CD 輸入盤

ハンス・クナッパーツブッシュ/オーケストラ・エディション(18CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4841824
組み枚数
:
18
レーベル
:
:
Australia
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明

【クナッパーツブッシュ/オーケストラ・エディション(4841824)、オペラ・エディション(4841800) 共通トレーラー】


比類なき才能を持った指揮者の管弦楽録音を集大成。CD18枚組ボックス・セット

比類なき才能を持つ指揮者ハンス・クナッパーツブッシュの「Decca」「Polydor」「Westminster」管弦楽録音が、初めて1つのボックス・セットにまとめられて登場します。
 ミュンヘンやウィーンで活躍したドイツの指揮者ハンス・クナッパーツブッシュはワーグナーやブルックナーの大家として知られています。生前、リハーサル嫌いで知られる彼の技術的な失敗を嫌う聴衆と、リヒャルト・ワーグナーから続く伝統的演奏の後継者とみなす人たちの間で彼の評価が分かれていました。しかし、戦後デッカで録音されたベートーヴェンからシュトラウスまでの主要なレパートリーには、今日では想像もつかないほど柔軟で壮大な解釈が刻まれています。クリフォード・カーゾンとの素晴らしい協奏曲もそのひとつです。
 「Decca」へはロンドン、パリ、チューリッヒ、ジュネーヴ、ウィーンなどの名だたるオーケストラとの録音を遺しています。1947年12月にキングズウェイ・ホールで行われたブラームスの交響曲第2番から、1960年2月にウィーンのゾフィエンザールでの驚くほどの繊細さと優雅さに満ちたチャイコフスキー『くるみ割り人形』組曲まで、クナッパーツブッシュをバイロイトの『パルジファル』指揮者としてのみ認識していた音楽ファンに新鮮な驚きを与える内容です。
 ブルックナー:交響曲第3番から第5番(1954〜6年)では、クナッパーツブッシュとウィーン・フィルの深い協力関係が最良の調和をみせる演奏を聴かせてくれます。またルクレツィア・ウェストを迎えて1957年にウィーン・フィルと録音した圧巻の『アルト・ラプソディ』も収録。
 このボックスは信奉者にも懐疑論者にも啓示を与え、彼と共演した多くの演奏家や歌手から深く愛された指揮者クナッパーツブッシュの芸術を再評価する機会を与えてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
ベートーヴェン:
1. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
2. ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』


 サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1954年4月(1)、1957年6月(2)、ウィーン(モノラル:1、ステレオ:2)
Disc2
● ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73


 スイス・ロマンド管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1947年7月、ジュネーヴ(モノラル)
Disc3
● ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83


 サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1957年10月、ウィーン(モノラル)
Disc4
ブラームス:
1. 大学祝典序曲 Op.80
2. 悲劇的序曲 Op.81
3. ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
4. アルト・ラプソディ Op.53


 ルクレティア・ウェスト(コントラルト:4)
 ウィーン・アカデミー合唱団(4)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1957年5月、ウィーン(ステレオ)
Disc5
● ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1888/89年、シャルク版)


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1954年4月、ウィーン(モノラル)
Disc6
1. ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1888/89年、シャルク&レーヴェ改訂版)
2. ワーグナー:ジークフリート牧歌


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1955年3月(1)、4月(2)、ウィーン(モノラル)
Disc7
● ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(シャルク版)
● ワーグナー:『神々の黄昏』より『夜明けとジークフリートのラインの旅』
● ワーグナー:『神々の黄昏』より『ジークフリートの葬送行進曲』


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1956年6月、ウィーン(ステレオ)
Disc8-9
● ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1892年、シャルク版)


 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1963年1月、ミュンヘン(ステレオ)
Disc10
R.シュトラウス:
1. 交響詩『ドン・ファン』 Op.20
2. 交響詩『死と浄化(変容)』 Op.24


 パリ音楽院管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1956年5月、パリ
Disc11
ワーグナー:
1. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
2. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第3幕への前奏曲
3. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より『徒弟たちの踊り』
4. 『ワルキューレ』より『ワルキューレの騎行』
5. 『パルジファル』より場面転換の音楽
6. 『タンホイザー』より『ヴェーヌスベルクの音楽』
7. 『タンホイザー』より入場の行進曲
8. 『さまよえるオランダ人』序曲


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1928年1月(1-6)、1927年9月(7,8)、ベルリン(モノラル)
Disc12
ワーグナー:
1. 『リエンツィ』序曲
2. 『ローエングリン』第1幕への前奏曲
3. 『ローエングリン』第3幕への前奏曲
4. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
5. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第3幕への前奏曲
6. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より『徒弟たちの踊り』
7. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より『March of the Corporations』
8. 『タンホイザー』序曲
9. 『タンホイザー』より『ヴェーヌスベルクの音楽』


 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1,3,5-9)
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(2)
 スイス・ロマンド管弦楽団(4)
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1948年1月、ロンドン(1,3,5-9)、1947年6月、チューリッヒ(2)、1947年7月、ジュネーヴ(4)(モノラル)
Disc13
ワーグナー:
1. 『リエンツィ』序曲
2. 『ジークフリート』より『森のささやき』
3. 『パルジファル』第1幕への前奏曲
4. 『パルジファル』より花の乙女たちの場
5. 『パルジファル』より場面転換の音楽


 フランツ・レヒライナー(テノール:2)
 ギュンター・トレプトウ(テノール:4)
 ウィーン国立歌劇場合唱団(女声:4)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1950年6月(1-3,5)、9月(4)、ウィーン(モノラル)
Disc14
ワーグナー:
1. 『さまよえるオランダ人』序曲
2. 『ワルキューレ』より『ワルキューレの騎行』
3. 『タンホイザー』序曲とヴェーヌスベルクの音楽


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1953年5月、ウィーン(モノラル)
Disc15
ワーグナー:
1. 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
2. 『タンホイザー』序曲
3. 『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と『愛の死』
4. 『パルジファル』第1幕への前奏曲


 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1962年11月、ミュンヘン(ステレオ)
Disc16
ワーグナー:
1. 『リエンツィ』序曲
2. 『さまよえるオランダ人』序曲
3. ジークフリート牧歌
4. 『ローエングリン』より第1幕への前奏曲


 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1962年11月、ミュンヘン(ステレオ)
Disc17『ウィーンの休日』
1. J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228
2. コムツァーク2世:ワルツ『バーデン娘』 Op.257
3. J.シュトラウス2世:アンネン・ポルカ Op.117
4. J.シュトラウス2世:加速度円舞曲 Op.234
5. J.シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
6. ツィーラー:ワルツ『ウィーンの市民』
7. J.シュトラウス2世:ポルカ『うわき心』
8. J.シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1957年10月、ウィーン(ステレオ)
Disc18『All-Time Popular Favourites』
1. チャイコフスキー:『くるみ割り人形』組曲 Op.71a
2. シューベルト:軍隊行進曲 Op.51-1(ヴェニンガー編)
3. ウェーバー:舞踏への勧誘 Op.65(ベルリオーズ編)
4. ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音:1960年2月、ウィーン(ステレオ)


ユーザーレビュー

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クナッパーツブッシュは録音嫌いだったそう...

投稿日:2022/03/14 (月)

クナッパーツブッシュは録音嫌いだったそうだが、こうしてひとまとまりにしたものを見ると、驚くほどの名盤揃いであることがわかる。 ウィーンフィルとのブルックナーの交響曲3、4、5、ミュンヘンフィルとの8番など、いずれもそれぞれの作品を語る上で欠かすことのできない名演ばかりである。確かに、すべて弟子たちが編曲した、いわゆる「改竄版」であるが、演奏そのものは素晴らしい。 他にも「ウィーンの休日」と題されたワルツ、ポルカ集、「ポピュラー名曲集」、「ブラームス小品集」などは、いずれも小品ながら大曲のようなスケール感を持つ、まさにクナッパーツブッシュの巨匠ぶりが遺憾なく発揮された名盤ばかりである。 また、戦後のバイロイト音楽祭で、死の前年まで「パルジファル」を指揮し続けたことから、ワーグナーの同曲異演が多く含まれるが、フルトヴェングラーと並んで即興の大家であったクナッパーツブッシュゆえ、たとえ同じ曲でも、それぞれに違った表現を見ることができ、興味は尽きない。 とくにウェストミンスターにミュンヘンフィルと行った二枚のワーグナー序曲、前奏曲集は、凡百の指揮者が束になっても敵わない、唯一無二の人類の至宝である。 昨年末に発売されたフルトヴェングラー正規録音集や同時発売のオペラエディションと合わせて、すべてのクラシック・ファン、必携のセットと言っても過言ではない。

かっぱ人間 さん | 大分県 | 不明

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