人類5万年 文明の興亡 なぜ西洋が世界を支配しているのか 下

イアン・モリス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480861283
ISBN 10 : 4480861289
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
444p;20

内容詳細

西洋は常に世界の覇者だったわけではない。5世紀半ばから1200年もの間、アジアは紛れもなく文明の最先端を走っていた。下巻はこの東洋の時代から始まる。ではなぜ中国で産業革命は起こらなかったのか。これまで幾度となく問われてきたこの問いに、著者は大胆で独創的な答えを用意する。そしてあらゆる文明が停滞と衰退を免れないとしたら、何がそれを打ち破る契機となるのかと問い返す。今日の文明世界は次なる革新を迎えることができるのか―。「2103年、西洋文明が終わりを迎える」。その衝撃の未来図を明晰な論理によって導き出す。歴史書の金字塔。

目次 : 2 興亡―文明隆盛と衰退の法則(承前)(東洋の時代/ 世界へ向かう/ 西洋が追いつく/ 西洋の時代)/ 3 未来―歴史が指し示すもの(なぜ西洋が支配しているのか…/ …今のところは)

【著者紹介】
イアン・モリス : スタンフォード大学歴史学教授。1960年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で考古学のPh.D.を取得後、シカゴ大学を経て現職。古代地中海文明における都市の形成についての研究が専門。『人類5万年 文明の興亡―なぜ西洋が世界を支配しているのか』でアメリカ・ペンクラブ賞他、三つの国際図書賞を受賞

北川知子 : 翻訳家。奈良女子大学大学院修士課程(社会学専攻)修了。国立国会図書館勤務を経て、翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    下巻は紀元後を中心に最近までの歴史分析を行い、なぜ西洋が優位に立てたかを言っています。最後には未来予測を書いていますがこれはあくまで予想であって実体はどうなるかは不明であると思います。昔ローマクラブが食糧危機などを叫び、あるいは石油危機で埋蔵量予測しても現在もほとんど変わっていないということはどこかで調整しているということなのでしょう。ただ危機をあおるだけではなく、地道に解決策や新技術で対応していくことが必要なのでしょう。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    下巻は東洋の時代から(表紙見返し)。 最も重要な技術移転は、安価な鋳鉄製の道具(082頁)。 東洋と西洋に異なる道を辿らせたのは地図(119頁)。 地理は西洋に有利で、 西欧からアメリカと、中国からとでは、半分で済んだ。 この違いは大きい。 欧米という言い方は地理的近接から来ているのかもしれない。 アルフレッド・クロスビーは、ヨーロッパ人の生態学的 帝国主義という用語を使っている(166頁)。 歴史家にして地理学者から見えた世界像か。 歴史の原動力は、不安と怠惰と貪欲(170頁)。  

  • ブラックジャケット さん

    隋の文帝は大運河を完成させ、南部の米作地帯を取り込み一大経済圏へ。唐、宋と東洋優位の時代が続く。一方、西洋はローマ後継、ビザンティン、イスラムと分裂に加えモンゴルの膨張、疫病の大流行、いいところなし。しかしルネッサンス、大航海時代と西洋の目覚めは強烈。羅針盤、火薬。紙と優位を保った東洋も産業革命を起こす力はなかった。蒸気機関のイギリスが人類史のトップに立つ。著者のスタンスはユーラシア大陸の東西の対比。イスラム世界もソビエト連邦も西洋。東洋の方が一枚役者が足りない感じ。中国の大成長は新たな歴史観を生む。

  • EnJoeToh さん

    心理歴史学。

  • 犬養三千代 さん

    下巻も興味深い。後進性の優位、後から発展するほうが優位に立つ。そうかなぁ? 最終章は未来の予測だが筆者はいろいろな可能性を提示する。気候変動、飢饉、疫病これに移住と国家の失策が重なれば滅亡が近いかも。内向きになっているヨーロッパ、アメリカを見ていると「夜来たる」まで早いかなぁ。 技術的特異点は2045年らしい。 酵素とDNA分子でつくるマイクロコンピュータが兵士の脳に埋め込まれる日は2020年、この変化についていけない。こんな人類史が高校の教科書だったら良いのにと思う。

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イアン・モリス

スタンフォード大学歴史学教授。1960年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で考古学のPh.D.を取得後、シカゴ大学を経て現職。古代地中海文明における都市の形成についての研究が専門。『人類5万年 文明の興亡―なぜ西洋が世界を支配しているのか』でアメリカ・ペンクラブ賞他、三つの国際図書賞を受賞

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