CD

鍵盤楽器のための作品全集 第1集〜若き継承者 バンジャマン・アラール(オルガン、>チェンバロ)(3CD)(日本語解説付)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC6225
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

輸入盤・日本語帯・解説・歌詞対訳付

内容詳細

フランスの偉才アラールによるチェンバロ、オルガンを含む鍵盤作品を作曲年代順に並べるという壮大な試みの第1弾。バッハ10代の作品を集め、若きバッハの咲きかかった才能をアラールが雄弁に表現する。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 (オルドルフ時代)
  • 02. ファンタジア ハ長調 BWV 570 (オルドルフ時代)
  • 03. コラール「高き天よりわれは来たれり」ハ長調 BWV 700 (オルドルフ時代)
  • 04. ベルガマスク F12.46 (オルドルフ時代)
  • 05. プレリュードとフーガ 変ホ長調 (オルドルフ時代)
  • 06. ソナタ第4番「ヒスキア王の病とその回復」 (オルドルフ時代)
  • 07. コラール「古き年は過ぎ去りぬ」BWV 1091 (オルドルフ時代)
  • 08. コラール「わがことを神にゆだね」BWV 1113 (オルドルフ時代)
  • 09. コラール「天にましますわれらの父よ」 (オルドルフ時代)
  • 10. コラール「キリストこそわが生命」BWV 1112 (オルドルフ時代)
  • 11. アルビノーニの主題に基づくフーガ ハ長調 BWV 946 (オルドルフ時代)
  • 12. フーガ イ長調 BWV 949 (オルドルフ時代)
  • 13. コラール「源泉を求めて」BWV 1119 (オルドルフ時代)
  • 14. コラール「キリストよ、受難せる汝に栄光あれ」BWV 1097 (オルドルフ時代)
  • 15. コラール「神よ、汝の慈しみによりて」BWV 724 (オルドルフ時代)
  • 16. コラール「おおイエスよ、いかに汝の姿は」BWV 1094 (オルドルフ時代)
  • 17. カンツォーナ (オルドルフ時代)
  • 18. コラール「バビロンの流れのほとりに」 (オルドルフ時代)
  • 19. 組曲 ニ短調よりプレリュード、サラバンド、シャコンヌ (オルドルフ時代)
  • 20. プレリュードとフーガ イ短調 BWV 551 (オルドルフ時代)
  • 21. グラン・ジューのポワン・ドルグ (オルドルフ時代)

ディスク   2

  • 01. プレリュードとフーガ ニ短調 BWV 549a (リューネブルク時代)
  • 02. コラール「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV 741 (リューネブルク時代)
  • 03. コラール「イエス、わが喜び」BWV 1105 (リューネブルク時代)
  • 04. コラール「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV 1092 (リューネブルク時代)
  • 05. コラール「目覚めよ、わが心よ」BWV 1118 (リューネブルク時代)
  • 06. コラール「神よ、汝の慈しみによりてわれを遇い給え」に基づくフーガBWV 957 (リューネブルク時代)
  • 07. コラール「われ、心より汝を愛す、おお主よ」BWV 1115 (リューネブルク時代)
  • 08. カプリッチョ ホ長調(「ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて」)BWV 993 (リューネブルク時代)
  • 09. ソナタ イ短調 BWV 967 (リューネブルク時代)
  • 10. フーガ イ短調 BWV 947 (リューネブルク時代)
  • 11. 前奏曲とフーガ イ長調 BWV 896(平均律クラヴィーア曲集第2巻より) (リューネブルク時代)
  • 12. コラール「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」BWV 1114 (リューネブルク時代)
  • 13. コラール「人はみな死すべきさだめ」BWV 1117 (リューネブルク時代)
  • 14. パルティータ「ああ、罪人なるわれ、何をすべきか」BWV 770 (リューネブルク時代)
  • 15. コラール「神なしたもう御業こそいと善けれ」BWV 1116 (リューネブルク時代)
  • 16. コラール「深き淵より、われ汝に呼ばわる」BWV 1099 (リューネブルク時代)
  • 17. コラール「いまぞ身を葬らん」BWV 1111 (リューネブルク時代)
  • 18. 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 531 (リューネブルク時代)

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自分がBenjamin Alardに初めて接したのはお...

投稿日:2023/07/30 (日)

自分がBenjamin Alardに初めて接したのはおそらく、S.Kuijken/La Petite Bandeの録音だったと思うのですが、その時はそのチェンバロ奏者に特に関心を持つ事はなく、その後S.Kuijken氏からいただいた著作にわざわざその名前が触れられていたのを読んで興味を持ち、J. S. Bachのパルティータ全集を購入しました。その全集は録音当時Alardがわずか25歳であったにも関わらず、Bach組曲中の最難曲集(個人的に名演がほとんど思い当たらない!)に対して、あまりに自然な適合性をみせていたのに驚嘆したのを覚えています。で、このAlard最初の大仕事、バッハ鍵盤音楽全集ですが、あえて最初に苦言を呈しておきたいと思います。おそらくこの仕事はAlard一人の制作企画によるものでなく、Harmonia Mundi France、(Basel) Schola Cantorum、ひょっとすると解説を執筆しているPeter Wollnyらも加わったチームによる一大プロジェクトではないかと思うのですが、企画、選曲すべてがそれこそ最新のBach研究成果を取り入れた非常に高度な内容であるのはわれわれ音楽学の素人にも朧げには想像できます。問題は、CDに附属した解説がPeter Wollnyの概括的なものと実際の演奏についてのAlardのインタビューのみで、曲ひとつひとつに、何故この曲が選ばれてどのような背景、位置にあるのかの詳細な解説がほとんどなく、よほどのBach音楽学の専門家でなければこの演奏内容の意義が説明なしでは了解できないことです。たとえば、この1巻はBachが故郷を離れて音楽の修業を本格的に始めたオールドルフ、リューネブルク若い頃の作品数十曲は(明らかに偽作と考えられる5曲ほどを含めて)、ほとんどが作曲年代が未定です。出典がアンドレアス写本の5曲、メラー手稿譜による8曲はおおよそい、アルンシュタット時代に割り当てられているのですが、ここに収録されているBachのつまでとの類推はできているでしょうが、13曲と最も多いノイマイスター・コラール集からのものは作曲年代の手がかりがないのが現状のはずなので、この収録曲をこの3時代に割り振った根拠が解りません。ここらへんは日進月歩のBach研究によって、どんどん新しい学説が出ているかも知れず、それを根拠にして制作されているなら、ぜひ一曲一曲の解説を記載して欲しかったところです(古のDavid Munrowは遺作の名盤「ゴシック期の音楽」において、自ら一曲一曲の詳細な解説を書いており、古楽CDはかくあるべし、の見本でした)。CD企画についての文句を最初に長々と書きましたが、このCDの内容については最新の研究成果を踏まえた非常に貴重で興味深いものであるのは疑いなく、歴史的にも意義の高い企画となるのは間違いないでしょう。Benjamin Alardの演奏は、そうした最新の研究を踏まえた控えめながら高貴で新鮮味あふれるもので、チェンバロにおいてもオルガンにおいても美しい一級の良演奏と思います(BWV992がオルガンで演奏されるのだけは違和感が拭えませんが)。自分らBachファンを自任するものでも、これまでそうは耳にできなかった曲の数々をこれだけ上質の演奏で今後繰り返し聴けることは大きな喜びです。歴史的CDとしては資料的に不親切なのが強烈に不満ですが、できるなら今後詳細な解説をつけた国内盤の発売を期待したいと思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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  バッハの偉業に真っ向から挑戦するかの...

投稿日:2021/05/25 (火)

  バッハの偉業に真っ向から挑戦するかのような野心的なシリーズが始まった。1人でバッハの鍵盤楽器(チェンバロ、オルガンなど)のための作品をすべて演るという。若い演奏者だからこそここまで思い切った企画に飛び込めるのだろうか。バッハの音楽を愛する一音楽愛好者として楽しみにしつつ、応援していきたい。   第1巻となる当盤では若かりしバッハの作品と、彼に影響を与えた作品を混ぜてその成長を記録したものとなっている。なるほど、たしかに「若さゆえ」と思わせる瑞々しい作風であるが、バッハがバッハたる「端緒」を見つけてみたり、当時の「先輩」から得たものを作品に活かそうとしている部分を探すのも一興だ。バッハのディスクというととかく充実期から後期にかけての作品や有名曲をフォーカスしたディスクが多くなるため、小品や有名とは言い難い曲を集めるのは割と難しい気がするのでこうした企画は挑戦的であると同時に、我々リスナーにとっても利点が多い。作曲年代順に揃えてくれているのでバッハの伝記を読みながら音楽をさらうこともでき、まことに集めがいのあるシリーズだ。加えて、ディスクごとに楽器も替えており、音色や機構の違いに思いをはせるのも愉しいことだ。同時にこれほど多種多様な楽器が散らばっているヨーロッパの奥深さにも驚かされる。頭でわかっていてもこうして聴いてみることで「耳の旅」ができるのもこの全集の特長となるであろう。    諸説あるが、「学(まな)ぶ」という言葉は「真似(まね)」から派生したという。バッハも当時の巨匠たちの技法を真似してはそこから学んでいったのだ。ローマが一日にして成らなかったのと同じく、J.S.バッハも一日にして成ったわけではないのだ。その過程と道のり、そして作品の進化(深化)をバンジャマン・アラールの演奏によって追っていきたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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