基本情報
内容詳細
名作は堅苦しい、と感じている人も多いだろう。しかしページをめくればそこにいるのは、今の私たちと変わらない悩みを抱えた人々で、女の友情、野心、恋の駆け引き、男の本音といったテーマなどが、余すところなく描かれている。本書は有吉佐和子の『悪女について』からメルヴィルの『白鯨』まで、五十七冊の読みどころとその本にまつわる著者の思い出を紹介。読んだ人もこれから読む人も楽しめるエッセイ集。
目次 : フランス文学篇(『女の一生』ギ・ド・モーパッサン―信じることをあきらめないエネルギー/ 『ボヴァリー夫人』ギュスターヴ・フローベール―何不自由ない主婦が破滅へまっさかさま ほか)/ 日本文学篇(『放浪記』林芙美子―胸をつかまれるキーワードが満載/ 『悪女について』有吉佐和子―読まなければ損をする物語 ほか)/ イギリス文学篇(『高慢と偏見』ジェイン・オースティン―十九世紀に生まれた元祖ラブコメディ/ 『お菓子とビール』サマセット・モーム―我慢せず、日々を謳歌する妻の可愛らしさ ほか)/ アメリカ文学篇(『緋文字』ナサニエル・ホーソン―悪評が魅力や財産に変わる時/ 『風と共に去りぬ』マーガレット・ミッチェル―欲望に正直な女の子を肯定してくれる男性 ほか)
【著者紹介】
柚木麻子 : 1981年、東京都生まれ。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年、「フォゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞。受賞作を含む連作短編集『終点のあの子』でデビュー。15年、『ナイルパーチの女子会』で、第28回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Die-Go さん
読了日:2022/09/03
(*'ω' *)@k_s さん
読了日:2022/07/21
つーこ さん
読了日:2024/01/19
mayumi さん
読了日:2021/06/13
Shun さん
読了日:2021/02/04
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人物・団体紹介
柚木麻子
1981年生まれ。大学を卒業後、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞。同作は、高校生が
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