呪われた戊辰戦争 鎮魂なき150年

星亮一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865811780
ISBN 10 : 4865811788
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
追加情報
:
234p;19

内容詳細

「なぜ我々が賊軍なのですか!!」戊辰戦争から150年!いまだに答えが出ない会津の叫び!いまだに浮かばれない敗者の魂!「官軍」を詐称した薩長土肥!奥羽越列藩同盟の崩壊の理由!会津と長州の和解なき歴史の汚点と深層に迫る!

目次 : 第1章 戦争前史/ 第2章 悪魔の使者/ 第3章 少年兵と長岡藩の戊辰戦争/ 第4章 使節惨殺/ 第5章 惨憺たる会津戦争/ 第6章 長州兵の記録/ 第7章 松平容保の胸中/ 第8章 復権への道/ 第9章 奥羽越列藩同盟の遺産/ 第10章 長州との和解はあるのか/ 第11章 神様の遺言/ 終章 怨念と鎮魂

【著者紹介】
星亮一 : 1935年、宮城県仙台市に生まれる。一関第一高校、東北大学文学部国史学科卒業後、福島民報社記者となり、福島中央テレビ報道制作局長を経て、歴史作家になる。日本大学大学院総合社会情報研究科博士課程前期修了。『奥羽越列藩同盟』(中公新書)で福島民報出版文化賞、会津藩と新選組の研究でNHK東北ふるさと賞、『国境の島・対馬のいま』(現代書館)で日本国際情報学会功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom さん

    私はいつも、日本の歴史は、東北(と沖縄)を虐げ続けてきた二千年だったと思っている。その残虐の極致が、戊辰戦争である。この本を通じ、福島出身の著者の叫びが胸を打つ。体を張って孝明天皇を守った会津が賊軍の汚名を着せられた理不尽。会津の死者の埋葬を禁じ、獣に食べられ腐敗するままに放置するよう命じた長州の極悪非道。そして、戦後の斗南藩への移封という残酷。本のタイトル通り、戊辰戦争は、正に呪われた戦争であり、その後、敗者への鎮魂さえ行われない150年だった。長州出身の総理は、このことをどう思っておられるのだろうか?

  • シンミチ さん

    戦争はいつの世も不幸です。勝っても負けても双方に犠牲者が出ることは間違いないことで。ましてや、戦争を回避する選択肢は新政府側にあったはずではないか。(まぁ、回避するつもりなど初めからなかったわけだけど)この一連の戊辰戦争で舐めた会津藩の辛酸は到底納得できるものではないと改めて思う。

  • TAKAN さん

    幕末明治維新について勉強中、本を読み漁るうちの一冊。戊辰戦争について、今でもなお遺恨が残っているということ、またそれを知りもしなかった自分に衝撃を受けた。知らないことは罪にもなると深く反省。国際問題(日韓、日中、日米など)の遺恨も未だ深く残っているが、国内ですらこうだとは思わなかった。一方で、こういった遺恨があちこちに残っているのは、日本人の「過去に向き合わないで曖昧なままにする国民性」(国民性という言葉で片付けるのは乱暴か)にも依っているのかなと感じた。

  • TERRY さん

    日本の歴史について知らない事が多すぎることに気付かされます。奥羽越列藩同盟内に様々な立ち位置の藩があり、決して一枚板でなかったことはこれまで全く気に留めてませんでした。正義のために戦った会津が破れ、「利益を守るためには絶対に負けられない」と領民と一丸となって戦った藩が生き残ったことが印象的ですが、正義は戦争の大義名分として必要ですが、正義だけでは勝てないということなんでしょう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

星亮一

1935年、仙台市生まれ。東北大学文学部国史学科卒。福島民報社記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て、歴史作家。著書『奥羽越列藩同盟』(中公新書)第19回福島民報出版文化賞、会津藩の研究でNHK東北ふるさと賞を受賞、『国境の島・対馬のいま』(現代書館)で平成27年日本国際情報学会功労賞受賞。この間、

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品