北朝鮮ポップスの世界

英起

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784763407306
ISBN 10 : 4763407309
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
201p;19

商品説明

音楽は音楽
彼らを主人公にした映画『ジャージー・ボーイズ』の大ヒットと、ときを同じくして開催されたフランキー・ヴァリの初来日公演で、日本での知名度も飛躍的に上がったグループのリリースを時系列に検証し、名曲誕生の裏側に迫った評伝。全盛期のみならず、21世紀に入ってからのメンバーのソロ作まで丹念に追いかけている。総ページ数が700近い力作だ。(CDジャーナル Book Review)

(CDジャーナル 2015年 8月号より)

内容詳細

知られざる魅惑の北朝鮮ポップス

推薦 社会学者 毛利嘉孝(東京藝術大学准教授)
21世紀のポップミュージックが生まれるとしたらそれは北朝鮮からだろう。
ポップスが本来持っているヤバさと魅力で混沌とする北朝鮮ポップスの唯一無比のガイド本!


●主な目次●
INTRODUCTION ようこそ、北朝鮮ポップスの世界へ
Chapter1 北朝鮮誕生
Chapter2 金正日の台頭
Chapter3 ポチョンボ電子楽団結成
Chapter4 社会主義の衰退
Chapter5 金正恩の時代

*******************************
「北朝鮮に音楽なんてあるの?」当然北朝鮮にも音楽はあります。
とはいえ、北朝鮮という国が(僕らから見て)少し特殊な国であることは間違いありません。
なので、北朝鮮の音楽も少しだけ(僕らから見て)変わっています。
具体的に言えば、北朝鮮のトップである将軍による「チェック」が入ります。
体制に逆らう音楽を作ることは許されないのです。
「やっぱりそんなの間違っている」「一般の人が作った音楽を聴きたい」
そう思った方もいると思います。ですが、立ち止まって考えてみて下さい。
その音楽が体制を翼賛していることと、その音楽が芸術作品として優れているかは別問題であり、
分けて考えるべきではないでしょうか。(本書「はじめに」より)
*******************************

【著者紹介】
英起 : 1966年大阪生まれの在日コリアン2世。朝鮮総連系の大阪朝鮮高級学校卒業後、関西大学に進み北朝鮮問題に関わり始める。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学。現地から北朝鮮難民「脱北者」の実体を世界にさきがけて発信した。帰国後は、テレビディレクターと活動しながら北朝鮮取材を進めるが、中朝国境での活動が北朝鮮当局の逆鱗に触れ、2度の指名手配を受ける。2010年より北朝鮮情報専門サイト「デイリーNK」の東京支局長に就任

カルロス矢吹 : 宮崎県生まれ。株式会社フードコマ代表。大学在学中より、グラストンベリーなど海外音楽フェスティバルで働き始める。以降、日本と海外を往復しながら、週刊誌記事の執筆やラジオ・TVの構成を開始。コンサート・美術展のプロデュース、コンピレーションCDの編集、日本ボクシングコミッション試合役員業務など、アーティストやアスリートのサポートも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • nnpusnsn1945 さん

    北朝鮮の音楽について論じているが、堅苦しくなく読みやすい。ネットで人気の『攻撃戦だ』は網羅しているが、『金日成将軍の歌』が国歌よりもメジャーなのは知らなかった。覚えやすいのでまさしくプロパガンダ向きである。勿論著者は体制に批判的だが、事情について理解した上で楽しんむことこそ宣伝に対するアンチテーゼになるのだという。的を射ているといえよう。

  • 河村祐介 さん

    北朝鮮の大衆音楽、特に電子化以降はYouTube片手に読まなくてはそのダイナミズムは伝わらないが伝わるとたしかにおもしろい。ただあと一歩欲しかったのは、お国柄無理だろうけど、実際の北朝鮮民衆の受け入れられ方かな。あとは、それしかない北朝鮮の下知の音楽と、日本のポップミュージックで権力やある種の保守に向かうウヨる音楽とは同じ様でいて全く違うつうのがわかってない人多いよなぁと。そことの線引きはある種この本はヒントになるような。

  • toshokan-no-hito さん

    北朝鮮ポップスの奥深さはもとより、音楽を音楽として楽しむという姿勢を忘れていた自分に気がついた。将軍様の芸術センスはなかなかのモノなのだなあと真面目に思います。

  • カリヤカ・ズノリ さん

    高英起氏とカルロス矢吹氏のやり取りが結構面白かった。北朝鮮の音楽情勢が垣間見れて、なかなか興味深かった。

  • 悸村成一 さん

    盲点を突いてくる態の、或る種痛快な本。歌曲のイデオロギーには賛同しない・出来ないが、動画サイトなどで楽曲なり実演を見聞きしたくなる…。図書館本。 113

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品