CD 輸入盤

オルガン作品集 サイモン・プレストン(14CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4778628
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

バッハ:オルガン作品全集
名手プレストンの定評ある演奏がお買得に!


CD14枚から成る当セットには、バッハのオルガン曲の主要なものがほぼ網羅されており、演奏・音質ともに高水準なものとして、バッハのオルガン曲全集のスタンダードともいうべき存在となっています。

【バッハのオルガン曲】
バッハの創作の中でも非常に重要な位置を占めるのがオルガン曲のジャンル。バッハ自身がオルガンの名手であり、さらにオルガンを弾き、曲を書くことが仕事でもあったことから、教会用に書かれたコラールに基づくコラール前奏曲や、自由な素材に基づく前奏曲とフーガ、幻想曲、トッカータとフーガといったスタイルの作品が数多く作曲されました。
 教会での礼拝の際、唱和されるコラールの前に演奏される目的で書かれた「コラール前奏曲」は、元素材が敬虔なコラールであることから美しいものが多く、バッハの内なる声の反映された名曲が多いのが特徴。
 一方、前奏曲とフーガや、幻想曲、トッカータとフーガといった自由な素材に基づく作品は、オルガニストとして有名だったバッハがその腕前を披露する目的も含めて書かれたケースが多く、ペダルの低音も駆使した荘厳なサウンドから輝かしい高音まで、幅広い表現が追求されている名曲が多いのが特徴です。

【厳格な完全主義者プレストン】
演奏のサイモン・プレストンは、1938年、ボーンマスに生まれたイギリスのオルガニスト。彼の音楽的キャリアは、ケンブリッジ・キングス・カレッジの聖歌隊員から始まります。やがて聖歌隊で一緒だったオルガニストの演奏に興味を持つようになり、その後、王立音楽アカデミーで本格的にオルガンを学ぶこととなります。
 オルガンの修士となったプレストンは、ウェストミンスター大聖堂を皮切りに、セント・オーバン修道院、オックスフォード・キリスト教会などでオルガニストを務めます。  厳格な完全主義者としても知られるプレストンは、近現代作品や各地のオルガンに精通した豊富なレジストレーションに関する知識と技術も持ち合わせており、メシアンやヒンデミット、リスト、ロイプケ、そしてヴィドールといった多彩な様式で書かれた作品でも見事な演奏を聴かせてきました。
 そのゆるぎないテクニックと音色へのセンスは、国際的にも高い評価を獲得することとなります。ドイツ・グラモフォンが、ヴァルヒャ以来となる新たなオルガン作品全集の演奏者に彼を選んだのも、その弾き崩しのない厳格なスタイルを評価してのことだったのでしょう。
 当セットで聴ける演奏は、どれも磨きぬかれたテクニックと色彩豊かなサウンドが素晴らしいものばかりで、妙な崩しや技術的不安の皆無な演奏は、何度聴いても飽きることがありません。実に完成度の高いセットです。
 
【収録情報】
J.S.バッハ:オルガン作品集
CD1
・トリオ・ソナタ第1〜6番BWV.525〜30
CD2
・前奏曲とフーガBWV.531、533〜36、539、541
・幻想曲とフーガBWV.537
・トッカータとフーガBWV.538『ドリア調』
CD3
・トッカータとフーガBWV.540
・幻想曲とフーガBWV.542
・前奏曲とフーガBWV.543〜46
・ペダル練習曲BWV.598
CD4
・前奏曲とフーガBWV.547〜51
・幻想曲BWV.562
・幻想曲BWV.563
・トッカータ、アダージョとフーガBWV.564
CD5
・トッカータとフーガBWV.565
・トッカータとフーガBWV.566
・前奏曲とフーガBWV.532
・パストラーレBWV.590
・前奏曲BWV.568
・前奏曲BWV.569
・幻想曲BWV.570
・幻想曲BWV.572
CD6
・フーガBWV.574
・フーガBWV.575
・フーガBWV.577
・フーガBWV.579
・パッサカリアとフーガBWV.582
・トリオBWV.583
・トリオBWV.586
・アリアBWV.587
・カンツォーナBWV.588
・アラ・ブレーヴェBWV.589
CD7
・オルガン協奏曲集BWV.592〜96
CD8
・オルガン小曲集BWV.599〜644
CD9
・シュープラー・コラール集
・ライプツィヒ・コラール集
CD10
・ライプツィヒ・コラール集
・クラヴィーア練習曲集第3部
CD11
・クラヴィーア練習曲集第3部
・デュエット集BWV.802〜5
・フーガBWV.552
CD12
・キルンベルガー・コラールBWV.690〜713
・オルガン・コラール編曲集〜BWV.714〜18
CD13
・オルガン・コラール編曲集〜BWV.721〜24、726〜39、741、753、764
・おお、穢れなき神の子羊BWV.618
CD14
・コラール・パルティータ集BWV.766〜68、770
・カノン変奏曲BWV.769

 サイモン・プレストン(オルガン)

 録音時期:1988〜2000年
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Trio Sonatas Nos.1 - 6, BWV 525 - 530

ディスク   2

  • 01. Preludes & Fugues, BWV 531, 533 - 536, 539 & 541; Fantasia & Fugue, BWV 537; Toccata & Fugue, BWV 538 "Dorian"

すべての収録曲を見る >

総合評価

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一月前に購入して、今ディスク9を聴き終え...

投稿日:2013/06/07 (金)

一月前に購入して、今ディスク9を聴き終えたところ。2〜3日に1枚ずつ聴いてきた。まだ残り5枚あるが、大好きなトリオソナタ、オルゲルビュヒライン、シューブラーコラール等を聴き終えたところでレビュー書いておく。正直なところ上記の作品については好きになれない演奏だ。勿論素晴らしい演奏の曲もある。ただ今聴いたばかりのシューブラーコラールはLP時代にハンス・オットー(DENON))でずっと親しんできたし、オルゲルビュヒラインはハンセン(DENON)の2枚組で磨り減るほど聴き込んできた。トリオソナタは20年以上ダニエル・コルゼンパ(フィリップス)の2枚組CDが愛聴盤だ。それら頭にこびり付いた演奏とは大きく異なるプレストンはどうもいただけない。なによりもオルガンの音がここまで違うのかと愕然とする。ただ良い演奏も多々あるので、(残り5枚もいずれ聴くが)聴き終えた段階で★★★とします。

johnbach さん | 東京都 | 不明

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マリナーやピノックら英国の音楽家たちが全...

投稿日:2010/02/09 (火)

マリナーやピノックら英国の音楽家たちが全幅の信頼を置くサイモン・プレストン。それもそのはず、彼はウエストミンスター大聖堂やオックスフォード・キリスト教会といった英国の名門での要職を歴任しているのだから当然だろう。 古楽にあまり詳しくない人には、映画「アマデウス」でモーツァルトやサリエリの鍵盤楽器の独奏を代演したのがこのプレストンだといえば、より身近に感じられるかもしれない。例のサリエリが皇帝に献上したモーツァルト歓迎のマーチが、いつのまにか「もう飛ぶまいぞこの蝶々」になってしまうヤツもこのプレストンの演奏である。 そのプレストンが満を持してリリースしたこのバッハのオルガン曲全集は、最近の古楽研究の成果を取り入れ「多彩な装飾音の追加」「ノン・レガート奏法」を積極的に行い、バッハの名曲を生き生きと再現している。その一方で「オルゲルビュッヒライン」や「シュープラー・コラール集」などでは演奏にしみじみとした深みを感じさせる。 なお、オリジナルのボックスセットは、録音に使用された数々のイギリスの名オルガンの写真と図解を掲載したブックレットが同梱されており、さながら「(演奏例つき)英国名オルガン事典」といった趣もあった。ちなみにマリナー/ASMFらの収録で有名なスミス・スクエアの聖ヨハネ教会のオルガンも録音に使用されており、写真と図解で見ることができた。

日向 爽 さん | 東京都 | 不明

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現代的な響きのバッハ。レジストレーション...

投稿日:2006/06/10 (土)

現代的な響きのバッハ。レジストレーション、アーティキュレーション共に素晴らしい。それに上手い! 持っていて損はない全集だと思います!

Wundarbar さん | Chiba | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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