歴代作曲家ギャラ比べ ビジネスでたどる西洋音楽史

山根悟郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784058012369
ISBN 10 : 4058012366
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
追加情報
:
183p;21

内容詳細

目次 : ■第1章:バロック時代最後の巨匠 / バッハ x ヘンデル / ■第2章:初期古典派の宮廷音楽家 / ハイドン x ボッケリーニ / ■第3章:ウィーン古典派の最盛期 / モーツァルト x サリエリ / ■第4章:古典派からロマン派へ / ベートーヴェン / ■第5章:ロマン派の萌芽 / シューベルト x ロッシーニ / ■第6章:ロマン派の礎を築いた音楽家 / シューマン x メンデルスゾーン / ■第7章:世紀の2大天才ピアニスト / ショパン x リスト / ■第8章:オペラを完成させた2大巨頭 / ワーグナー x ヴェルディ / ■第9章:成熟したロマン派の音楽 / ブラームス x ヨハン・シュトラウス2世 / ■第10章:フランスのロマン派 / ビゼー x サン=サーンス / ■第11章:チェコ音楽家の躍進 / スメタナ x ドヴォルザーク / ■第12章:ロシアの新しい息吹 / チャイコフスキー x ロシア5人組 / ■第13章:北欧の国家と音楽家 / グリーグ x シベリウス / ■第14章:後期ロマン派の名指揮者 / マーラー x リヒャルト・シュトラウス / ■第15章:印象派、フランスの新しい響き / ドビュッシー x ラヴェル / ■第16章:復興するイギリス音楽 / エルガー x ヴォーン・ウィリアムズ / ■第17章:近代ロシアのピアノ音楽 / スクリャービン x ラフマニノフ / ■第18章:現代音楽への序章 / バルトーク x シェーンベルク / ■第19章:東と西の20世紀音楽 / プロコフィエフ x ストラヴィンスキー / ◎コラム / 過去通貨の現代日本円の換算方法(1)概要&18世紀編 / 過去通貨の現代日本円の換算方法(2)19世紀編 / お札になった作曲家たち / 過去通貨の現代日本円の換算方法(3)20世紀編 / 映画になった作曲家の人生 / *主要参考文献

【著者紹介】
山根悟郎 : クラシック音楽事務所のアスペンに3年、武蔵野文化事業団にクラシック音楽の企画担当として約10年勤めたのち、現在、MCSヤング・アーティスツに勤務。桐朋学園大学ピアノ科を経て3年間ベルギー(レメンス音楽院)へ留学した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom さん

    目の付け所が面白いユニークな一冊。作曲家の収入形態は、年俸、年金、楽譜出版料、興行収益、著作権と、時代とともに変化する。面白いのは作曲料。交響曲で、「第9」(150万円)、シューマン「春」(54万円)、R.シュトラウス「家庭交響曲」(5250万円)。更に、「アイーダ」(1.5億円)、「白鳥の湖」(280万円)と聞いて何とも複雑な気持ちになる。最も悲しいのは、「冬の旅」の1曲1,000円…。遺産が、ロッシーニ(20億円)、ヨハン・シュトラウスU(2,000億円)と聞いて、そりゃ、楽天的な音楽になるわと納得。

  • 1959のコールマン さん

    ☆4.5。年末には何も考えない疲れない本が欲しいな、と思ったら変な本が出た。いやあ、ギャラ計算大変だったでしょうなあ。お疲れ様でした。ちなみにギャラだけで無く、その稼ぎ方、周りの人たちの支援、本人の金銭感覚等いろいろ書いてあるので面白く読めた。どこのページを開いても読めるようになっているので暇なとき開くと良いだろう。ただ、(対照的な)2人をひと組にして(ベートーヴェンだけは1人)書く手法は混乱しがちで感心しなかった。故に減点。意外だったのは遺産トップの人の名。ネタバレになるのでここでは秘す。案外万人向け。

  • コニコ@共楽 さん

    作曲家のギャラを比べてみようなんて誰が考えたでしょうか!言われてみると非常に興味が湧いてきます。浪費家だったといわれるモーツァルトや、バッハと比べて成功したといわれるヘンデルなどのイメージはありました。でも具体的な数字で示されると、リアルに暮らしぶりも想像できる気がします。ギャラを比べる指標として、収入はもちろん、贅沢度、慈善度、親の経済力など、興味深い判定もあり、説得力あり、です。この本で収入が一番多かったのは、ヨハン・シュトラウス2世。亡くなった時の総資産は、約2086億円というのにはたまげました。

  • みつ さん

    読み友さんのレビューから興味を持った本。かの作曲家はどれだけ稼ぎどれだけ浪費したか、を中心に、西洋クラッシックの作曲家41人を俎上に上げ、「収入」「贅沢度」「慈善度」「後世への影響」「親の経済力」「音楽一家度」の6項目(原則としてそれぞれ4段階)で評価しつつ、生涯と作品を辿る。名を遺した作曲家であっても、「後世への影響」が最低ランクになっているのが3人。「収入」の最低ランク4人には、やはり「彼」が入っている。バッハは作曲料よりも副収入で稼いでいたというのも、20人の子持ち(成人したのは確か半数)で(続く)

  • ニョンブーチョッパー さん

    ★★★★★ 物価の違いはあるかもしれないけれど、いろいろな場面場面でのギャラや、いくら稼いでいたのかが、現代のお金換算で書かれていて、金額が少ないのか、多いのか、とても多いのか、感覚としてつかみやすい。同時代の二人がセットで紹介するスタイルのおかげで、二人の違い・特徴がとてもよく分かる。そんなに違っているのかと驚くのが、バッハとヘンデル、ショパンとリスト、ブラームスとヨハン・シュトラウス2世、ビゼーとサン=サーンス、スメタナとドヴォルザーク、グリーグとシベリウス。↓

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

山根悟郎

1977年京都市伏見区生まれ。立命館中学、高等学校を経て桐朋学園大学ピアノ科を卒業。その後3年間ベルギー(レメンス音楽院)に留学し勉学に励むのみならず、数々のオペラやコンサート、コンクールに接し、音楽雑誌や新聞に寄稿する。帰国後はクラシック音楽事務所のアスペンで3年、武蔵野文化事業団でクラシック音楽

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品