町まちの文字 完全版

`島庸二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766134247
ISBN 10 : 4766134249
フォーマット
出版社
発行年月
2020年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
544p;19

内容詳細

のれん、看板、旗、のぼり、お札、扁額、絵馬、石碑…昭和後期、庶民の生活に息づいていた文字の面影を記録した名著『町まちの文字』『祈りの文字』が完全版となって蘇る。

目次 : 町まちの文字(のれん/ かんばん(かたちどり/ ひらがな/ かんじ/ あかり)/ かね/ かぶき/ しるし/ くらし/ みなとまち)/ 町まちの文字について(のれん考/ かたちどり考/ 障子かんばん考)/ 祈りの文字について(文字の原イメージ/ 陰刻の道/ 形から型へ/ 港の風景の中で/ 五月柱の縦一文字)

【著者紹介】
〓島庸二 : 1931(昭和6)年東京生まれ。1950年代初頭より作家活動を開始。生け花専門誌の編集者として働くかたわら、各種個展、グループ展で絵画作品を発表する。五十年代後半から街中の文字を求めて取材を開始。文字や書物をテーマにした作品制作、パフォーマンス、インスタレーションも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『町まちの文字』刻まれている文字の奥深さ...

投稿日:2021/07/20 (火)

『町まちの文字』刻まれている文字の奥深さ。語り掛けの外観。内包している情報量。町のあらゆる場所から伝えて来る意思ある言葉たち。動きや勢いを感じるもの。美しいたたずまいのもの。珍妙な雰囲気を醸し出しているもの。さまざまな形態と様相。ことこまかに見つけてゆく視点。集めてまわる熱心さ。簡潔にまちまちの文字と町を掛け合わせる題名の巧妙さ。写真にも文章にも独特の感覚が光っている。白黒の中にある鮮やかな印象と多彩な空気感。移り変わる時代の間に稀少になってゆくものも、なくなってゆくものもあり、貴重な文化の記録としても素晴らしい。町の中で息づき歴史を築いて来たそれぞれの文字たちの大いなる魅力。堂々の厚みと重みのある、存分に楽しめる内容の一冊です。

seigo-hk さん | 長崎県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • qoop さん

    街中にあふれる看板などの書き文字を巧拙問わず取り上げて、暮らしの歴史に基づく解釈を施し紹介した一冊目と、信仰の為に書かれた祈りの文字を集めた二冊目の合本。文字を形として捉え、意匠化された面白みとそこに込められた思いを探る視点が素晴らしい。筆文字の巧拙を判断できなくなっている令和に復刻される意味は著者の意図をよく伝えると同時に、意匠化が当然と捉えられるかも知れず、薄まって曖昧なものにしてしまうのかも。あとがきの〈わたしと文字〉を読みつつふと思った。

  • Qfwfq さん

    ★5

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