CD 輸入盤

オシー・レナルディ/レミントン録音全集〜パガニーニ:24のカプリース、フランク、ラヴェル(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BIDD85016
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


悲運のヴァイオリニスト、オシー・レナルディ。
その代名詞というべきカプリース全曲を含むレミントン・レーベルの全録音


名ヴァイオリニストの多くは、早くから名教師に才能を見出されて育てられ、同門の名手たちとひとつの流派を成すかのように活躍するものですが、オシー・レナルディはやや異なる環境で育ち、33歳の若さで早世しました。それゆえに彼の演奏スタイルや技巧はヴァイオリン・ファンにとって独特の魅力を持ち、興味を惹くものとなっています。
 レナルディは1920年4月26日にウィーンでオスカー・ライス(Oskar Reiss)として生まれました。近所の人が演奏するヴァイオリンに魅せられた5歳のオスカー少年は両親を説得してヴァイオリンを手にし、以後8年にわたってほぼ独学で毎日5、6時間の練習を続けたそうです。13歳の時にイタリアのメラーノで旅芸人の一座に加わり、ジャグラー、ダンサー、コメディアンらと共に舞台を務め、その時のマネージャーが考案したイタリア風の名前「オシー・レナルディ」をその後も名乗りました。
 レナルディは1937年にアメリカに移り、翌年1月にはニューヨークでのデビュー・リサイタルがニューヨーク・タイムズで絶賛されます。1939年10月にカーネギー・ホールでパガニーニの24のカプリース全曲(ピアノ伴奏版)を演奏した際には、同地のヴァイオリニストが多数駆けつけて大きな話題となりました。
 1941年には米陸軍の軍楽隊に志願し、除隊までの間に500回近く演奏。終戦後は2年間勉強に専念した後にコンサートを再開。1953年にニューヨークのルウィソーン・スタジアムでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏した時は7千人もの聴衆が集まりました。しかし同年12月3日に自動車事故で死去。33歳の早過ぎる死でした。あいにく新聞がストライキをしていたため訃報が出ず、アメリカ音楽界が彼の死に気付くのが遅れたと言われています。レナルディの愛器グヮルネリ・デル・ジェスは奇跡的に救い出され、今ではリチャード・トネッティが演奏しています。
 レナルディのパガニーニは人気がありました。1940年にはRCAにカプリース全曲を録音、このCDに復刻されたレミントン盤は不慮の死を遂げる前に行われていた再録音です(いずれもピアノ伴奏版)。モノラル末期の録音だけにヴァイオリンの音に張りや艶が感じられ、また微妙な音色の変化も聴き取ることが出来る、良好な復刻となっています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
1. パガニーニ:24のカプリース Op.1より(ピアノ伴奏版)

 第1番ホ長調
 第2番ロ短調
 第3番ホ短調
 第4番ハ短調
 第5番イ短調
 第6番ト短調
 第7番イ短調
 第8番変ホ長調
 第9番ホ長調
 第10番ト短調
 第11番ハ長調
 第12番変イ長調

2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

Disc2
3. パガニーニ:24のカプリース Op.1より(ピアノ伴奏版)

 第13番変ロ長調
 第14番変ホ長調
 第15番ホ短調
 第16番ト短調
 第17番変ホ長調
 第18番ハ長調
 第19番変ホ長調
 第20番ニ長調
 第21番イ長調
 第22番ヘ長調
 第23番変ホ長調
 第24番イ短調

4. ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調

 オシー・レナルディ(ヴァイオリン)
 ユージン・ヘルマー(ピアノ:1,3)
 ユージン・リスト(ピアノ:2,4)

 録音:1953年(モノラル/セッション)

 原盤:
 Remington R-199-146, matrix RE-33-1158/59(1)
 Remington R-199-148, matrix RE-33-1156(2)
 Remington R-199-152, matrix RE-33-1170/71(3)
 Remington R-199-148, matrix RE-33-1157(4)

 Reissue producer: Eric Wen
 Transfer engineer: David Hermann
 Digital mastering: Dennis Patterson

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