悠々として急げ ゴルフをもっと深く、もっと楽しむ38章 ちくま文庫

中部銀次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480430717
ISBN 10 : 4480430717
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
247p;15

内容詳細

不世出のアマチュア・ゴルファーが、晩年に自らのゴルフ人生を振り返りながら、ゴルフについて思うところを淡々と語った。「つねにミスを想定せよ」「無心の強さ」「飛ばないから勝てる」「欲の弊害」「スイングに絶対の規範などない」などなど、変わらぬ中部イズムが貫かれている。ゴルフがうまくなるとはどういうことか、を常に考え続けた天才の言葉があふれる一冊。

目次 : クラブを1本だけ持って父のラウンドについて歩き、ラフや林の中で振り回していたのが、わたしのゴルフ事始めである/ 大人のような同伴競技者の間で、ほとんど無我霧中だった。それは、自分の世界だけに集中していたことでもある/ ゴルフは経験と熟練がものをいうゲームだといわれるが、ある意味では、経験を積むと次第に思うようにならなくなっていく/ ミスが起こることを想定しないでプレーをするから、ミスが起こったときに心を乱すのではないか。なら、つねにミスを想定せよ/ ボビー・ジョーンズがクラブハウスの前でサイン会に応じたのである。わたしが早速、その列に並んだのは言うまでもない/ 世の中にはニクラウスのようなゴルファーがいる以上、自分は世界を目指すことなど考えてはならない。井の中の蛙でいいのだ、ただ日本国内だけでは人に負けないゴルファーになる/ 中村寅吉さんは言うのである―。「なあ、銀、ゴルフはな、2オン2パットでもパー、3オン1パットでもパー、4オン0パットでも同じパーなんだよ」/ タイトルは2度獲って初めて価値があるのだとすれば、わたしは再度、このタイトルに挑戦しなければならないのである。それで、ゴルフ以外の遊びにも目を向けるようになったのだ/ ゴルフでは練習で培ったショットの精度とは別の、もっと精神の集中から生まれる、何かわからないサムシングが要請されるものらしい/ いつも80パーセントのショットができるように注意するようになった。要するに自分に100点満点は求めない―ということである〔ほか〕

【著者紹介】
中部銀次郎 : 1942‐2001。山口県下関生まれ。甲南大卒。1960年、18歳で日本アマ初出場。62年初優勝、以後64・66・67・74・78年と17年にわたり通算6勝。67年には西日本オープンでプロを斥け優勝。他にも数々のアマタイトルを掌中にし、「プロより強いアマチュア」と称された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • gonta19 さん

    2013/6/13 Amazonより届く。2015/1/9〜1/16久しぶりの中部さんの本。昨年途中から絶不調に陥っていたが、目からウロコな言葉が沢山あった。なんだか復調できそうな気がしてきた。

  • かつおさん さん

    「festina lente」悠々として急げ、なんと絶妙に銀次郎さんのゴルフ哲学を言い表した言葉だろう。ゴルフはスコアを競うゲーム、自分のショットの成功率を知り、自分の実力の範囲内で最も安全で合理的なゴルフ、ゲーム設計をすることが大切。一打をムダにせず最後まで諦めない姿勢はアマチュアゴルファーとしてのプライドであり自分の実力への敬意。ニクラウスの凄さ、彼とのラウンドの話も面白かった。アマチュアは己のハンデキャップでパーを目指せなど当たり前のことなのに忘れていた事を思い出させてくれる。ありがとう銀次郎さん。

  • じゅんじゅん さん

    2002年に発行された単行本の文庫化。 「ゴルフは、ハンディキャップを引いてパーでまわることを目指す。 レベルの違いはあっても、目標はパーなのだ。それがいつも達成できれば、そのときはすでに二割くらいはハンディは縮まっているのである。」  中部銀次郎の言葉は本当に力になります。

  • ぷひぷひぷー さん

    ゴルフをプレーするにあたり筆者が長年の経験で体得した心構えをまとめた一冊。この心構えの多くは仕事や私生活に通じるものだと感じた。遊びなのだから好きにやればいい、でも自分にとって何が1番大事かそれがわかっていれば迷うことはない。「できないことはやらない」とは自分を知らないとわからないし、日頃から自分を見つめていることが必要。 見栄は必要ない。など、自分の心構え次第で結果は大きく変わると改めて思った。

  • モンニャン さん

    初心者なので偉そうな事は言えないけど、考え方もスタイルも、シンプルなのが望ましいのだなぁというのが読後の印象。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

中部銀次郎

1942‐2001。山口県下関生まれ。甲南大卒。1960年、18歳で日本アマ初出場。62年初優勝、以後64・66・67・74・78年と17年にわたり通算6勝。67年には西日本オープンでプロを斥け優勝。他にも数々のアマタイトルを掌中にし、「プロより強いアマチュア」と称された(本データはこの書籍が刊行さ

プロフィール詳細へ

実用・ホビー に関連する商品情報

おすすめの商品