徳川慶喜公への斬奸状

須田狗一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334912369
ISBN 10 : 4334912362
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
301p;19

内容詳細

明治四十三年、徳川慶喜は七十二歳となり、東京小石川で余生を過ごしていた。ある日、江戸川沿いを散歩していると、見知らぬ男が「第一条 皇室を敬戴すべし」と大声で叫びながら、匕首を握りしめ突進してきた。すんでのところで、慶喜邸の警備員が間に入り、男を銃殺する。男の懐には「揺光の斬奸状は天下の愚書である」と書かれた半紙が入っていた。巡査部長の小川が捜査を進めるうち、男は広津といい、職もなくふらふらとしているひとり暮らしの人間だと判明。さらに広津の部屋には、別れた妻への遺書が残されていた。小川は、警視庁高等科の竹内とコンビを組み、広津が慶喜を襲った動機と、「揺光の斬奸状」とは何なのかを探る。しかし数日後、第二の殺人事件が起き…。

【著者紹介】
須田狗一 : 1953年生まれ。IT会社に30年勤務後、退職。趣味で海外の推理小説を翻訳する傍ら、推理小説を執筆。2016年、「殺人者は手に弓を持っている」が島田荘司選第9回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。2017年、同作を『神の手廻しオルガン』と改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yukision さん

    歴史上の人物が関わる大胆なミステリー。武士の時代であった江戸から動乱を経て新たな明治という独特の時代背景であればこそのトリックで読みごたえがあった。

  • 辺野錠 さん

    徳川慶喜襲撃犯が言った「斬奸状」の意味は?と言う謎から始まってそれを追うと共に様々な人が死んでいき実在人物が絡んでいくのが面白いと思った。そのストーリーの根幹には歴史上の出来事があったのも良かった。

  • ハッピー さん

    【図書館】ダ・ヴィンチの新刊情報で気になった初読みの作家さん.明治になって43年.東京市小石川区で暮らす徳川最後の将軍徳川慶喜.中之橋で暴漢に襲われた事件が発生する.男の懐には「揺光の斬奸状は天下の愚書である」と書かれた半紙が入っていた.男が慶喜を襲った動機と「揺光の斬奸状」と小石川署の巡査部長小川が調べていくと驚きの結末に辿り着く!?徳川慶喜の明治の生き様は新鮮でした!

  • grassbigsky さん

    明示末期まで生き延びた徳川慶喜。その慶喜公が関わる殺人事件をテーマとした歴史推理エンターテインメント。事件を捜査する小川巡査部長と警視庁の竹内。捜査の進展がおもしろくて先へ先へと読み進める。終末の謎解きは一気に描かれ、次々と証言があり、事実が解き明かされる。展開の急さにはちょっと無理がある感もするが、最後までおもしろく読めた。徳川慶喜の歴史的評価は様々。日本を戦乱から救った名君か、部下を見殺しにして自分だけが生き延びた最悪の将軍なのか。もう少し慶喜公のことを知りたくなった。

  • ダイスケ さん

    ★★☆☆☆

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須田狗一

1953年生まれ。IT会社に30年勤務後、退職。趣味で海外の推理小説を翻訳する傍ら、推理小説を執筆。2016年、「殺人者は手に弓を持っている」が島田荘司選第9回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。2017年、同作を『神の手廻しオルガン』と改題しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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