欧州統合、ギリシャに死す

竹森俊平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062729086
ISBN 10 : 4062729083
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
205p;19

内容詳細

ドイツ一極支配の衝撃! ギリシャ危機の正体は何か? これからどうなるのか? 第一人者の経済学者による緊急出版!

第1章 ドイツとフランスを分裂させたギリシャの「毒」
第2章 90年債務不履行国家が、なぜ生き長らえたのか?
第3章 ノー・モア・アルゼンチン・ルール
第4章 真実に目を向けようとしない欧州
第5章 ギリシャ危機は「終わらない危機」

【著者紹介】
竹森俊平 : 慶應義塾大学経済学部教授。専攻は国際経済学。1956年東京都生まれ。1981年慶應義塾大学経済学部卒業、1986年同大学大学院経済学研究科修了、同年米国ロチェスター大学留学。1989年同大学経済学博士号取得。著書に、『経済論戦は甦る』(東洋経済新報社、第4回読売・吉野作造賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    150年前もいまと変わらないギリシャ財政(74頁〜)。経済よりも文化的威厳(94頁〜)。IMFが本当に救済しなければならないのは、対象国の一般国民(131頁)。日本人もいつの日か、IMFのお世話になるときが来るかもしれない。

  • なかりょう さん

    ギリシャをめぐるEUの混迷が、平易な文章で分かり易く解説されています。欧州統合の理念と経済・通貨をどう捉えるのかという、独仏のスタンスの違いが腹落ちしました。コロナやウクライナで霞んでしまいましたが、ギリシャの問題はどうなっているのか、インフレに苦しむ欧州の現状と合わせて調べてみようと思います。

  • mit さん

    ギリシャはオスマン・トルコから独立してからの195年間のうち、90年以上が債務不履行期間であった。外国政府からのソブリン債は、債務不履行に対し強制力のある制裁が出来ないため、返済する金があったら運用に回した方が得なのである。ギリシャの借金の大部分は完済されることなく不履行されたと言ってよい。第二次世界大戦まで欧州列強はギリシャ財政に介入し、強制返済させるという手段を取っていた。粉飾決算によりユーロに参加したギリシャは、借入金利の低下をいいことに借金を膨らませたが、ドイツの嫌う減免以外に返済のあてはない。

  • koji さん

    EU、ユーロにとって、喉に刺さった小骨と思ったギリシャは、欧州統合を破壊するとんでもない時限爆弾であったと改めて感じました。本書は、2015年6〜7月のギリシャ危機回避のマラソン交渉、ギリシャは独立後195年間のうち90年以上が債務不履行期間という歴史、ギリシャのユーロ加盟時の粉飾決算、ギリシャを巡る独仏の深刻な対立を系統立てて背景を深く鋭く論じています。一読の価値があります。ところで本書の題名が秀逸です。Eテイラーの映画「雨の朝パリに死す」を思い出しました。あのデカダンな雰囲気が今の欧州にピッタリです。

  • Humbaba さん

    全員を同時に満足させる解決法というのはなかなかない。ある人を喜ばせようと思えば、別の集団はそれに反発する。だからこそどこを切り捨てるかを考えることがトップに求められる判断力である。結果を見た上で外からであれば様々なことを言えるが、渦中において見えない未来を予想するのはそう簡単ではない。

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