久しぶりの朱川さんをいまひとつ堪能できず。スミマセン!出直してきまっす。心をキレイにして再読しよう。その前に『狐と韃』知らぬ火文庫へいきまっす。《620-713》

  • アカウント停止 さん

    ノスタルジックな短編6話。短編より長編が好きですが、朱川さんだけは別格。松原みきさんの「真夜中のドア 〜 Stay With Me」という歌が大好きです。(みきさんは私より年上でしたが40代で他界。)♫「恋と愛とは違うものだよ と。夕べ言ってた そんな気もするわ」「心に穴があいたあの季節が 今 目の前」、この作品集を読んで、この歌詞が思い浮かびました。ちょっと悲しくて切ない話もあるけど、心の穴は塞がってます。「ポコタン・ザ・グレート」だけ異質なお話でしたがこれも満足。お気に入りの一冊になりました。

  • fwhd8325 さん

    ノスタルジックだけではないけれど、朱川さんの物語を読んでいると、帰ってきたなという安堵を感じます。探していたものが見つかったような気持ちと同じです。中でも「マンマル荘の思い出」が一番好きです。

  • 馨 さん

    いろいろな形の愛がテーマの短編集。どの話も良かったが、自分のその時の状況や年齢や気分で、響いてくる話が違ってきそうです。今回の私は『ポコタン・ザ・グレート』(ポコタン男前過ぎて憧れます)と『マンマル荘の思い出』(こんなふうに住民同士助け合って暮らす賃貸あったら良いなあ)が気に入りました。

  • カブ さん

    ハートフルな人生に効く、昭和の香りがただよう6篇のお話。どの話も映像が目に浮かぶような、リアルな感じで懐かしい。「マンマル荘の思い出」が一番好き。

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