カバレフスキー(1904-1987)

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CD 輸入盤

ピアノ協奏曲全集、狂詩曲、幻想曲 コルスティック、A.フランシス&北ドイツ放送フィル(2CD)

カバレフスキー(1904-1987)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
777658
組み枚数
:
1
レーベル
:
Cpo
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

カバレフスキー:ピアノと管弦楽のための作品全集(2CD)

ロシアの作曲家カバレフスキーは、ショスタコーヴィチとほぼ同世代の人ですが、彼は当時のソヴィエト政府とうまく折り合いをつけたため、例の「ジダーノフ批判」もうまくかわし、生涯ソ連の音楽界の重鎮として数多くの名誉を受けた人です。彼の一番の功績は、青少年向け、児童向けの作品を多く書いたことで、あの有名な「運動会の音楽」である『道化師のギャロップ』も彼の作品です。そのため、平易で大衆的な作風と誤解されがちですが、キャッチーなメロディと明確な構成は、聴いていて心地よいものであることは確かです。
 ここでは彼が生涯に渡って書いたピアノ協奏曲を全て収録。ラフマニノフやショスタコーヴィチの影響が感じられる第1番から、独自の作風を切り開いた第2番、彼が力を注いだ「青少年育成のための音楽」である第3番、スネアドラムが炸裂する第4番と、あのギレリスの伝説的爆演で知られる『シューベルトの幻想曲、カバレフスキー編』、そしていかにもカバレフスキーらしい『狂詩曲』。コルスティックの超真面目な演奏が曲の真価を引き出しています。(cpo)

【収録情報】
CD1
・カバレフスキー:ピアノ協奏曲第1番イ短調 Op.9
・カバレフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.23
CD2
・カバレフスキー:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.50
・シューベルト/カバレフスキー編:幻想曲ヘ短調 D.940
・カバレフスキー:歌曲『学生時代』の主題による狂詩曲 Op.75
・カバレフスキー:ピアノ協奏曲第4番 Op.99『プラハ』

 ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
 ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
 アラン・フランシス(指揮)

 録音時期:2010年3月22-26日、10月4-8日
 録音場所:ハノーファー、NDRゼンテザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. Piano Concertos 1-4 - Michael Korstick/Ndr Radiophilharmonie
  • 02. Fantasy After Schubert D 940 - Michael Korstick/Ndr Radiophilharmonie
  • 03. Rhapsody Op. 75 - Michael Korstick/Ndr Radiophilharmonie

総合評価

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生年1904年、没年1987年。ソ連で活躍した作...

投稿日:2021/03/09 (火)

生年1904年、没年1987年。ソ連で活躍した作曲家、ドミトリ・カバレフスキー。しかし、彼の作曲家としての功績に関する国際的な評価は十分とはいいがたい。簡単な指標として、彼の作品の録音機会を考えてみても、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフといった人たちに比べて、圧倒的に少ない。もちろん、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフでは「比べる相手が悪い」とおっしゃる方もいるだろう。ある面ではその通り。彼らに比べて、カバレフスキーの作風は保守的で、斬新さに足りないところがあり、作品の量的ヴォリュームでも劣っているだろう。しかし、だからといって軽んじてはいけない。聴いてみると、カバレフスキーには、カバレフスキーなりの「面白さ」が横溢しているのだ。そして、そんな面白さをストレートに伝えてくれるアルバム。それが当盤。ドイツのピアニストで、ベートーヴェン演奏に定評のあるコルスティックによるピアノ協奏曲全集だ。 「ベートーヴェン演奏に定評のある」と書いたが、私にはコルスティックのベートーヴェンは、ややメタリックで光沢がありすぎるところがあって、そこまで好きではない。その一方で、このカバレフスキーの楽曲は、コルスティックのスタイルにドンピシャ!明るくて、ノリがよくて、リズム感に鋭い。中でも協奏曲第2番、第1楽章の圧巻のカデンツァは、最高の聴きどころだ。叙情的な第1番、牧歌的な第3番、瀟洒な第4番と、楽曲の個性を踏まえながら、軽やかに鋭く、スピーディーに弾きこなす彼のピアノは、いつだってキラキラと輝いていて、これらの楽曲を最高に魅力的な形でプレゼンテーションしてくれる。パーカッションや木管とのスリリングな応答も最高。まさに「演奏が楽曲を活かす」好事例だ。 シューベルトの4手のための名品「幻想曲」をアレンジしたものも、他では聴く機会のほとんどない貴重なモノ。メロディアスな狂詩曲も収録されていて、カバレフスキー入門にも絶好のアイテムとなっています。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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3番の協奏曲は平易な曲ながら聞きごたえが...

投稿日:2018/03/05 (月)

3番の協奏曲は平易な曲ながら聞きごたえがあった。2番はCDの解説書によると 成功作とかかれているが、ピアノの扱い方、1楽章の出だしはラフマニノフの3番によく似ているが大分見劣りする内容に聞こえる。1番はさらに落ちる。4番は断片的作品。他の小品は楽しめた。

プリン さん | 奈良県 | 不明

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大衆的でわかりやすいと評される作曲者です...

投稿日:2016/08/02 (火)

大衆的でわかりやすいと評される作曲者ですが、ピアノ協奏曲第2〜3番は奥深いと思います。子供のための音楽を多く作った作曲家でもあり、わかりやすい曲です。しかしそれとともに神々しいばかりの雰囲気が漂うピアノ協奏曲と感じます。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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