ヒンデミット(1895-1963)

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SACD 輸入盤

ヴィオラ作品全集第1集〜白鳥を焼く男、葬送音楽、室内音楽第5番、協奏音楽 T.ツィンマーマン、グラーフ&ベルリン・ドイツ響

ヒンデミット(1895-1963)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MYR010
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明


タベア・ツィンマーマン/ヒンデミット:ヴィオラ作品全集第1集
〜ヴィオラと管弦楽のための作品集〜
白鳥を焼く男、葬送音楽、室内音楽第5番、協奏音楽
ハンス・グラーフ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団


ヴィオラの名手、タベア・ツィンマーマンが、自身優れたヴィオラ奏者でもあったパウル・ヒンデミットの全集録音をドイツのミリオス・レーベルでスタート。
 第1弾としてリリースされるのは、ヴィオラと管弦楽のための作品集。個性派エンジニア、シュテファン・カーエンが設立したミリオス(MYRIOS)は、音質にこだわるレーベルだけあって、ベルリンのイエス・キリスト教会でセッションを組んでのレコーディングもきわめて高水準。サラウンドにも対応という手間のかかったハイブリッドSACDでのリリースも嬉しいところです。

【白鳥を焼く男】
ユニークなタイトルをつけられたこの作品は、古い民謡の旋律によるヴィオラと小管弦楽のための協奏曲という体裁をとっています。楽譜のタイトル・ページには、ある吟遊詩人がにぎやかな宴でその音楽を披露。彼が遙かなる地で見つけてきたという音楽には、真面目な歌や楽しい歌、そして踊りのための音楽もあるという具合で、吟遊詩人の表現の仕方によって、その内容には尾鰭が付いたりして面白くなり、さらに前奏が長くなったり、自由な装飾が施されたりもします。こうした中世への幻想が、作曲のきっかけになったというようなことが書かれています。
 作品は、ヴァイオリンとヴィオラを含まないオーケストラと、ヴィオラ独奏の組み合わせによって進行、吟遊詩人の役割を担うヴィオラの表現は雄弁で、民謡からフーガまで盛り込んだヒンデミットの作曲の面白さを堪能させます。各楽章には以下のタイトルが付されています。
 第1楽章:「山と深い谷の間で」
 第2楽章:「さあ、親愛なるリンデンの樹よ」
 第3楽章:変奏曲「あなたは白鳥の肉を焼く人ではありませんね?」

【葬送音楽】
弦楽オーケストラと独奏ヴィオラのための作品。1936年、ヒンデミットは『白鳥を焼く男』英国初演のためロンドンに滞在しますが、初演当日、国王ジョージ5世の崩御により演奏会は中止となってしまいます。しかし、共演予定だったエードリアン・ボールトからの要請もあり、ヒンデミットは、国王ジョージ5世の死を悼む音楽の作曲に取り組みます。ヴィオラならではのしっとりとした嘆き節と、どこかオルガンを思わせる弦楽により哀悼の音楽にふさわしい仕上がりとなった作品で、最後の第4楽章でのバッハのコラール「汝の玉座の前へと我は共に歩まん」の引用も心に残ります。

【室内音楽第5番】
ヒンデミットがヴィオラと管弦楽のために書いた最初の作品で、作曲、初演は、1927年、ヴィオラ独奏がヒンデミット、指揮はクレンペラーという組み合わせ。  曲はバロックの合奏協奏曲のスタイルで書かれ、どこかブランデンブルク協奏曲第6番を思わせる雰囲気もあります。また、第3楽章でバス・クラリネットがヴィオラが提示した滑稽な主題を真似たり、第4楽章では軍隊行進曲の大げさなパロディを展開、引用された軍隊行進曲が、有名なバイエルンの行進曲だったため、ナチスによるヒンデミット攻撃の材料のひとつともなってしまいました。

【協奏音楽】
「ヴィオラと大室内管弦楽のための協奏音楽」Op.48aと題されたこの作品は、一連の「室内音楽」の後に書かれた「協奏音楽」のうちの一曲。作曲・初演は、1930年、ヴィオラ独奏ヒンデミット、指揮はフルトヴェングラーという組み合わせでおこなわれ、初演の後でヒンデミットは改訂作業をおこなっています。具体的には、全6楽章のうち、第4楽章をカットし、第6楽章を別の楽想の音楽に差し替えたというもので、現行版ではその2つの楽章は聴けなかったので、今回、初録音となる初稿版の登場は歓迎されるところです。(HMV)

【収録情報】
ヒンデミット:
・白鳥を焼く男(古い民謡の旋律によるヴィオラと小管弦楽のための協奏曲)
・葬送音楽−弦楽オーケストラと独奏ヴィオラのための
・室内音楽第5番 Op.36-4(ヴィオラと大管弦楽のための協奏曲)
・ヴィオラと大室内管弦楽のための協奏音楽 Op.48a(初稿版:世界初録音)

 タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
 ベルリン・ドイツ交響楽団
 ハンス・グラーフ(指揮)

 録音時期:2012年8月
 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

収録曲   

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