西蔵漂泊 チベットに潜入した十人の日本人 ヤマケイ文庫

江本嘉伸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635047999
ISBN 10 : 4635047997
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
512p;15

内容詳細

明治から大正、そして太平洋戦争前後にかけて、仏教の経典を求めて、あるいは僧院での修学に、そして国の密命を帯びて、鎖国状態のチベットに密に潜入した十人の日本人がいた。彼らの行動を、新発見の資料と現地を含めた取材で探った異色のドキュメンタリー。当時のチベットの特異性と歴史に翻弄された日本人の稀有な体験が、詳細に綴られる。上下巻の親本二冊が、一冊の文庫に再編集された。

目次 : 序章 ウランバートルの邂逅/ 第1章 帰ってこなかった学僧/ 第2章 『チベット旅行記』の衝撃/ 第3章 世界一周無銭旅行家/ 第4章 大正の玉手箱事件/ 第5章 ダライ・ラマ十三世の寵愛/ 第6章 農業チベットの目撃者/ 第7章 興亜義塾の青春/ 終章 地を這う人

【著者紹介】
江本嘉伸 : 1940年横浜市生まれ。東京外国語大学卒業。ジャーナリスト。南北両側からのエベレスト(チョモランマ)登山取材、北極、中央アジア、チベット横断、黄河源流探検など、辺境・極地の取材多数。地平線会議代表世話人、東京外国語大学山岳会会員、日本山岳会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • BLACK無糖好き さん

    明治から大正、昭和にかけてチベットに潜入した日本人10人(河口慧海、能海寛、寺本婉雅、成田安輝、矢島保治郎、青木文教、多田等観、野元甚蔵、木村肥佐生、西川一三)。仏教者、冒険旅行者、情報員、夫々の立場での活動の記録を、当時の国際情勢とも絡めながら辿る。宗教の探求や政治的な思惑もあるが、本書の基調テーマは"旅と人間"。現代人にはとてもマネできないようなタフな行程を踏破し、チベットでの文化の奥深さを体験する。◆旅は人生に彩りを与えてくれるんだよなぁ。ここ数年すっかり旅に出なくなってしまった^^; 

  • pitch さん

    明治から第二次大戦期までの期間、当時秘境であったチベットに、様々な理由から入った十人の日本人の話。読み終わってみると、チベットについて知らなかったことも多かったし、何より面白く読めたと思うのだけど、読んでる途中は何だかスッキリしなかった。おそらく著者の思い入れが強すぎて、総論なんだか各論なんだか判然としない構成になってるためか。むしろここに出てきた各人の体験記を読みたくなった。

  • Hisatomi Maria Gratia Yuki さん

    強くチベットに行きたいと願った人よりも、最初はたいして興味もなかった人の方が、なぜか長くチベットに滞在することになったのが不思議。そして、同時期にチベットに滞在していた人同士が、なぜか物別れするというのも……。アカデミックな事情がからんで、というのもあるだろうけど、そこがなんとももどかしい。そして立派な先生だと思っていても、やっぱり人間ってそんなに変わらないものなのね、とも思う。

  • 梅子 さん

    かつて命懸けでラサを目指した日本人10人の記録、とはいっても一人一人の出発から帰国までを地道に記すのではなく(それは本人達が自分の著作等で既に記している)、それぞれの旅を連関させ、作者なりに時代背景や彼らの共通点を推測しながら、1つの時代を扱った歴史書のような書き方をしている。その試みは重要だが、まずは本人達が記した記録書を楽しんでから読むのが正解かもしれない。

  • ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね さん

    青木文教、多田等觀、実弟大谷尊由といった関係者を派遣しておきながら、不思議とチベットへの関心が薄かったというのは、大谷光瑞の七不思議の一つかもしれない。西蔵は彼にとって巨の中の小、多の中の一だったのだろうか。それにしても、この本は再構成で読み易くなったということは、上下巻のオリジナルは、よほど読みにくかったのだろうな。

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江本嘉伸

1940年横浜市生まれ。東京外国語大学卒業。ジャーナリスト。南北両側からのエベレスト(チョモランマ)登山取材、北極、中央アジア、チベット横断、黄河源流探検など、辺境・極地の取材多数。地平線会議代表世話人、東京外国語大学山岳会会員、日本山岳会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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