遺跡発掘師は笑わない 九頭竜のさかずき 角川文庫

桑原水菜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041112311
ISBN 10 : 4041112311
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

福井県の九頭竜湖近く、鹿殿集落にある墳墓の調査依頼を受けた無量は、忍と共に現地へ赴く。そこは道路建設予定地で、住民が工事を拒んでいるため、理由を探ってほしいという。集落は多数の化石が眠る宝庫だった。山中を探索したふたりは、謎めいた青い石室と石塔を見つける。住民が反対する理由はここに?しかもそれらは福井の戦国大名朝倉氏の伝説と恐竜にも関係がありそうで…。ひたむきな無量の姿も眩しい歴史ミステリ!

【著者紹介】
桑原水菜 : 千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    福井県の九頭竜湖近く、鹿殿集落にある墳墓の調査依頼を受け、忍と共に現地へ赴いた無量。山中を探索したふたりは、謎めいた青い石室と石塔を見つける第十三弾。住民が工事を拒んでいる道路建設予定地を舞台に、越前・福井の戦国大名・朝倉氏の伝説と、恐竜の化石発掘を絡めて事態が急変する展開で、ロマンあふれるエピソードもなかなか興味深かったですけど、無量の身代わりに結婚しようとする忍や、元ウェルター級世界王者にリベンジ果たしちゃう萌絵がヤバ過ぎる(苦笑)無量はもうそろそろ過去の呪縛から解放されてもいいと思うんですけどね…。

  • うめきち さん

    後半は笑いました。このシリーズ読むたびにご先祖様のために暗躍してる人多いなと思う。萌絵ちゃんの活躍、気持ちいいですね。無量も悩んでたみたいだけど少し答えはでたのでしょうか。面白かったです。

  • よっしー さん

    今回は遺構ではなく恐竜の発掘からのスタートでした。個人的には土の中に埋もれた過去の物を掘り出すという面においては同じような仕事に感じるのですが…専門家からすると全くの別物なのですね。勉強になりました。遺物発見からの事件は穏やかではなかったのですが、忍のぶっ飛んだ思考とそれに振り回される無量と萌に笑わせてもらいました。この3人で過ごす穏やかな日々がこれからも続いてほしいですね。

  • 青蓮 さん

    西原無量のレリックファイルシリーズ第13弾。今回は恐竜の化石と戦国時代を合わせた謎解き仕立て。明智光秀と朝倉義景の話しが好きな人におすすめ。 三人のバランスが良かった。萌絵ちゃん最強。

  • Y.yamabuki さん

    新刊が出る度に、今度はどこ?何が出てくるの?とわくわく。そして行ってみたくなる。今回は一乗谷と九頭竜湖。化石発掘と遺跡発掘の合わせ技、なかなか良かったよ、無量君。一方に決めなくていいんじゃない。中盤以降ストーリーがもう少し、ゆっくり進んでくれると嬉しいんだけれど。

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桑原水菜

千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計683万部を超える大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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