CD 輸入盤

『パリのヴァイオリン〜ヴァイオリン小品集』 ルノー・カプソン、ギヨーム・ベロン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029652001
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ルノー・カプソン/パリのヴァイオリン

2020年3月、ルノー・カプソンはパリのロックダウン中に、毎日56日間ヴァイオリンの名小品を自宅で演奏、SNSを通じ世界中に配信されました。もともとルノーの息子であるエリオットへの音楽を通じての共有のための演奏でしたが、あらたに22曲を選曲してスタジオ録音し、エリオットへの感謝を伝えたアルバムです。
 絶妙な抒情的でしなやかな強弱をあやつりことによって、デュナーミクの妙と、そこから生まれる色彩感の豊かさが、短い小品の中に詰め込まれた音楽の美しさを際立たせています。「美しさの極み」ともいえるルノーの表情、豊かな歌と表現が込められています。

「2020年3月中旬、フランス、パリは新型コロナ・ウイルスのためにロックダウンに入りました。それは多くの人々へ不安と恐怖を与えました。私の息子エリオットも同様でしたが、その不安を少しでも解消させるために、タブレットを使ってドヴォルザークの短編劇を書いてもらうように頼んだのです。そして私は毎日エリオットのために音楽で共有を深めることに決めたのです。そして終わりのないクライマックスが続く限り、自分の方向性を失いがちなこの大切な時期に目標を立てたのです。友人のピアニストのギヨーム・ベロームと一緒に、常にそして決まった時間に、私たちは毎日1曲56日間演奏し続けました。それは儀式のように映ったかもしれません。音楽を共有し続けることで、同じ音楽への愛情、そして正しい方向へ導きたいという願望がありました。その演奏は、毎日SNSを通じて世界中に配信され、毎日、多くの方が私たちの演奏を聴いたり、手紙を書いたり、感謝の気持ちを表したりしてくれました。
 このアルバム『パリのヴァイオリン』は、息子のエリオットのためにあり、エリオットがいたからこそできたのです。これは、最もシュールな時期に演奏された22曲をセレクションしています。このアルバムは「ありがとう」のひとつの言い方であり、苦しみや悲しみにもかかわらず、恐れ、期待、不安など、その瞬間を一緒に追体験する方法でした。幸福の小さなオアシスでした。これらの約80分の音楽があなたに静けさと心地よさをもたらしますように。ギヨームと一緒に、私たちはそれぞれのメモを贈り物として体験しました。」
〜2021年7月、ルノー・カプソン〜(輸入元情報)

【収録情報】
● ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV.371〜第3楽章:ラルゲット
● J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068〜第2楽章:アリア(R.カプソン&G.ベロン編)
● クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
● シューマン:3つのロマンス Op.94〜第2曲『Einfach, innig』
● シューベルト:セレナード D.957-4
● ショパン:夜想曲 第20番嬰ハ短調(ミルシテイン編)
● ワーグナー:アルバムの綴り(ヴィルヘルミ編)
● コルンゴルト:マリエッタの唄(歌劇『死の都』より)
● プッチーニ:私のお父さん(歌劇『ジャンニ・スキッキ』より)
● ラフマニノフ:ここはすばらしい場所 Op.21-7
● チャイコフスキー:悲しい涙など知らずに過ごした日々(歌劇『イオランタ』より)
● ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14(M.プレス編)
● ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌(M.パウエル編)
● マスネ:タイスの瞑想曲(M-P.マルシック編)
● ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(A.ハルトマン編)
● ドビュッシー:月の光(A.レーレン編)
● イザイ::子供の夢 Op.14
● ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(ヨアヒム編)
● エルガー:朝の歌
● チャップリン:スマイル(P.クイント編)
● モリコーネ:チャイルドフッド・アンド・マンフッド(G.ベロン編)
● グラッペリ:ロール(映画『バルスーズ』より)


 ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 ギヨーム・ベロン(ピアノ)

 録音時期:2021年5月16-18日
 録音場所:スイス、ヴォー州ロール、ロゼ・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


【ルノー・カプソン(ヴァイオリン)】
1976年、フランスのシャンベリ生まれ。14歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ジェラール・プーレ等に師事。
1992年に室内楽の、1993年にヴァイオリンのプルミエ・プリを獲得。その後ベルリンでトマス・ブランディスに、続いてアイザック・スターン等に師事。
1998年から2000年まで、故クラウディオ・アッバドの指名によってグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラのコンサートマスターを務め、その間、ピエール・ブーレーズ等の指揮者の元で研鑽を積んだ。
その後ソリストとして、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ボストン交響楽団、パリ管等、世界中の主要オーケストラや指揮者と共演。室内楽にも積極的で、弟のチェロのゴーティエのほか、アルゲリッチ、バレンボイム、ピリシュ、グリモー、マイスキーら錚々たるアーティストと共演し、ルツェルン・フェスティバルやヴェルビエ音楽祭の常連となっている。
現在の使用楽器は、スイス・イタリア銀行がカプソンのために購入した1737年製のグァルネリ・デル・ジェス「パネット」。これはアイザック・スターンが約半世紀にわたって使用し、その録音のほぼすべてにおいて使用した楽器である。

【ギヨーム・ベロン(ピアノ)】
フランス、ブザンソンの地方音楽院およびパリ国立音楽院でヴァイオリンとピアノの両方を学ぶ。パリ国立音楽院ではニコラ・アンゲリッシュやオルテンス・カルティエ=ブレッソンらの影響を受け、ピアノの道に進む決心をする。
2015年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールにて、現代曲の演奏が特に評価されてファイナリストとなり、モダン・タイムズ賞を受賞。また、同年のエピナル国際ピアノ・コンクールで優勝し、『ラインの黄金』財団の奨学金を獲得。翌年には、グシュタード・メニューイン音楽祭のティエリー・シェルツ賞を受賞した。
17年ヴィクトワール・ドゥ・ラ・ムジークの器楽ソリスト部門にノミネート。18年よりパリのシンガー・ポリニャック財団のアソシエイト・アーティスト。ソリストとして数多くのオーケストラに客演しており、これまでにイル・ド・フランス国立管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、モンペリエ国立管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団などと、著名な指揮者のもと共演。室内楽にも熱心に取り組み、ルノー・カプソンをはじめ、アモリ・コエイトー、ニコラ・ドートリクール、ポール・メイエ、ヤン・ルヴィオノワ、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールらとたびたび共演している。また、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、エクサン・プロヴァンス音楽祭など、多くの音楽祭からも定期的に招かれている。
録音では、イスマエル・マルゲンと共演した『シューベルト:ピアノ連弾(1台4手のための)作品集』(フランスのテレラマ誌で最高評価を獲得)や、2017年にクラーヴェス・レコードより発表したソロ・アルバム『シューベルト、ハイドン、ドビュッシー作品集』などがある。(輸入元情報)


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