スティーヴン・ネイフ

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ファン・ゴッホの生涯 下

スティーヴン・ネイフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336060464
ISBN 10 : 4336060460
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
22

内容詳細

画壇を席捲した印象派から距離を置き、弟テオの元を離れ、画家の楽園を打ちたてるべく、ゴッホは南仏へと向う。アルルの“黄色の家”にゴーギャンを招き共同生活を始めるものの、それも長くは続かなかった。そして終焉の地オーヴェルへ―ゴッホの死は果たして自殺だったのか?

目次 : 第3部 フランス時代 1886‐1890(さかしま/ ザンガノ兄弟/ キャッチ・アンド・リリース/ 商魂/ ル・パラドゥ/ 向日葵と夾竹桃/ 詩人の園/ 架空の野蛮人/ 闘争/ 異邦人/ 二つの道/ 真の南仏/ 星月夜/ 孤立者/ 「堕落した子供」/ 庭と麦畑/ 幻影は消え失せる―しかし、崇高なものは残る)

【著者紹介】
スティーヴン・ネイフ : 1977年にハーヴァード・ロー・スクールを卒業。美術雑誌に執筆の傍ら、ナショナル・ギャラリー・オヴ・アートを含む数多くの美術館で講義、プリンストンで美術史を学び、ハーヴァード大学フォグ美術館で卒業制作を行なう。グレゴリー・ホワイト・スミスと共同で、美術やその他を主題に、4冊のニューヨーク・タイムズ・ベストセラーを含む数多くの著書を上梓している。評伝『ジャクソン・ポロック―アメリカン・サーガ』は1991年にピューリッツァー賞を受賞、ナショナル・ブック・アワードのファイナリストとなった

グレゴリー・ホワイト・スミス : 1977年にハーヴァード・ロー・スクールを卒業。コルビー・カレッジで英文学を専攻、ワトソン・フェロウとしてヨーロッパで中世およびルネサンス音楽を研究、ハーヴァード・グリークラブの副指揮者を務めながら、ハーヴァードで卒業制作を行なう。また、二つのTVシリーズを執筆、一つは人間の行動を扱うフィル・ドナヒューの番組、もう一つはアーチボルド・コックスの番組で最高裁と合衆国憲法に関するもの。スティーヴン・ネイフと共同で、美術やその他を主題に、4冊のニューヨーク・タイムズ・ベストセラーを含む数多くの著書を上梓している

松田和也 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ぐうぐう さん

    結局のところ、フィンセント・ファン・ゴッホの生涯とは、テオ・ファン・ゴッホの生涯でもあったのだ。決別と融和、憎悪と恩愛を繰り返した兄弟は、だからこそ、互いが互いを誰よりも理解していることを嫌というほどに知っていた。著者は言う。「テオの虚弱な身体に破滅をもたらせたのはフィンセントの無謀な快楽の追求と誘惑に対する無思慮な降伏であり、そして同じことをテオにも使嗾したことである。彼は自分の弟を殺していたのだーーちょうど父を殺したように」と。(つづく)

  • なおみ703♪ さん

    山田五郎のYouTube『大人の教養講座』で紹介されていたことから、巻末の方の自殺についての考察のところだけ読んでみた。以前は「炎の人ゴッホ」の映画の印象か麦畑でピストルを自身で撃って自殺、という説が強かったようだが、至近距離なのに銃が撃ち抜かれていないこととか、ピストルが見つかってないことなどの矛盾が指摘されて他殺説も出てくるようになった。ここでは、悪党のルネがゴッホを弄っていたことからふざけて撃ったのではないか、という説が紹介されている。カーボーイハットの未成年である。

  • 袖崎いたる さん

    ゴッホの伝記。おっそろしく苦悩する魂が描かれている。ゴッホの描いた絵を見るときの前提知識、いや前提了解として触れておくと、たぶんもう引き返せなくなる。陳腐な言い方をすれば、泣ける。わたしも泣いた。ゴッホの孤独は痛ましく、それは兄弟ともどもが引きずる宿痾。兄フィンセントを援ける弟テオもまた忘れてはならない。フィンセントの狂える手を支えたのは紛れもなくテオなのだから。テオがおのれの社交能力のために犠牲にしてしまったのは兄のように狂えない自分自身のためだったと読める。兄の死後、間を空けずに弟もまた発狂するのだ。

  • らい さん

    発狂した先に見えた澄明。そこから一気に彼を捉えてきた全てのものが一つとなり、モネまでが賞賛した時は慄えた。そしてやはりこれはフィンセントの物語であり、テオの物語でもあるということ。テオがギリギリのところで色んなバランスを取り張り詰めていたことが、フィンセントの死後に一気に崩壊していく様は呆気なかった。とにかく質量ともにヘビーな物語だった。当分彼の絵を見続けるとおもう

  • ゆずこまめ さん

    発作に怯え、狂気の中最後まで画家として努力し愛を求め続けたゴッホが痛々しい。テオが兄の死後すぐに精神のバランスを崩しわずか半年後に亡くなるのは何だろう。兄に全てを捧げて力尽きたのか、兄もまた弟を支えていたのか。ゴッホが後10年長生きしていたら。つい考えてしまう。

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1977年にハーヴァード・ロー・スクールを卒業。美術雑誌に執筆の傍ら、ナショナル・ギャラリー・オヴ・アートを含む数多くの美術館で講義、プリンストンで美術史を学び、ハーヴァード大学フォグ美術館で卒業制作を行なう。グレゴリー・ホワイト・スミスと共同で、美術やその他を主題に、4冊のニューヨーク・タイムズ・

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