CD 輸入盤

後期ピアノ作品集 ハフ

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDA67764
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

英国の名手ハフから「ピアノの詩人」へのメッセージ。
美しく深くロマンティックなショパンの世界。


才気あふれる世界的な名ピアニストたちが集うピアノ王国「ハイペリオン」の三羽烏、アムラン、ヒューイット、そしてハフ。原点回帰のラフマニノフやリサイタル・プログラムでの凄演、またRPCシリーズ第50集のソリストという大役を担うなど目下絶好調のスティーヴン・ハフが贈るショパン生誕200周年記念盤は、後期のピアノ作品集!
 39年間という短い生涯の中で、まるで魔法のように次々と珠玉のピアノ作品を生み出していったショパン。「ピアノ・ソナタ第3番」や「幻想ポロネーズ」、「舟歌」、青年期からの作風の変化が刻まれた「夜想曲」や「マズルカ」には一歩一歩、しかし確実に生涯の終焉へと向かっていたショパン晩年の成熟した手法によって生まれた美しくも深い世界が広がっています。
 これはピアノの詩人の音楽と、英国の名手の底知れぬテクニック、豊かな想像力のコラボレーション。スティーヴン・ハフが本当にロマンティックなショパンを聴かせてくれます。(東京エムプラス)

【収録情報】
ショパン:
・舟歌嬰ヘ長調Op.60
・マズルカ ヘ短調Op.63-2
・マズルカ ト短調Op.67-2
・マズルカ 嬰ハ短調Op.63-3
・マズルカ ヘ短調Op.68-4
・幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
・夜想曲ロ長調Op.62-1
・夜想曲ホ長調Op.62-2
・ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
・子守歌変ニ長調Op.57
 スティーヴン・ハフ(ピアノ)

 録音時期:2009年5月
 録音場所:ブリストル、ブランドン・ヒル、セント・ジョージ教会
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

  • 01. Barcarolle in F Sharp Major Op 60
  • 02. Mazurka in F minor Op 63 No 2
  • 03. Mazurka in A minor Op 67 No 4
  • 04. Mazurka in C Sharp minor Op 63 No 3
  • 05. Mazurka in F minor Op 68 No 4
  • 06. Polonaise-Fantasy in a Flat Major Op 61
  • 07. Nocturne in B Major Op 62 No 1
  • 08. Nocturne in E Major Op 62 No 2
  • 09. Allegro Maestoso (Piano Sonata No 3 in B minor Op 58)
  • 10. Scherzo: Molto Vivace
  • 11. Largo
  • 12. Finale: Presto Non Tanto
  • 13. Berceuse in D Flat Major Op 57

ユーザーレビュー

総合評価

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難しい事は殆どわからない主観的な素人なが...

投稿日:2020/08/16 (日)

難しい事は殆どわからない主観的な素人ながら、ハフの高い技巧は認めつつも、演奏内容には今一つしっくり来るものがありません。 ショパンが短い生涯の晩年に残した珠玉の作品群を余りにあっさりと弾き過ぎており、例えば、ツィメルマン やポリーニ(若い30歳代の初回録音)の盤に比べると、舟歌や幻想ポロネーズの冒頭から音に深みと抑揚、余韻が薄く、最後まで緊張感を持って聴くのが正直辛いと思いました。 これが現代風の演奏と言うならば、ショパンを数多く聴いて来たピアノ好きの方々には興味深いかも知れませんが、後期作品のファーストチョイス盤にはなり得ないと感じます。

ギマロ さん | 東京都 | 不明

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 S.ハフのピアニズムは,ロルティエなど...

投稿日:2011/04/10 (日)

 S.ハフのピアニズムは,ロルティエなどとは比較にならない高みにあることは,過去の彼の多くの録音やライヴで明らか。真のヴィルトゥオーゾとは彼のためにある賛辞であるようにも思われる。(ちなみに,ピアノを長年弾き,多くのピアニストの演奏を聴いてきた小生にとっては,ロルティエは「弾けない」ピアニストの一人に過ぎない。)このアルバムは,その彼としても未踏の沃野を開拓してくれるのではないか,との絶大な期待を抱かせるに十分な内容である。しかし,またもH氏の高踏的・高尚なレビューが付されていて,購入を躊躇してしまう。そして,必ずいる,グループと思われる4人程度の同調者・・・。強くお願いしたい。購入者を戸惑わせるような,購入を検討する際却って邪魔になる,小生のような浅学者に理解困難なレビューはやめてほしい。そのような感想は,自らのブログなどで思う存分やってもらえばいい。そのため,★一つ減点とする。

Abbadian さん | 東京都 | 不明

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ショパンが創作不能に陥る前の、その前人未...

投稿日:2010/04/28 (水)

ショパンが創作不能に陥る前の、その前人未踏の音世界に、崩落の予兆が不気味に黙示する、実に危うい時期の「後期」作品集。20世紀には、ショパンにまとわりつく「甘さ」や「雰囲気」を徹底的に廃し、遅いテンポで、無骨なまでの音の構築で勝負したピーター・ケイティンの決定的ともいえる名録音があった。私個人として、これほど真摯で、音の構築のみで勝負したショパンが今後出現するだろうか?と思っていたのだが、さすがハフは凄かった。ハフの右手と左手の技巧はかなり違う。そのため、他のバランスの取れたモダニズム的な超絶技巧とは異なる、まるで2つの超絶技巧的な意志が絡み合う、このピアニスト以外には不可能な他の誰とも異なる音世界を聴くことができる。様式への冷徹なまでの眼差し、過去カツァリス以外では聴くことが難しかったズレの領域まで精密にコントロールされた恐るべき技術の高さ、さらにショパンを「聴かせる」というスタンスとは異なる作曲家の視点で「構造を鳴らす」というハフ独特のピアニズム。さらにはハフ以外では絶対に聴けない独特の時間感覚。すべてが前人未到の領域に足を踏み入れているとして過言では無い。今、音楽はモダニズムから離れて「本質を模索する時代」に入り始めているように思う。20世紀後半から21世紀最初の10年に顕著だった、音楽が持つ様々な特徴を、物欲に導かれるかの如く響かせる時代は終わろうとしてることは間違いないと思う。音楽も時代とシンクロしていることは当然のことだ。「モダニズム」も当初「モダニズム」とは何かを模索したように、「本質」とは何か、それを模索する音楽は今後増えていくだろう。ハフは現在その最先端を行く音楽家に間違いない。「ショパンとは何か?何がショパンなのか?」それを見極め、問いかけようとする現在最も先鋭的な解答の一つ。これは本当に凄い。

ひのき饅頭 さん | 愛媛県 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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