快楽亭ブラック (二代目)

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立川談志の正体 愛憎相克的落語家師弟論

快楽亭ブラック (二代目)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779117572
ISBN 10 : 4779117577
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
187p;19

商品説明

談志が死んだ!
落語への想い。師への入門。師のスゴイところ、セコイところ。師の取り巻き連中。師とお金等、「落語家・立川談志」の核心をブラックが切っ先スルドク突く。
立川談志、2011年11月21日死去。版元各社は早速追悼本の準備を始めたという。漏れ聞くところでは、最大手K社は立川流の弟子で小説も書ける落語家Dが書くらしい。間違いなく大半は礼讃本になるだろう。しかし、それでは落語家にとってシャレにならない。様々な事情で立川流を「除籍」となり、その後はフリーで落語家を続ける快楽亭ブラック。本書では、師弟のあいだであったことのほとんどを開陳し、さらに「談志論」にまで至る。

内容詳細

落語への想い。談志師への入門。師のスゴイとこ、セコイとこ。師の取り巻き連中。師とお金等。「落語家・立川談志」を鋭利な切っ先でスルドク剔抉し、さらに「談志論」にまで至る。

目次 : 一之席(とにかくお金が大好き!/ 談志に弟子入り/ 談志との再会/ 落語立川流の創立 ほか)/ 二之席(さらば立川流/ 家元の落語/ 家元と弟子/ 円楽と柳朝 ほか)

【著者紹介】
快楽亭ブラック : 1952年東京都町田市生まれ。本名・福田秀文。二代目快楽亭ブラックの襲名まで16回改名。1969年立川談志に入門、立川ワシントン。1972年破門、桂三枝門下へ移籍、ジョニー三ノ介で活動。数カ月で桂三ノ介と改名。1979年談志門下に戻る。同年11月立川談トンで二ツ目昇進。1992年二代目快楽亭ブラックを襲名し、真打昇進。2000年芸術祭優秀賞受賞(「英國密航」「道具屋」)。2005年6月28日落語立川流を自主退会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」 さん

    これはお勧め。談志門下生が談志を書いた本は数あれど、これは唯一談志に対する幻想が無い一冊。相手が立川談志じゃなければ暴露本である。談志やその周辺への悪口が続く中(もちろん面白い)、139ページの章『家元の落語』に差し掛かるとすごい熱量が帯びる。天才伝説を覆す様な批判をしながらも、著者が落語家談志を愛してるのが伝わって来る。見事な談志論である。それにしても著者は立川キウイが本当に嫌いみたいだ(笑)。

  • ウィズ さん

    再読です。赤めだか、談志が死んだが師匠にたいする愛情を描いた本の最高傑作と思っていますが、この本は談志師匠の裏(別に師匠は隠してませんが)の顔を描いた最高傑作だと思います。

  • kera1019 さん

    談志師匠の事を神として崇拝してる人の本も談志師匠を毛嫌いして存在を否定するような文章も「またか…」とガッカリすることが多いんですが、リアルな談志師匠を書き、その芸を正しく評価する姿勢はさすが。ブラック師匠の落語もそうですが、お客さんが喜んでくれるなら「何でも言ってまえー」というサービス精神にはただただ敬服します。談志師匠に対する愛情が深い故に語られる言葉が力強くて談志師匠の芸評も説得力がありました。

  • 姉勤 さん

    「落語は業の肯定である」といった立川流家元の演る『芝浜』は、業の否定である、と喝破するブラック師、さすがである。 ことさら死後、美化もしくは神格化される立川談志に、冷や水を浴びせるというか、代わりに人間宣言してしまう洒落っ気。師を慕う愛情があればこそ。元一門というギリギリの立場でこそ。 下ネタ,差別,タブーを根多にするキワモノ落語家で括られる事の多いブラック師だが、古典も上方落語もきっちり上手い。 噺家さんの本は、噺が上手いと文章もいいんだよね。 ただ、『キウイ調べ』を載せたのは野暮だなあ...

  • 壱萬弐仟縁 さん

    談慶師匠の師匠談志。二番弟子は談奈氏(21ページ)。談慶氏のツイッターで拝見したことも。中盤に下ネタ関係もあることはある。書くことはできないような活字とだけ書いておく。3.11の震災ネタはさすがに、笑えないと思えるが(102ページ)。震災にあって被災者を笑いで慰問することはなかなかできたことではないが、いつまでも沈んでばかりでは生きられない。だから、落語家の社会貢献とは、被災者を励ますことだと思える。それ以外に、不況で皺寄せされる非正規雇用者の不機嫌さも落語家のユーモアに励まされるが。笑いあっての人生か。

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