幕府パリで戦う 集英社文庫

南條範夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087442861
ISBN 10 : 4087442861
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
追加情報
:
392p;16

内容詳細

慶応三年、遣欧使節の一員としてパリ万国博覧会に向かう渋沢篤太夫(栄一)は、幕臣小栗上野介より密命を受けていた。ひとつはフランスとの借款契約成立と商社設立の促進。もうひとつは幕府を貶める薩摩の密謀の阻止。パリの地で始まる薩摩イギリス同盟との暗闘。その一方で西欧の成熟した経済を目の当たりにした渋沢は、ある決意を固める―近代日本の礎を築いた男の若き日の奮闘を描く長編。

【著者紹介】
南條範夫 : 1908年東京府生まれ。東京帝国大学法学部、同経済学部卒業。國學院大学で教鞭をとる傍ら懸賞小説の投稿を始め、51年「出べそ物語」で作家デビュー。56年『燈台鬼』で第35回直木賞を受賞。75年紫綬褒章受章。82年『細香日記』で第16回吉川英治文学賞受賞。同年三等瑞宝章受章。2004年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mc6ρ助 さん

    昨年の大河ドラマの主人公・渋沢栄一の若き日、遣欧使節の一員としてパリを訪れた彼の奮闘を、徳川幕府と薩摩藩、はたまたフランスとイギリスの対立を背景に描く。渋沢栄一さんのビルドゥングスロマンであるとともに、昭和初期翁からその話を取材する貧乏学生(著者の南条さんっぽい)のまわりで聞こえるファシズムの跫音・・とても半世紀も前に書かれたものとも思えない。新聞の書評を引き写してきたような感想、ドラマの後で読むのは一興だけど、ちょっと盛り込みすぎでとっちらかった感がハンパではなく、どこかに焦点を当てて欲しかったね。

  • 韓信 さん

    維新前夜、パリ万博に参加する徳川昭武に随行して渡仏した若き日の渋沢栄一が、薩摩に与する英国側スパイと情報戦をくりひろげる異色歴史小説。薩英・幕仏の代理戦争としての万博とパリでの工作、北海道を抵当にフランスから支援を引き出そうとする小栗上野介の思惑とは別に、幕府中心ではなく日本のことを考え独自に動く篤太夫、暗躍する英国側スパイ、篤太夫と公子昭武それぞれのロマンス、そして海外から見た維新像、という盛りだくさんな内容で、南條作品のなかでは指折りの面白さ。大河は最初しか見てないけど、タイムリーなので光文社版で読了

  • だけど松本 さん

    なかなかのっていけなかったが、興味のある時代、事柄なのでだんだん面白くなった。

  • マリアセシリア さん

    大河ドラマ「晴天を衝け」の原作ではないが、知識を補足するに余りある大作。登場人物が生き生きと描写されていて、興味深く読んだ。

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人物・団体紹介

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南條範夫

明治41年(1908年)、東京・銀座に生まれる。代々医師の家の生まれ、東京大学法学部、経済学部を卒業。小説家のほかに経済学者の顔を持ち、長く大学で経済学の教鞭をとる。昭和31年「燈台鬼」で第三十五回直木賞を受賞。一躍人気作家となり、時代小説、歴史小説を執筆するようになる。デビュー作『出べそ物語』、『

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