ザ・空気

永井愛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784880594088
ISBN 10 : 4880594083
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
追加情報
:
116p;20

内容詳細

人気報道番組の放送数時間前、ある特集の内容について局の上層部から突然の内容変更を命じられ、現場は大混乱に陥る。編集長の今森やキャスターの来宮は抵抗するが、局内の“空気”は徐々に変わっていき…。公演当時、観客の背筋を凍らせ、「社会派ホラー」と評された問題作、待望の書籍化!第25回読売演劇大賞最優秀演出家賞、同優秀作品賞・優秀女優賞受賞作。

【著者紹介】
永井愛 : 1951年東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒。1981年大石静と劇団二兎社を旗揚げ。1991年より二兎社主宰。第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第1回鶴屋南北戯曲賞、第44回岸田國士戯曲賞、第52回読売文学賞、第1回朝日舞台芸術賞「秋元松代賞」、第65回芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よつば🍀 さん

    2017年1月20日〜2月12日まで東京芸術劇場シアターイーストで上映された公演を書籍化した物で小説ではなくシナリオ形式になっています。人気報道番組「ニュース・ライブ」の放送数時間前、ある特集の内容について局の上層部から突然内容変更を命じられ大混乱に陥る現場。それに抵抗する編集長の今森、キャスターの来宮。しかし局内の空気は徐々に変わって行き…。普段何気なく見ている報道番組だが視聴者の見えない部分、裏側の顔が描かれている。圧力に屈しなければいけない空気、葛藤と苦悩がリアルでノンフィクションの様に感じた作品。

  • * さん

    この物語には「捏造」も「改竄」も出てこない。ただ空気を読んだ人々がいるだけである。編集作業で空気を読むのは当たり前。私達も、人と話をする度に、絶え間なく脳内でやっていることだ。だからこそ、これを読んで「メディアが正しい報道をするように批判しよう!」とか、「政治家の嘘を見抜こう!」などという蛮勇な気持ちには到底なれない▼ひとつだけ確かなことは、日本の報道自由度は(参加180ヶ国中)世界72位です。

  • フム さん

    これも舞台が話題になっているときに観たかったもの。2017年1月公演。作品を書くきっかけは、2016年高市総務大臣が、国会の衆議院予算委員会において、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、放送法違反を理由に、電波法に基づいて電波停止を命じる可能性について言及したことだそう。当時怖いことだと思ったし、反発の声もあがっていたと思う。しかし、その後実際に政治の介入というよりも、メディア自主規制、忖度の方がより問題なのだということがわかった。多くの人が「空気」に支配されていくことを描いた作品。

  • えいち さん

    目には見えない「空気」によって、テレビ局の製作スタッフたちが放送内容を変更、自粛していく様子が怖い。上層部との認識の違いがあるのも存在が曖昧な「空気」のせいなんだけど、でも結局流されていくのも「空気」の力ってのがすごい。実際にこれだけ報道のことを真摯に考えてる局員なんてどれだけいるんだろう。

  • バニラ さん

    ★★★

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永井愛

1951年東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒。1981年大石静と劇団二兎社を旗揚げ。1991年より二兎社主宰。第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第1回鶴屋南北戯曲賞、第44回岸田國士戯曲賞、第52回読売文学賞、第1回朝日舞台芸術賞「秋元松代賞」、第65回芸術選奨文部科学大臣賞、第60回毎日芸

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