ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)

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CD 輸入盤

交響曲第2番『ロンドン』1913年原典版 リチャード・ヒコックス&ロンドン交響楽団

ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CHAN9902
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD

商品説明

世界初録音!
1913年原典版によるヴォーン=ウィリアムズ:ロンドン交響曲、
リチャード・ヒコックス指揮ロンドン交響楽団
「ロンドン交響曲」はロンドンの街を交響詩風に描いたヴォーン=ウィリアムズの代表作のひとつ。冒頭の、夜明けのテムズ川の描写、ビッグ・ベンの鐘の音、活気ある街の風景、失業者たちの行進などなど、ロンドンの多様な風景が巧みに音化されてこの交響曲に織り込まれていることはファンならご存じの通り。
だが、この曲には版が3つ存在。1913年の初版、1920年改訂版、1930年再改訂版があり、現在普通に演奏されているのが30年の最終改訂版。これまで多くあるこの曲のレコーディングはすべて最終改訂版によっている。
大英博物館に初版のスコアが保管されていることを知ったCHANDOSレーベル総帥ブライアン・カズンズは、作曲者の未亡人アーシュラ女史と交渉、結果CHANDOSにのみ録音権が与えられた。リチャード・ヒコックスとロンドン交響楽団を起用することもその条件に含まれた。今後この版が再録音されることは、他のレーベルでは全くあり得ないことになる。さらにヒコックスといえども実演で演奏することは禁止されている。したがって今回のオリジナル・ヴァージョンは大変に貴重なものということが出来、今月の海外音楽雑誌各誌にセンセーショナルに扱われているのもうなずける。

「ロンドン交響曲」の秘められた20分

3つの版で終始一貫して改訂されなかったのは第1楽章のみ。他は大幅なカットと改訂により、最終版は演奏時間40分程度。1913年オリジナル版は今回60分を越えているので、実に1/3もの部分が消えてなくなっていることになる。
改訂により失われた部分が復活し、この作品がロマン派の気分に満ちた重厚長大な風貌の作品だったということが初めて明らかになる、センセーショナルなディスクの登場!
Chandosの資料によると、1913年初版の完全な形での全曲演奏は作曲者本人も存命中おそらく耳にしていなかった、とされている。
ヴォーン=ウィリアムズの評伝に、新たなページが書き加えられようとしている――。
バターワース:青柳の堤も収録。

収録曲   

クラシック曲目

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  • Ralph Vaughan Williams (1872 - 1958)
    Symphony no 2 "London"
    演奏者 :

    指揮者 :
    Hickox, Richard
    楽団  :
    London Symphony Orchestra
    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1913/1920, England
    • 言語 :
    • 時間 : 61:19
    • 録音場所 : 12/2000, All Saints' Church, Tooting, England [Studio]
  • George Butterworth (1885 - 1916)
    Banks of Green Willow
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Tone Poem
    • 作曲/編集場所 : 1913, England
    • 言語 :
    • 時間 : 6:15
    • 録音場所 : 12/2000, All Saints' Church, Tooting, England [Studio]

総合評価

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RVWの”ロンドン交響曲”ディスクにバター...

投稿日:2017/11/25 (土)

RVWの”ロンドン交響曲”ディスクにバターワースの”青柳の堤”が併録されている それは二人が民謡蒐集を通して親友であり はじめ交響詩だった”ロンドン”が交響曲へと発展するに進言と手助けをしたのがバターワースだったからである 両曲とも1913年の作と記録されている 幾度となく改訂した”ロンドン交響曲”の原典版収録に際し 楽曲成立に関与し間も無くして従軍した戦地で帰らぬ人となったバターワースの牧歌を”ロンドン”の前に掲げたヒコックスの心意気に共感する そしてヒコックスもこのシャンドス盤全集を完成できずこの世を去ったのは天命の皮肉だろうか 改めていい演奏だなと感じ入ると同時に芸術家の行く手を無常にも断ち切る死神に慨嘆する しかし音楽は残った 大小の違いはあろうとも飛び去った作曲家の震える魂が描き残した航跡をわたしたちは慥かに見た この事実は今日が確かにあったことを思い知らせ 明日を生きる希望の透視図を描かせてくれる 人は消え去れど芸術は死なず この儚き命尽きるまで夢見る生を全うしたいとしみじみ思わせてくれる音楽なのだ お聴きになっては如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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ヴォーン・ウイリアムズなんて馬鹿にしてい...

投稿日:2010/09/26 (日)

ヴォーン・ウイリアムズなんて馬鹿にしていたけどじっくり聞き込んでみるとなかなかいいものです。とにかく美しい。美しいメロデーがあるわけでは無く、雰囲気が美しい。作曲者自身、このロンドン交響曲が一番のお気に入りだったとか。ならば他の曲は期待薄だが、とにかくこの演奏は良い。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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原典版というのも貴重だが、演奏自体も極め...

投稿日:2009/06/09 (火)

原典版というのも貴重だが、演奏自体も極めて美しい。こんなに楽しくまた詩情溢れる演奏も珍しいのではないか。ヒコックスのヴォーン・ウィリアムズの中では、第4番も(トムソンの名盤に比べると響きがやや固く、スケールも小さいが)、弦の勢いのある歌が素晴らしく名演だが、この第2番はその4番を凌ぐヒコックスの最高傑作だと思う。

絢音 さん | 千葉県柏市 | 不明

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