宮沢賢治の地学読本

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422440231
ISBN 10 : 4422440233
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;22

内容詳細

現在は文学者として有名な宮沢賢治は、もともと地学教師でもあり、その幻想的な作品の中には、地学的な知識や表現がたくさんちりばめられている。数ある作品の中でも特に地学的にすぐれた作品を5つ選び出し、全文を掲載。詳細な解説を施した地学講座シリーズ第3弾!

目次 : 第1章 イギリス海岸/ 第2章 楢ノ木大学士の野宿/ 第3章 グスコーブドリの伝記/ 第4章 風野又三郎/ 第5章 土神ときつね

【著者紹介】
宮沢賢治 : 1896〜1933。岩手県花巻市出身の詩人、童話作家。幼少より鉱物採集や山歩きを好み、盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)卒業後は、教員として岩手県立花巻農学校で地学や農学を教えた。その後も近在の農家に肥料相談や稲作指導を行ったり、東北砕石工場で技師として働いたりしていたが、37歳の若さで病没。仕事のかたわら、生涯を通じて数多くの詩や童話、短歌などの文学作品を残した

柴山元彦 : 自然環境研究オフィス代表、理学博士。NPO法人「地盤・地下水環境NET」理事。1945年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。38年間高校で地学を教え、大阪教育大学附属高等学校副校長も務める。定年後、地学の普及のため「自然環境研究オフィス(NPO)」を開設。近年は、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、産経学園などで地学講座を開講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • がらくたどん さん

    賢治作品に登場する野鳥を作品との関りと細密画で眺めた『宮沢賢治の鳥』(岩崎書店)を読んだので、もう1点。こちらは2年ほど前に購入以来すごく便利に使っている賢治作品の地学モチーフの解説本。ああだこうだと騒がしい『楢ノ木大学士の野宿』の鉱石諸氏のプロフィールはもちろん『グスコーブドリの伝記』の火山観測所のカッコよさや『風野又三郎』の気象現象の多彩さが原文併記で簡潔に図入り解説されている。「宮澤賢治は地学の伝道師」という編者のあとがきも肯ける楽しい作品ガイド。掲載は上記の他に『イギリス海岸』と『土神ときつね』

  • FFM さん

    宮沢賢治の小説は読んだこともあったが、地学の知識がこんなにも多く取り入れてあると思わなかった。短編集なので一気読みできました。

  • coldsurgeon さん

    宮沢賢治の詩や童話などの作品には、地学に関する言葉がよく登場する。5つの作品を全文で掲載し、そこに登場する地学用語が解説され、読解を容易にする。賢治作品を読むたびに、ある程度読み飛ばしていた言葉の科学的意味を知ると、改めて作品の名kでその言葉が選択された意味が理解でき、新たな作品に出合った気がする。

  • おだまん さん

    本編を読みながら、注釈としての地学的解説を図説を交えて読めるのが嬉しい。子どものときから親しんできた童話たちがこんなに専門性に富んでいたなんて!

  • Jacard さん

    「リーゼガングの輪」「石竜」とか専門用語をスルーせずに、賢二の小説を読める。古文の教科書みたいに入れられる解説がありがたい。5話どれもが物語と地学ネタが巧く混ざりあっていた。中でもバランスが最高だなと思えたのが「グスコーブドリの伝記」。物語としてもドラマチックだし、火山に対する考察もファンタスティック。中学生の時にこのグスコーブドリと「ペンネンネンネンネンネネムの伝記」で読書感想文を書いたのを思い出した。けど、どんな感想書いたんだっけ。

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人物・団体紹介

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宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

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