捏造の科学者 STAP細胞事件 文春文庫

須田桃子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167911652
ISBN 10 : 4167911655
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
480p;16

内容詳細

iPS細胞を超える夢の万能細胞として、華々しく発表されたSTAP細胞。そのニュースに日本中が熱狂したのも束の間、論文には次々と疑義が浮上する。一流科学者が揃いながら、なぜ捏造が起きたのか。そしてSTAP細胞の正体とは。独自取材を重ねた記者が掴んだ全貌。大宅賞受賞作に新章を追加した完全版。

目次 : 異例づくしの記者会見/ 疑義浮上/ 衝撃の撤回呼びかけ/ STAP研究の原点/ 不正認定/ 小保方氏の反撃/ 不正確定/ 存在を揺るがす解析/ ついに論文撤回/ 軽視された過去の指摘/ 笹井氏の死とCDB「解体」/ STAP細胞はなかった/ 事件が残したもの

【著者紹介】
須田桃子 : 1975年千葉県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了(物理学専攻)。2001年毎日新聞社入社。2006年から東京本社科学環境部記者。STAP細胞事件について書き下ろした『捏造の科学者―STAP細胞事件』で大宅壮一ノンフィクション賞、科学ジャーナリスト大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    いわゆるSTAP細胞事件についてジャーナリストの著者が書いた1冊。記者って色々調べてるんだなと感心した。しかし笹井さんがこの事件で一番の被害者のイメージ。

  • gonta19 さん

    2018/10/6 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2020/3/2〜3/9 世間を騒がせた「STAP細胞」騒動の顛末を綴ったノンフィクション。著者の須田さんは当時twitterで情報を沢山流しておられたのを覚えている。読んでみて、当時を思い出したが、発言や行動を見ていると、論文の主著者は昨年私も悩まされた“関わってはいけない人”だったのでは無いか。科学が愚弄されたのはもちろん端くれで暮らすものとしては許せないことではあるが、笹井氏が亡くなられたことが一番大きな損失であろう。

  • 佐島楓 さん

    科研費を得るための場としての理研や大学の研究施設になってしまったのかなと思った。Nスぺでも同じ切り口で特集をやっていたと記憶している。もうなくなった方が出てしまったような事件なので、個人的には忌避する感情が強いのだが、研究の今後のためにはしっかり総括しないといけない問題。

  • とくけんちょ さん

    STAP細胞はあります!あの衝撃の記者会見は記憶に残っている。激動の報道合戦は、最初は興味をもってみていたが、途中から馬鹿騒ぎのような気がして興味を失った。当時は、誰が嘘つきで何が嘘なのかを簡潔に知りたかった。世の中は、あり得ないことが現実に起こる。私は科学者ではないが、学ぶところが多かった。なぜ、想像を超えた嘘がまかり通るのか。謙虚さと誠実さと良心、筆者の科学に対する想い、エネルギーは凄い。見習いたい。

  • キク さん

    今年読んだ本で一番面白かった。疑惑後会見で「STAP細胞はあります。」と言う小保方さんを観て、「この人は嘘を言っているのではなく、STAPがあるという世界を生きているんだな」と感じたことを覚えている。「妄想虚言病」的な気質をもっていたんだと思う。何故、日本を代表する研究所でこの事件が起きたのかが後半のテーマになっていく。指導役となった世界的科学者3人は「捏造という絶対にばれることをするはずがない」という自分たちの常識から、小保方さんの黒い物語に飲み込まれていく。「失敗の本質」の大営本の致命的破綻と似ていた

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