未完の敗者 田中角栄

佐高信

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334977801
ISBN 10 : 4334977804
フォーマット
出版社
発行年月
2014年05月
日本
追加情報
:
262p;20

内容詳細

緻密且つ大胆な政治姿勢で「コンピューターつきブルドーザー」と呼ばれた田中は、命を賭けた日中国交正常化交渉で毛沢東、周恩来の心をも動かした。派閥を越え、政敵をも惹きつけた田中角栄の政治手腕、人間力とは!?多くの証言者が語る「秘話」により、もう一つの角栄像が見えてくる!

目次 : 序章 テレビに伸びた母の手/ 第1章 魅力の源泉、三つの宿命(女の中の男/ 吃音者/ 高等小学校卒)/ 第2章 さまざまな田中角栄像(「田中に老婆心あり」と言った保利茂/ 田中に惚れこんだ河野謙三/ 田中擁立で佐藤栄作に絶交された木村武雄 ほか)/ 第3章 角栄伝説の検証(吉田茂、佐藤栄作の系譜にあらず/ 反官僚か、親官僚か/ 民営化という名の会社化に反対 ほか)/ 終章 未完の敗者

【著者紹介】
佐高信 : 1945年山形県生まれ。慶応大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、現在、評論家、「週刊金曜日」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たんたん麺 さん

    『「困っている人を見た時、何でもいいから力になってあげたいという気持ちが湧かないヤツは政治家になるべきではない」と田中はよく言い、それを実践した。「困っている人を見た時」、苦労を知らぬ二世政治家たちは「それは自己責任だ」などと言う。安部晋三を筆頭とするそうした政治家への情けなさから私はこな本を書き始めたのだが、田中は佐藤昭子に対しても無情というか非情になれぬが故に失脚した。しかし、非情となった田中は田中ではないのである。自らも弱い所を持ち、弱い人を思うことによって田中は強くなった』

  • のし さん

    人間的魅力あふれた方でした。この本を読むまで、詳しく知らなかった。地べたから這い上がった根性はとても刺激されます。老婆心を大切にしたい。

  • ぼっこれあんにゃ さん

    ◎様々な文献から田中角栄にまつわるエピソードを集めた本。田中角栄の人間的魅力に圧倒された。田中角栄の唯一の宝物は老婆心。老婆心とは寒い冬にコタツでうたた寝している孫に自分の羽織を脱いでかけてやる心とのこと。自分の支援を断り、結局選挙に落選した候補の奥さんにはいくら助力を申し出ても旦那は来ない人だから、困ったことがあったらあなたが来なさいと落選の翌朝電話をかけたというエピソードが印象深い。今まで、金権政治とかダーティーなイメージに振り回され、避けてきたのが恥ずかしい。素晴らしい政治家です。

  • 農明(ノウミョウ) さん

    田中角栄氏のエピソードを中心に、当時の政治の様子が様々な文献を通して描かれていました。田中角栄氏のダイナミックなものの考え方、あるときは繊細な心、批判を受ける寛大な心、とても心の器の大きな人だったのかと感じました。

  • kabeo さん

    他者との関係、比較から田中角栄のを描写。石川啄木など直接絡んでいなくとも境遇がにている人もかなり紙数を割いているが実像が見えてくる。やはり稀有な人物だ。完成形はどのようになっていたのだろうか。

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佐高信

評論家。1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て執筆活動に入る

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