乳房の神話学 角川ソフィア文庫

ロミ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044001629
ISBN 10 : 4044001626
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
480p;15

内容詳細

自然の豊饒を象徴するエジプト神話の女神イシス、イヴの裸体に重ねられたキリスト教の罪の概念、19世紀パリの露出趣味、大きさや形に対するコンプレックスと人工器具―。紀元前の昔から、人々は乳房のふくらみに惹かれ、そこに様々なイメージを投影してきた。稀代の趣味人にして大蒐集家ロミが集めた200点を超えるポスター、絵画、カードなどの資料図版を一挙に掲載。あっと驚く表象の歴史をたどる、空前絶後の乳房大全。

目次 : 第1章 歴史をたどり風俗からみた乳房(豊饒なるものの象徴/ 古代神話の恵みの乳房/ ヴィーナスの登場/ 恥じらいのヴィーナス/ 天上のヴィーナスと卑俗なヴィーナス ほか)/ 第2章 文学にみる乳房の強迫観念(古代エジプト/ 『カーマ・スートラ』/ ソロモンの「雅歌」/ アンドレ・デュシェーヌ/ シャルル・エルサン ほか)/ 第3章 乳房用語集

【著者紹介】
ロミ : 本名ロベール・ミケル。1905〜1995。歴史家・小説家・シャンソン研究家・コレクター。「ビザール」誌創刊メンバー。著作は25点に及ぶ

高遠弘美 : 1952年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程修了(フランス文学)。明治大学商学部、同大学院教養デザイン研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Shoji さん

    前半は西洋の女性の胸の膨らみに関する、あらゆる歴史的考証とでも言えばいいかしら。史料をもとに論考しています。後半は訳者による国文学の中で書き表された乳房に関する叙述です。洋の東西を問わず女性の象徴である乳房について真っ向正面から語っている一冊でした。

  • Vakira さん

    もう23年も前に亡くなったフランスの著述家ロベール・ミケル:通称ロミ による乳房礼賛。古くは古代土器から現在にいたる歴史の中で顔を見せる数々の乳房礼賛詩、歌詞、文章、小説の一場面を紹介し乳房の素晴らしさを褒め称える。 1600〜1700年台では乳房礼賛と共に形の良さに傾注しブラジャーの基本の様な物が出来上る。そのころから形を良く見せるためにパッドが発明された。私はブラジャーなんて必要ないわ。って自信を持っている女子は乳房を露わにしたドレスを着ていたらしい。ホウホウとトリビア雑学がまた増えた。

  • 双海(ふたみ) さん

    図版の数もさることながら、引用されている詩歌の多さと言ったら!お目にかかったことのない詩歌ばかりでした(笑)体系的な神話学というよりも、少し専門的な雑学本のような内容。とりあえず詩歌の言葉がきらびやかでした。

  • gtn さん

    乳房にまつわる古今の史実、詩歌、著者の風俗写真等コレクションをこれでもかと紹介され圧倒される。ただし、何の身にもならないのが難点といえば難点。

  • わんにゃん さん

    一気読みして幸せな気分。石川淳の乳房の解説面白いな。私もこれからおっぱいの詩歌を採集しよう。★★★★★

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品