姑の遺品整理は、迷惑です 双葉文庫

垣谷美雨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575525625
ISBN 10 : 4575525626
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
追加情報
:
272p;15

内容詳細

郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が、突然亡くなった。嫁の望登子は業者に頼むと高くつくからと自力で遺品整理を始める。だが、「安物買いの銭失い」の姑を甘く見ていた。至る所にぎっしりと詰め込まれた物、物、物。あまりの多さに愕然とし、夫を駆り出すもまるで役に立たない。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う望登子だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて…。誰もが直面する“人生の後始末”をユーモラスに描く「実家じまい」応援小説。

【著者紹介】
垣谷美雨 : 1959年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。2005年、「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。少子高齢化と介護、結婚難、熟熱離婚、住宅問題など身近な題材を取り上げた作品で支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    垣谷さんらしい展開だな。あなたそれはどうなのよ!と少し思ってしまう主人公の行動と考えとに付き合っているうちに、ほっこりしてくる。他人のことを、自身側を正しい軸として判断して考えてはいけないと当たり前のことを改めて学ぶ。団地にお年寄りが住む不便さも身にしみた。私も、断捨離していかなくちゃ。

  • じいじ さん

    ともすると、昏くジメジメする「遺品整理」は笑えない話なのに、何度も笑ってしまいました。これは、一人っ子の亭主をもつ妻の奮闘記です。この妻は、どうもお姑さんとはウマが合わなかったようです。築40年、エレベータのない4階の公団住宅が、姑の住まい。そこには、想像を超えた遺品が詰まっていました。まさに、今はゴミ捨ても「カネ」がかかる時代です。遺品整理に悪戦苦闘するお話は、大変参考になりました。読み終えて「死者は生者を惑わすべからず」の教訓を、しかと肝に銘じました。

  • 読書のーと さん

    姑・多喜が突然亡くなり、遺品整理をする事になった嫁・望登子。 姑の家は物が多い状態で、望登子は遺品整理に苦労する。 一方で、姑とは正反対の性格である望登子の実母は、しっかりと自身で生前整理して亡くなった。 しかし物が遺っていなかった分、実母との思い出や記憶は姑とのものよりも少ない。 物を遺して亡くなった姑と物を遺さず亡くなった実母…。生前の生き様を考えると、人間味に溢れた人生は、きっと姑の方だろう。 引っ越しの物の処分すら大変なのに、遺品整理となると本当に大変だと思う…💦 私も断捨離しないと😂

  • Kazuko Ohta さん

    一昨年、義母が他界しました。週に一度は嫁の私がひとりで実家に寄ってお茶を飲みながら話をする間柄で、嫌な思い出は何ひとつありません。たぶん。でも亡き後の実家の様子はまるで本作のまんま。アヲハタのイチゴジャムなんて20個ぐらいありましたし、台所の隅からはビニール袋の中でドロドロになったほうれん草も出てきました。何も捨てる気のない夫の顔を見て主人公が「この男は本物の馬鹿なのか」と思うシーンは笑いました。いえ、ウチの夫はそんなこと絶対言いませんでしたけれども。遺品を整理して気づくことがある。楽しめたらいいと思う。

  • のんちゃん さん

    望登子は団地で独居の急死した姑の遺品整理と部屋じまいをする事になった。いざその部屋にいくと物が溢れていた。先の見えない片付けを進めながら望登子は、先に亡くなったきっちりとした実母と比べてしまう。が、その片付けの救世主は姑が世話した人々だった。望登子は亡き二人に思いを馳せる。私も同居していた亡母の遺品整理で45ℓゴミ袋12個を出した。実家じまいの現実がわかる本。最初、望登子と一緒に片付けに苦しくなったが、今回も読み易さに一気読み。最後は亡き母二人の両方の価値観に花が添えられる。しかしながら夫は使えない😂

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垣谷美雨

2005年「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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