遊びが学びに欠かせないわけ 自立した学び手を育てる

ピーター・グレイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806715559
ISBN 10 : 4806715557
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344p;19

内容詳細

学びは苦役ではない。自由な遊びこそ、子どもの学びの大きな翼になることを、人類史に遡って解き明かす。

目次 : プロローグ―息子が校長室で発した言葉から教育の生物学的意味を考え始める/ 第1章 子ども時代の過ごし方の大きな変化/ 第2章 狩猟採集民の子どもたちは遊びでいっぱいだった/ 第3章 学校教育の歴史―誰の必要から、いまのような学校はできたのか?/ 第4章 強制された教育制度の7つの罪/ 第5章 母なる大地は現代においても有効である―管理された学びと遊びから自由をとりもどした学校/ 第6章 好奇心、遊び心、社会性―インドで見る子どもたちの自己教育力/ 第7章 遊びのパワー―心理学が解き明かす、学び、問題解決、創造性/ 第8章 社会的・感情的な発達に果たす遊びの役割/ 第9章 なぜ異年齢の混合が子どもの自己教育力を飛躍的に伸ばすのか/ 第10章 「最悪の母親」と信頼にあふれた子育て

【著者紹介】
ピーター・グレイ : ボストン・カレッジ心理学部で1972年〜2002年の間教鞭をとる。現在は研究教授。主な研究分野は、子どもの遊び、自立的な学習、人間の生物学的・文化的進化に果たしている遊びの役割等。米国マサチューセッツ州ノーフォーク在住

吉田新一郎 : 元々の専門は都市計画。国際協力にかかわったことから教育に関心をもち、1989年に国際理解教育センターを設立。参加型のワークショップで教員研修をすることで、教え方を含めて学校が多くの問題を抱えていることを知る。それらの問題を改善するために、仕事/遊びとして、「PLC便り」「WW/RW便り」「ギヴァーの会」の3つのブログを通して本や情報を提供している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ta_chanko さん

    狩猟採集民の子どもたちは、異年齢集団の中で遊びながら、生存に必要なことを学んでいく。大人は何を教えるでもなく、子どもたちのしたいようにさせておく。これが人間本来の本質的で本能的な学び。学校では同年齢の子どもたちが集められ、子どもは何もできず何も知らない前提で上から教えられ、創造や学びに不可欠な遊びは否定される。工業社会には合ったかもしれないが、より良い未来を創っていくためには、本能的な学びが不可欠。急激に教育システムを変えることは難しいが、できるところから少しずつ。まずはマインドから。

  • りょうみや さん

    良い内容だった。結論としての教育論や学校制度の考え方は一言で言えば「子供の自主性を重んじる」ものでそれ自体は目新しいものではないが、著者の考えの全ての出発点は人の営みや幸福は狩猟採取民の頃から本質的には変わっていないというところであり、そこから本書の主題である遊びが(人間以外も含む)生物にとっていかに本質的であるものかを論じ、理想の教育論、幸福論を導いているところが新しく、そしてとてもおもしろい。

  • nico さん

    子どもは自主的な遊びや異年齢交流によって自己教育力を伸ばすことを、様々な実験や文献を通して主張してる。どちらかというと、公教育批判のほうが内容多い?異年齢で、自主的な遊びを通して学ぶのが理想だし、その方が飛躍的に伸びるというのは分かる。でも現実として学校をどう変えるべきかは考えられてなくて、ただ批判し、現場任せの論調でガッカリしてしまった。文字に興味持たなくてもいい?政治が分からなくてもいい?何度も比較対象として出てくる狩猟採集民と同じように、

  • Naomi さん

    図書館本。狩猟民族の子どもたちは、大人の目から離れた場所で、異年齢で過ごす時間があった。危ないこともその都度覚えてゆく。遊びと学びと生活が、一緒だったんだなぁって感じた。クラブ活動のスポーツと、集まったメンバーで行う草野球や集団遊びは、全く違うものだった。興味深い内容でした(^-^)

  • かいじゅう さん

    刺激的な一冊でした。 親として、教師として考えさせられました。       大人の不安や、子どもをコントロールしたい欲求が肥大化して、子どもたちの豊かな子ども時代が失われてしまってきている。 今の教育の在り方が、子どもの自然な学びにとって、いかに不自然であるか、突き付けられた感じがしました。       クラスの中からだけでなく、より俯瞰的な立場から考えた子ども目線をもつことが大切だと思いました。 「信頼にあふれた」、自由で子どもの自然な学びに近い、子育てや教育について考え、実践していきたいです。

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ピーター・グレイ

ボストン・カレッジ心理学部で1972年〜2002年の間教鞭をとる。現在は研究教授。主な研究分野は、子どもの遊び、自立的な学習、人間の生物学的・文化的進化に果たしている遊びの役割等。米国マサチューセッツ州ノーフォーク在住

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