ナサニエル・ホーソーン

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ラパチーニの娘 ナサニエル・ホーソーン短編集

ナサニエル・ホーソーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784775401859
ISBN 10 : 4775401858
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
追加情報
:
222p;19

内容詳細

19世紀のストーリー・テラー、ホーソーンの真面目を伝える珠玉の短編、新訳。

【著者紹介】
ナサニエル・ホーソーン : 1804年7月4日、マサチューセッツ州の港市セイラムに生まれる。1825年公表された最初の作品とされる詩「海」を匿名で『セイラム・ガゼット』紙に発表。1828年処女作『ファンショー』を匿名自費出版。1839〜40年ボストンの税関に勤務する。1846〜49年セイラムの税関に勤務する。1850年長編『緋文字』を出版し、作家としての地歩を確立する。1853〜57年第十四代大統領フランクリン・ピアスによってイギリスのリヴァプール領事に任命される。1860年6月、イギリスより帰国して、コンコードの「ウェイサイド」で暮らす。1864年5月19日、旅行中、ニューハンプシャー州プリマスの宿で死去。コンコードのスリーピー・ホロー墓地に埋葬

阿野文朗 : 1932年、鹿児島県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。アメリカ学術協会協議会(ACLS)特別研究員としてデューク大学とイエール大学で研究。東北大学名誉教授。専攻はアメリカ研究・アメリカ文学。アメリカ=ナサニエル・ホーソーン協会創立会員、日本ナサニエル・ホーソーン協会創立会員、同協会会長(第6代)、同協会顧問。アメリカ現代言語協会終身会員。「七破風の家」社会福祉事業団会員。アメリカで「1996年度“七破風の家”ナサニエル・ホーソーン賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • SIGERU さん

    ホーソーンは、やはり生粋のアメリカ文学者。この短篇集で腑に落ちた。どれほどヨーロッパ文学に私淑しても、新大陸の土壌から生い立つアメリカ気質が、彼の文学のルーツを成しているのは間違いない。まず『ブルフロッグ夫人』。可愛らしく美しい妻との新婚旅行を楽しむ夫。だが、馬車の顛倒事故により、妻のかつらやら厚化粧やらが全て吹っ飛ぶ。次に見出されたのは、妻の衣服を着てはいるが、似ても似つかぬ、悪口雑言を喚き散らす化物のような婆さんだった。あっけらかんとした語り口が、アメリカ伝統の「ほら話」を彷彿させ、明るい笑いを誘う。

  • 二戸・カルピンチョ さん

    恥ずかしながらホーソーンを全く知らず予備知識ゼロで読んだ。古さを感じないのは訳のおかげだったのか、いやそうじゃないよな。言い回しが少々読み辛いが、それも原文の雰囲気や書かれた1800年代を意識してのことだろう。ホーソーン自ら「中間地帯」と表現した不可思議な、でも不確かとは違う感覚。素晴らしい。

  • rinakko さん

    うーむ、面白かった。表題作は大好き。毒薬を研究するラパチーニ博士と、美しい無邪気な娘ベアトリーチェ。彼らの隣人となったジョヴァンニは、恐れを抱きつつ娘に近付きたい思いを止められなかった。やがて2人は、まがい物で輝く庭園の中、日ごと逢瀬を重ねる間柄にはなるが…。毒の扱いが面白い。ラスト、ベアトリーチェの言葉が突き刺さる。読んでみたかった「ウェイクフィールド」、「痣」も頗るよかった。「若いグッドマン・・」は、セイラム村が舞台で実名も出てくる。最後まで読むと、これは本当に怖い話。救いも答えもなく、ぞおっとした。

  • sawa さん

    悪夢的な短編集。007新作にちなんで北村紗衣先生が紹介されていたので読んでみましたが、これは確かに…超納得です。男性の残酷さを女性が糾弾する場面が繰り返し描かれており、作者自身の祖先による魔女狩りへの後ろめたさを感じられるところもあり、フェミニズムの文脈からも興味深かったです。代表作『緋文字』も読まなきゃな〜。

  • 中村椋 さん

    ロリィタノイロォゼの歌詞にラパチーニと出てきたから何ぞやと思い読んでみた。一作目の家出した夫と最後のラパチーニの娘が好み。灰色の読後感

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