律儀なひと

上生ミカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784199052170
ISBN 10 : 4199052178
フォーマット
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
255p;15

内容詳細

ヨシばあちゃんが死んだ。…はずだった。昨日家族と共に見送ったはずのヨシばあちゃんが、なぜか今、俺(貴雅)の部屋にいる。姿は見えないが間違いなくヨシばあちゃんの声だ。あの世へ旅立つ四十九日を迎えるまでの間に、この世への未練を断ち切るためだとばあちゃんは言うけれど、それなら孫の俺のところじゃなくて子ども達(俺の母親や伯父達)のところに行くだろ、普通。こうしてばあちゃんの魂と俺との同居生活が始まったが、嫌な予感は的中する。気になっている薫ちゃんのことや、会社の同僚たちの相談ごとにまでいちいち口を出すヨシばあちゃんに、俺は今日も振り回されて…。明日も元気になるハートフル小説。

【著者紹介】
上生ミカ : 1971年生まれ。千葉県出身。偶然手にした雑誌の記事で日本エンタメ小説大賞の存在を知り、映像の原作というコンセプトに触発され、小説を書き始める。「四十九日」で日本エンタメ小説大賞(第3回)大賞を受賞。『律儀なひと』は大賞受賞作を改稿・改題したデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • よっち さん

    姿は見えないものの亡くなったばかりのおばあちゃんの声が聴こえるようになった貴雅が、おばあちゃんの叱咤激励に振り回されながらも悩める仕事や恋への向き合い方を変えてゆく物語。仕事では歳下の社員や上司に言いたいことも言えず、気にかけてくれている武田さんにも優柔不断な貴雅。心理としてすごくよく分かるけれど、これじゃおばあちゃんも成仏できないよねと思ってしまうような状況でしたが、自分らしく相手にきちんと向き合えるように努力するようになってゆく貴雅の頑張りはとても好ましいもので、切ないけれど心に響く素敵な物語でした。

  • み さん

    ジャケ読みした作品。じ〜んと、良かったです♪母方の祖母と同じ方言でヨシさんが話すもんで、涙腺が祖母の思い出も含め刺激されちゃいました。温かい空気でした(^-^)

  • めりた@かりた さん

    表紙に惹かれて手に取ったんですが、良かったですねぇ。読後感も極上です。やっぱりこういう優しいお話って色々荒んだ気分の時に読めるとちょっと楽になれる感じです。初めのうちは小山さん面倒くさいなぁって思ってたんですけどね( ´艸`)

  • ねこ さん

    田舎のおばあちゃんの温かさが、丁度今頃の春の陽気のようにポカポカほのぼのと、心の中を温めてくれる、そんな内容です。きっと主人公のような悩みは誰しもが抱えていて、でも大切な人の死の悲しみや、普段の何気ない日常を送れる喜び、美味しいご飯が食べられることの幸せを改めて気づかせてくれます。読んで良かった。

  • skun さん

    あまり目立とうとしない、よく言えば控えめな人にも良いところはある。 ほかの人もそれぞれに個性があり、それは長所でもあり、直すべき点でもあり。 でも、その特徴を否定するのではなく、受け入れると人との接し方が大きくかわる。 ばーちゃんはそれを見守っていてくれる。 とある人もそれを気づいてくれている。 久しぶりに平積みの衝動買いをした本ですが、大当たり。 とっても優しい気持ちにさせてもらいました。 ちょっと飛ばし気味に読んでしまったので、もう一度読み直しをしたいぐらいの作品です。 ★★★★☆

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

上生ミカ

1971年生まれ。千葉県出身。偶然手にした雑誌の記事で日本エンタメ小説大賞の存在を知り、映像の原作というコンセプトに触発され、小説を書き始める。「四十九日」で日本エンタメ小説大賞(第3回)大賞を受賞。『律儀なひと』は大賞受賞作を改稿・改題したデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品