立川談志まくらコレクション 風雲児、落語と現代を斬る! 竹書房文庫

立川談志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801924581
ISBN 10 : 4801924581
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;15

内容詳細

時代時代のトップの落語家しか出演しない「県民ホール寄席」に、立川談志は二十三年間の間、二十回の出演を果たし、四十席もの落語を世に遺しています。その神奈川県民ホールで語られ、横浜の落語ファンを喜ばせた立川談志のまくらを厳選して贈る「まくらコレクション」シリーズ最新作!「県民ホール寄席」に初登場したとき、談志四十六歳。落語協会分裂騒動から四年後、翌年には落語立川流を創設します。初お目見えのまくらは、「落語講座」として圓朝以降の落語界の変遷を談志流の解釈で魅力的に語ります。昭和五十七年から平成十七年まで、落語と現代社会の事象を舌鋒鋭く斬っては、その本質に迫る!日本人の笑いから国際社会までを分析し、落語的な解釈の思考実験を観客前で語るその姿は、日本の話芸家では唯一無二の存在でした。長年のファンは、こう語ります。

目次 : 落語講座/ タヌキの本来の姿/ 道徳とか、礼儀作法とか/ 『欠伸指南』考/ 月なんか行かなくていい/ 語る噺家で、吉原は違う/ 芸術の善し悪しは、誰が決める?/ ロジカルとユーモア/ 正義の正体/ 人間は全部無理してる/ サゲの工夫/ 覚悟としては、生涯最後の高座/ 男と女のエロティシズム/ 切りたい奴が外科になる/ 防臭剤の未来/ 『三軒長屋』考/ 東大卒のホームレス/ 落語ヤンチャカチャン/ 愛しきサゲの噺/ 思想の奴隷/ 談志を見たことが大事になる

【著者紹介】
立川談志 : 1936(昭和11)年、東京都に生まれる。本名、松岡克由。16歳で柳家小さんに入門、前座名「小よし」。18歳で二つ目に昇進し「小ゑん」。27歳で真打ちとなり、七代目(自称五代目)立川談志を襲名する。1971(昭和46)年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選。1977(昭和52)年まで国会議員をつとめる。1983(昭和58)年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 厩戸皇子そっくりおじさん・寺 さん

    やはり志らくでは駄目なのである。立川談志だから許された暴言というのがある。それが懐かしくて恋しくて、こんな本を読むのだ。落語のまくらと呼ばれる導入部のフリートークの文字起こし本も、シリーズ3冊目である。私は立川談志が書いた本をあまり好まない。話芸の人ゆえに、文章はトークに及ばない。あの口調、あのキャラクターありきの言葉。しかし晩年は陰鬱な影が色濃くて、仕方ないが淋しい。この本にはあまり無いのだが、談志の暴言には、今日許されないものも多々あり、それは今後、考慮の上でカットされてもしようがないだろう。

  • gtn さん

    世間は「ちょいと我慢してりゃぁ、すぐ忘れちゃう」と談志が珍しく真実を述べている。実際、この本で取り上げられている湾岸戦争や明治大学替え玉受験、耐震偽装問題等、当時巷間を騒がした事件も、既に世人の頭に残っていない。コロナ禍も、そんなこともあったっけと忘却されるだろうか。それとも、忘れ去られるというより、日常に溶け込んで意識されなくなるだろうか。

  • ひよ亭 さん

    自分の中では元祖毒舌のエンターテイナーと呼ばせていただいている。こんなこと言っちゃって良いのと思うこと、そして自分の病さえも笑いに変えてしまう その型破りさは他に類を見ない迫力がある。と、思いきやいきなりしょんぼりしたり、その一挙手一投足が芸になっている。今の時代では許されない言動ばかりだが、彼が生きていたらこの世の中をどう風刺し、嘆き笑わせてくれるのだろうか!

  • Nazolove さん

    たまには師匠のしゃべり本を読んでみようと言うことで購入。 今だったらすごい賛否両論出てきそうな枕だなーなんて思いながら読んでいった。  所々でさんざん弟子の方が言っていた名言がいっぱい出てきた。 あーこんなこと言ってたなーとかこういうの言いそうだなーとか思いながら楽しんで読ませていただいた。 ただこれ女性と一緒だったら女性引いちゃうような内容だなーと思った。 現代を語るなんていってるけどこうやって自分のことをつらつらしゃべってるような談志師匠がだんだん可愛らしいななんて思ってしまった。

  • 宮崎太郎(たろう屋) さん

    年の瀬からお正月に読む。年代は晩年に限らずいろんな時代の談志落語のまくらが納められています。落語チャンチャカチャーンまで乗っていて嬉しい。まとめて読むとかつての大師匠たち、志ん生、文楽、金馬、圓生の話がホントに多いことに気づきました。自分の見てきた落語のこと、落語家というものをたくさん伝えてくれていたのかと思います。

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