この国の「公共」はどこへゆく

寺脇研

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784763409492
ISBN 10 : 4763409492
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
273p;19

内容詳細

現代における「公共」とはなんだろう?個の分断がますます煽られる21世紀、「みんなの場所」はどこへ消えたのか―。公共圏を編み直すためのヒントを探る、超・自由鼎談!

目次 : 1日目 それぞれはとくに、立派な人間というわけではない(公務員とは「休まず遅れず働かず」/ 文部省の存在意義とは ほか)/ 2日目 「この」経済社会が唯一の解だろうか?(協同組合という協働の方法/ グローバリズムは常に崩壊を孕む ほか)/ 3日目 社会が変われば教育も変わる。その逆ではない(極限的同調圧力/ 今や役所も「私」 ほか)/ 4・5日目 危機に向かう世界と「公共」(「一斉にやる」のが公共的なのか/ ポピュリズムが「公」を僭称する ほか)

【著者紹介】
寺脇研 : 1952年福岡市生まれ。東京大学法学部卒業後、文部省(当時)に入省。初等中等教育局職業教育課長、広島県教育委員会教育長、高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房審議官などを経て、2002年より文化庁文化部長、2006年退官。現在、映画プロデューサー、映画評論家、落語評論家、京都造形芸術大学客員教授

前川喜平 : 1955年奈良県生まれ。79年東京大学法学部卒業後、文部省(当時)に入省。文部科学省大臣官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官などを歴任。2016年6月から17年1月まで文部科学事務次官。2018年から日本大学文理学部非常勤講師

吉原毅 : 1955年東京生まれ。77年慶応大学経済学部卒業後、城南信用金庫に入職。2010年11月理事長就任。15年6月に退任、相談役に。17年6月から顧問、20年6月より名誉顧問。東日本大震災以降、被災地支援を精力的に行うと同時に原発に頼らない安心できる社会を目指して「脱原発」を宣言。17年4月に全国組織「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」を創設、会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mc6ρ助 さん

    『人が、人のために無償で何かをするということなどは新自由主義では考慮に入れない。・・新自由主義では人と人とが繋がり合って「公」を作ることも原理的に不可能となる。・・敵か味方しかない。そこに社会を作ろうとすると、・・ルールを押し付けるしかなくなる。新自田主義全盛の中で国家主義や全体主義が同時に進行しているのは、・・必然なんです。(p176)』爺さんノホホンと生きてきてビックリ、これで何冊目か。労働と家事・ケア労働、そして余暇(消費)に一日を使う人の経済学は、「公共」にも時間を使う新しい経済学に進化が必要!?

  • Hachi_bee さん

    @brahmslover @ken_terawaki https://twitter.com/ken_terawaki/status/1333977073073885184 「公共」に限らず、我が国はどこに向かって進んでいるのだろう。文科省が業務を外部委託するんだったらカタリバがいいんじゃないか?

  • Go Extreme さん

    公務員:休まず遅れず働かず 急にまっすぐにはならない組織 自分さえ生きていければ 存在を支える公のレベル 道徳を教育できるか 道徳<公共という視覚 共通の記憶 今生きている人間だけの都合で決めるな 貧困がなければ戦争は起こらない 現代はすべて個に分断 楽しく学ぶ 全体主義の本質は自己保身 学校選択制と学校間競争 すべてを公平になどできず 自立している人などいない 学習権の補償 極限的同調圧力 ともに生きるという物語 問いの形で教える 教科としての公共 自分以外の人の事情には無関心 人生所詮運不運を超える

  • ワシじゃ さん

    現代社会を嘆き悲観するお三方。官僚時代に政治家の失策❓️を停められる立場にありながら放棄、今更ながら批判する。新自由主義を否定しながらも戦国レジームからの脱却を目指した安倍元首相を批判する。周囲を敵国に囲まれている中での、お花畑満開の会話 戦国の平和は憲法9条のお陰なのか?資源の乏しい日本において、国際競争に勝つ事は最重要課題である、教育はその為の手段で同時に個人の幸福追求の為でもある。「公共」とは国家そのものであり、国家とは歴史・文化・生命全てを言う。正しい歴史の視点が無い談話は意味がない。

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