あの皇紀二千六百年奉祝曲が待望の最新録音で!
フンガロトン社が今上天皇に献上の品、
日本が旧憲法時代に世界の作曲家に依頼した幻の名曲、
ヴェレシュの交響曲第1番
1940年の皇紀二千六百年のために、R.シュトラウス、イベール、ピツェッティらの作品とともに捧げられたハンガリーのヴェレシュ(1907-1992)の交響曲が最新録音で登場。
この曲には、橋本国彦指揮紀元二千六百年奉祝交響楽団によるSP録音が残っていたというものの、実際の演奏やその後のレコーディングは、なぜか半世紀以上一度もおこなわれることがありませんでした。
日本に捧げられているとは言え、特にそうした色彩は感じられませんが、旋律自体はなかなか魅力的。
このアルバムは昨年天皇皇后両陛下がハンガリーを訪問した際、Hungaroton社がじかにプレゼントしたことで話題にもなった宮内省御用達品と申せましょう。ちなみに本年は皇紀二千六百六十三年にあたります。
シャーンドル・ヴェレシュ:
@交響曲第1 番「皇紀二千六百年に捧ぐ」(1940)
A弦楽のための4つのトランシルヴェニア舞曲(1949)
Bクラリネット協奏曲(1982)
ラースロー・ホルヴァート(Cl)B
タマーシュ・パール(指)サヴァリア交響楽団
録音:2002年2月2−6日ソムバトヘイ、バルトーク・コンサートホール
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紀元2600年記念式典
同記念式典の祝賀行事の一環として実際に演奏された4人の作曲家たちの作品は以下の通りです。
・R.シュトラウス(ドイツ):皇紀2600年祝典音楽 Op.84
・イベール(フランス): 祝典序曲
・ピッツェッティ(イタリア): 交響曲イ調
・ヴェレシュ(ハンガリー): 交響曲 第1番 「皇紀二千六百年に捧ぐ」