カラーチェ：マンドリン協奏曲第2番、ヴィヴァルディ：マンドリン協奏曲集、他　ジュリアン・マルティノー、リナルド・アレッサンドリーニ＆コンチェルト・イタリアーノ

「マンドリン界のパガニーニ」カラーチェの協奏曲
オケ版世界初録音！

マンドリンの申し子、そして貴公子のジュリアン・マルティノー新録音の登場！ アレッサンドリーニ指揮コンチェルト・イタリアーノとの共演というだけでも注目ですが、「マンドリン界のパガニーニ」ラッファエーレ・カラーチェ[1863-1934]の協奏曲を、マルティノーの友人ヤン・オッリーヴォがオーケストラ版に編曲したものを収録しているという、マンドリン・ファンにとっては大注目盤です！
　マンドリンは、調弦もヴァイオリンと同じで、重音奏法の可能性を見ても、実はギターよりむしろヴァイオリンに近い楽器だといいます。マンドリン界のパガニーニやサラサーテと評されるカラーチェは、マンドリンをまるでヴァイオリンのように扱って、時に3本や4本の弦を同時に鳴らす技法も奏者に要求する超絶技巧の作品を書いています。ジュリアン・マルティノーは好きなヴァイオリン奏者がナタン・ミルシテインということで、彼の奏でるマンドリンの音色の独特の美しさもミルシテインに由来するところもあるかもしれません。
　このたび、ピアノ伴奏でしかこれまで演奏されてこなかったこのカラーチェの協奏曲第2番に、ピアノ譜からオーケストレーションしたオーケストラ版があらたに創造されたことにより、マンドリンの『アランフェス』のような存在になるかもしれません。ドメニコ・カウディオーゾ[?-1750?]の作品は、最近になってスウェーデンで発見されたもので、これまでに2度既に録音もされていますが、あらためて決定的名演の登場といえるでしょう。（輸入元情報）

【収録時期】
1. ヴィヴァルディ：マンドリン協奏曲ニ長調 RV.93
2. ヴィヴァルディ：マンドリン協奏曲ハ長調 RV.425
3. ヴィヴァルディ：トリオ・ソナタ ハ長調 RV.82
4. カラーチェ：マンドリン協奏曲第2番 op.144（オッリーヴォによるオーケストラ版）
5. カウディオーゾ：マンドリン協奏曲ト長調 gimo58

　ジュリアン・マルティノー（マンドリン）
　コンチェルト・イタリアーノ
　リナルド・アレッサンドリーニ（指揮）

　録音時期：2018年4月23-26日
　録音場所：ローマ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）