マッシモ・カッチャーリ

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抑止する力 政治神学論

マッシモ・カッチャーリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865030389
ISBN 10 : 4865030387
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
269p;19

内容詳細

世界の終末の手前で作動する、抑止する力としてのカテコーン。キリスト教教父からカール・シュミットにいたるその解釈の系譜に分け入り、歴史的、政治的、神学的な重要性を分析しつつ、果てしない危機をもたらすエピメーテウスの時代の到来を現代人に告げる、戦慄の書。カテコーンの謎が全幅の緊急性のもとで再提起される。

目次◆
第一章:政治神学の問題|第二章:帝国とカテコーン|第三章:エポックとアエウム|第四章:だれがカテコーンなのか|第五章:エクスクルスス――「皇帝のものは皇帝に・・・」|第六章:教会とカテコーン|第七章:敵対する者〔アンティケイメノス〕のノモス|第八章:二つの都市|第九章:大審問官|第十章:エピメーテウスの時代|原典資料(ヴィト・リモーネ編):パウロ/リヨンのエイレーナイオス/テルトゥリアヌス/ヒッポリュトス/オリゲネス/サルディスのメリトン/ペタウ〔プトゥイ〕のウィクトリヌス/アンブロシアステル/ヨハネス・クリュソストモス/ヒッポのアウグスティヌス/キュロスのテオドレトス/モプスエスティアのテオドロス/ヒエロニュムス/カッシオドルス/グロッサ・オルディナリア/モンティエ‐ラン‐デルのアドソ/カルトゥジア会の創設者ブルーノ/フライジングのオットー/ジャン・カルヴァン|訳者解題――カテコーン再考|訳者あとがき

原著:Il potere che frena: Saggio di teologia politica, Adelphi, 2013.

マッシモ・カッチャーリ(Massimo Cacciari):
イタリアの哲学者。専門は美学。1944年6月5日、ヴェネツィアに生まれる。ヴェネツィア建築大学で教鞭を執るかたわら、1976年から1983年まで共産党議員、1993年から2000年までヴェネツィア市長を勤め、その後はヴェネト州議会議員を最後に2003年、政界を引退。同年、聖ラファエル生命健康大学の哲学部学長に就任した。2002年春には初来日を果たしている。単独著の訳書に以下のものがある。『必要なる天使』(柱本元彦訳、人文書院、2002年;原著1986年)、『死後に生きる者たち――〈オーストリアの終焉〉前後のウィーン展望』(上村忠男訳、みすず書房、2013年;原著1980年)。『多島海』(原著1997年)は月曜社より続刊予定。

【著者紹介】
マッシモ・カッチャーリ : イタリアの哲学者。専門は美学。1944年6月5日、ヴェネツィアに生まれる。ヴェネツィア建築大学で教鞭を執るかたわら、1976年から1983年まで共産党議員、1993年から2000年までヴェネツィア市長を勤め、その後はヴェネト州議会議員を最後に2003年、政界を引退。同年、聖ラファエル生命健康大学の哲学部学長に就任した。2002年春には初来日を果たしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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