O KU 内藤礼 | 地上はどんなところだったか

内藤礼

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908062049
ISBN 10 : 4908062048
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
89p;19

内容詳細

地上に存在していることは、それじたい、祝福であるのか。
みずからの問いに、みずから真摯に答えるように作品をつくり続けてきた美術家・内藤礼。この世の聖地をいくつも出現させてきたアーティストに訪れた新しい兆し、それが「ひと」。「ひと」はどこから、何のために地上に生まれてきたのか。そして何を見ようとしているのか。「ひと」が旅をして生まれたものと、その記録。

2013年、ごくわずかな期間にマガジンハウスのウェブマガジン「コロカル」上でのみ公開された内藤礼の映像作品《地上はどんなところだったか》は、きぼうの方にむく《ひと》が、沖縄の村落「奥(おく)」を旅する映像作品です。

[展覧会]内藤礼「信の感情」
2014年11月22日(土)—12月25日(木)
会場:東京都庭園美術館新館ギャラリー1および本館
*会期中、映像作品《地上はどんなところだったか》を特別上映。(計7回・毎週土曜)
著者について
1961年広島県生まれ。美術家。主な個展に、1997年「地上にひとつの場所を」(第47 回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館)、2009 年「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」(神奈川県立近代美術館 鎌倉)、2014年「信の感情」(東京都庭園美術館)。パーマネント作品に、2001 年「このことを」( 家プロジェクト きんざ、直島)、2010年「母型」(豊島美術館)。2011年、「ひと」の制作を開始し、東京、ニューヨーク、ベルリン、沖縄、広島で発表。

編集者・文筆家。出版社勤務を経てフランスに遊学、帰国後フリーランスとなり、翻訳、編集、執筆をおこなう。雑誌媒体をメインに活動。編著に『スマイルフード』(マガジンハウス/ 2000年)、『糸の宝石』(ラトルズ/2009 年)、『パリのすみっこ』(マガジンハウス/ 2010 年)、『きれいな心となんでもできる手』(PHP研究所/2010年)、『Japon vu de l’intérieur』(Editions de Tokyo/2011 年)等。

写真家。沖縄、奄美諸島の島々に住む10 代のポートレイト写真「シマノホホエミ」を発表後、全国の離島を撮り続ける。写真集に『シマノホホエミ』(情報センター出版局/2001年)、『島々』(リトルモア/2004年)、改訂版『シマノホホエミ』(フォイル/2008年)、『BREATHLESS』(フォイル/2012年)、『長野陽一の美味しいポートレイト』(HeHe/2014年)など。国内外で個展やグループ展を開催、国際展にも参加。

【著者紹介】
内藤礼 : 1961年広島県生まれ。美術家

鈴木るみこ : 編集者・文筆家。出版社勤務を経てフランスに進学、帰国後フリーランスとなり、翻訳、編集、執筆をおこなう。雑誌媒体をメインに活動

長野陽一 : 写真家。沖縄、奄美諸島の島々に住む10代のポートレイト写真「シマノホホエミ」を発表後、全国の離島を撮り続ける。国内外で個展やグループ展を開催、国際展にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • アキ さん

    直島「きんざ」・豊島美術館「母型」で小さな白い球形のインスタレーションと白く小さな皿状のもの、白い細い糸とリボンを展示する内藤礼。「地上はどんなところだったか」をテーマに、沖縄の最果ての地、奥への旅を通じて、すべてがすでに与えられているのに、なぜひとは作ろうとするのか、アートはどこからくるのかを問う。「自分の内部の自然をもっとも感じるのは、死へ向かおうとするちからがわたしを超えて現れようとするとき。でも、自分は死のほんとうのことを知らない」沖縄の墓は死者の生き続ける霊魂が永遠に過ごす住居なのだ。

  • kaz さん

    内藤さんのつくる作品の背景をうかがい知ることができた。目には見えなくても、聞こえなくても、この世に確かに存在するなにか。それらのものにこの世に生きてあることはそれ自体で幸福なことである、と伝えられるのか。自我を捨て、それらのものに混じり合い、透明な存在になること。改めて内藤さんの作品を味わいたくなる。沖縄の奥にも行ってみたい。

  • aof さん

    自然を前にするといつもアートってなんだろうと思ってしまう。この美しさには敵わないのに、なんで心が惹かれるアートがあるのかなぁって。 内藤さんは空を見て、空と一つになれないって引き裂かれながらも、地上に生を受けた自分の身体性を感じながら作品に向かってる。すごいミニマムというか、見ているものが繊細で、ちいさいものに焦点が当たってるかんじ。 内藤さんの作品は、いつもざっくりと物を見てしまうわたしに、すっと差し出される眼鏡みたいに思う。気づかず通り過ぎてたけど、こんなに素敵だったんだ!みたいな。

  • 酒井ちゆき さん

    見ることが祈りに似ること

  • 邪馬台国 さん

    沖縄に残る奥という集落を旅した記録。日本のはじっこの奥地にも確かに人は生きていて、それが地球を俯瞰するような視野のアートと結びつくのは興味ふかかった。

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