恋せぬふたり

吉田恵里香

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140057230
ISBN 10 : 4140057238
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
追加情報
:
309p;19

内容詳細

「恋愛や性的な話を振られてもよくわからない。でも愛想笑いをしていれば大丈夫…」兒玉咲子は、そんなもやもやとした気持ちを家族や友人、同僚に理解されないまま、恋愛や結婚を促され続け、居心地の悪さを感じていた。そんなある日、「アロマンティック・アセクシュアル」というセクシュアリティを自認する男性・高橋羽と出会い、驚くと同時にどこか救われた気持ちになる。誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないふたりが、自分たちなりの生き方を模索すべく始めた共同生活は、周囲に波紋をひろげていく。その生活の先にある、それぞれの「幸せ」のあり方とは―。NHKよるドラ「恋せぬふたり」をオリジナル書き下ろし小説化!

【著者紹介】
吉田恵里香 : 脚本家。1987年生まれ。小説『脳漿炸裂ガール』シリーズは累計発行部数60万部を突破するなど、映画、テレビドラマ、アニメ、舞台、小説等、ジャンルを問わず多岐にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶんこ さん

    心に沁みる言葉「私の人生に何か言っていいのは私だけ。私の幸せを決めるのは、私だけ」というのに思わず「そうそう」と相槌をうっていました。男女は恋をして結婚して子供を産んで、それが幸せって、それが、ではなくて、それも 幸せ。みんな違っていい。決めつけないで、押し付けないで。理解しあって、どんな時も味方でいてくれる関係の家族があってもいい。羽と咲子、そして咲子の周りの人々も味方どおしなのがいいですね。カズの「俺、家族になれなくても親戚のおっさんくらいのポジションではいるつもりだから」も、最高!

  • ネギっ子gen さん

    【なんにも決めつけなくてよくないですか?家族も、私たちも、全部カッコ仮で】NHKドラマ「恋せぬふたり」の脚本家・吉田恵里香がノベル化。<恋愛や性的な話を振られてもよくわからない。でも愛想笑いをしていれば大丈夫>。咲子は、そんな気持ちを周囲に理解されないまま、恋愛や結婚を促され続ける中、「アロマンティック・アセクシュアル」というセクシュアリティを自認する男性・高橋と出会う――。「家族とは居づらい。でも恋人を作るつもりはない……自分の居場所、自分のお城は自分で作るしかない……でも……」。大満足な小説でした!⇒

  • kotetsupatapata さん

    星★★★☆☆ “性の多様性”が叫ばれている昨今ですが、それ以上に“家族の在り方”や自分が何者であるかを問うた作品でした。 口では“ありのままの自分らしく生きる”なんて軽々しく言えますが、それはあくまでも多数派の論調であり、少数派は奇異な目で見られたり、世に言う「普通」の考えを押し付けられたりと苦悩する姿が印象的でした。 ラスト咲子の『私の幸せを決めるのは私だけ』という独白がこの本の全てなのでしょう。 本当の意味での個々を尊重する世の中になってもらいたいものです。

  • よっち さん

    職場の同僚や家族に理解されないまま恋愛や結婚を促され続け、居心地の悪さを感じていた咲子。そんなある日、アセクシュアル・アロマンティックを自認する高橋と出会い、その世界が変わってゆく物語。誰にも恋愛感情を抱かず性的にも惹かれない二人が、自分たちなりの生き方を模索すべく始めた共同生活。始めはそんな生き方を理解できない家族、同僚、元彼や、ご近所といった周囲に波紋を広げていきますが、形にこだわらずにどうすればお互いらしく生きていけるのか、話し合いながら考える二人の生き方を通していろいろ考えさせてくれる物語でした。

  • あおけん さん

    この方の作品を読むのは多分初めてです。図書館で表紙の絵に惹かれて借りてみました。NHKの夜ドラだったんですね。全く知りませんでした。「アセクシュアル・アロマンティック」初めて聞いた言葉ですが価値観の違いと言うか、今はこんな感覚は多いんでしょうね。結局、家族を作るには現在では結婚と言う制度しかなく、この制度のくくりが古すぎてついていけない人が多くなってるって事なんですかね。機会があればドラマも観てみたいですね。

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人物・団体紹介

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吉田恵里香

脚本家。1987年生まれ。小説『脳漿炸裂ガール』シリーズは累計発行部数60万部を突破するなど、映画、テレビドラマ、アニメ、舞台、小説等、ジャンルを問わず多岐にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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