CD 輸入盤

フーガの技法 シュ・シャオメイ(ピアノ)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACC30308CD
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

底知れぬ深さをもつバッハの『フーガの技法』
ポリフォニック芸術の頂点に真摯に向き合ったシュ・シャオメイ
「ACCENTUS MUSIC」からCD発売!


中国の文化大革命を乗り越えたピアニスト、シュ・シャオメイ。これまで数多くのアルバムがフランスの「MIRARE」レーベルからリリースされ、その卓越したテクニックと表現力、そして鮮烈で知性あふれるバッハの演奏で高く評価されています。
 シュ・シャオメイは、2014年6月21日、ライプツィヒ・バッハ音楽祭に初登場し『ゴルトベルク変奏曲』を演奏。これに先立って2014年2月ライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールで録音された『フーガの技法』が、この度ドイツの映像系レーベル「ACCENTUS MUSIC」から発売となります。
 今回録音された『フーガの技法』は、シュ・シャオメイ自身も「ポリフォニック芸術の頂点」と述べていますが、バッハが最晩年に取り組んだ人間業とは思えぬ作曲技法を取り入れた巨大な音楽であり、多くの演奏家がその最高峰に挑んできました。シュ・シャオメイは、様式を見事に捉えた品格ある音楽、静謐さの中に宿す抜群の説得力で、何度聴いても飽きることのない演奏を作り出しています。(キングインターナショナル)

【プロフィール】
シュ・シャオメイ(朱曉玫、シャオ・メイ・シュとも)は、上海の芸術家の家庭に生まれた中国のピアニスト。彼女は、8歳のときに北京のテレビ放送でリサイタルをおこない、10歳で音楽学校に入学を許可されるなど、幼い頃からピアノの才能を発揮し、将来を嘱望されていました。しかし、17歳のとき、1966年に文化大革命が起きると、上流に属していた彼女の家族は弾圧の対象として離散させられ、彼女自身はその反抗的な態度により、モンゴルの労働キャンプに送られてしまいます。この地で彼女は5年間洗脳プログラムに耐え、さらに隠れてピアノの練習をおこなうという強運にも恵まれ、やがて文化大革命が終結すると中国に戻ってピアノの練習に励むことになります。
 転機が訪れたのは1979年のことでした。中国政府から招かれて同国を訪れていたアイザック・スターンの目にとまった彼女は、渡米を決意し、ロサンジェルスの音楽学校の後援を受けて祖国を後にします。
 アメリカでその技量が高く評価された彼女でしたが、1985年にはパリに移り住み、同地を拠点に世界各地でコンサートをおこなうようになり、現在に至ります。
 彼女のレコーディングはそれほど多くありませんが、海外では高い評価を受けているものが多いようで、中でもフランスのMANDALAレーベルに1990年に録音したゴルトベルク変奏曲は、ディアパゾン誌で5つ星を獲得するという栄誉に浴した名盤として知られていました。

【収録情報】
・J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080

 シュ・シャオメイ(ピアノ)

 録音時期:2014年2月
 録音場所:ライプツィヒ、ゲヴァントハウス・メンデルスゾーン・ザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. Contrapunctus 1
  • 02. Contrapunctus 2
  • 03. Contrapunctus 3
  • 04. Contrapunctus 4
  • 05. Canon Alla Decima in Contrapunto Alla Terza
  • 06. Contrapunctus 5
  • 07. Canon in Hypodiapason
  • 08. Contrapunctus 6
  • 09. Contrapunctus 7
  • 10. Canon Alla Duodecima in Contrapunto Alla Quinta
  • 11. Contrapunctus 8
  • 12. Contrapunctus 9
  • 13. Contrapunctus 10
  • 14. Contrapunctus 11
  • 15. Canon Per Augmentationem in Contrario Motu
  • 16. Contrapunctus 12 Rectus
  • 17. Contrapunctus 12 Inversus
  • 18. Contrapunctus 13 Rectus
  • 19. Contrapunctus 13 Inversus
  • 20. Contrapunctus 14

ユーザーレビュー

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奇をてらう事のない自然な演奏で好感が持て...

投稿日:2014/11/25 (火)

奇をてらう事のない自然な演奏で好感が持てます。バッハ弾きとしてのテクニックは十分で、いいバッハです。タッチは女性的で柔らかく、それが好みの分かれるところでしょう。 総録音時間 72;48。私の知る限りイーヴォ・ジャンセンの72:08に次いで短い時間です。それだけ、もったいぶらずにスッキリ弾いているということ。コントラプンクトゥス11は、5:30です!(いい曲です) グールドはオルガンでコントラプンクトゥス9までスタスタと弾いており、その勢いで最後まで突っ走る演奏を探している私としては満足の1枚でした。(コチシュのCDを愛聴していたのですが、9まではグールド並みの猛スピードなんですが、コントラプンクトゥス11が10分以上で、いつもスキップしていました) フーガの技法が完全にピアニストのレパートリーになった事を感じさせる1枚。お勧めです。重々しいフーガの技法を求める方には向きませんが、最初に聞くならこの演奏は十分楽しめると思います。 でも私は、Total70分を切る、スピード感・躍動感がある演奏を探し続けます。グールドがピアノで全曲録音をしてくれなかった事が、未完であることと並んで実に惜しまれます。(涙)

カイザーリンク さん | 埼玉県 | 不明

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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