「ビートルズと日本」週刊誌の記録 来日編 週刊誌にしか書けなかった白熱のビートルズ来日騒動、そのすべて

大村亨

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784401649426
ISBN 10 : 4401649427
フォーマット
発行年月
2020年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
大村亨 ,  
追加情報
:
421p;26

内容詳細

週刊誌が躍った「ビートルズ来日フィーバー」の真相
前代未聞のビートルズ研究本第3弾!今度は週刊誌を徹底総括!
昭和史における一大イベントを当時のメディアはどのように伝えたのか?

2016年、2017年に刊行され、日本全国のビートルズ・ファンをうならせた『ビートルズと日本』シリーズ第3弾がついに登場!
1966年のビートルズ来日公演を、大衆メディアの代表である週刊誌はどのように報じたのか?
当時の週刊誌各誌の記事を並べて徹底検証、そこから浮かび上がる「日本人にとってのビートルズ」の存在とは?
メンバーの詳細な来日時の様子はもちろん、チケット争奪戦、ファンの熱狂ぶり、厳重な警備体制、大人たちの勝手な論争など、日本中を巻き込んだ一大イベントにまつわる出来事を大ネタ小ネタまじえて総覧。
これぞビートルズ研究の金字塔!

●1966年、ビートルズ来日前〜来日中〜来日後にわたる週刊誌の記事を徹底検証
●来日中のメンバーの動向をつぶさに追った、執念の来日ドキュメント
●「武道館使用の是非」「くたばれビートルズ」など、ビートルズ論争も網羅
●「ビートルズはおまわりさんに変装して上陸する!」「右翼が亡国ビートルズ襲撃を計画!」「ビートルズが大混乱を引き起こす!」など、今では考えられない、当時の鮮烈な記事見出しの数々も掲載

【CONTENTS】
●パート1 1966年3月〜6月下旬
3月
ついに決定!ビートルズが来日!!

4月上旬〜中旬
ビートルズ6月ついに来日!ド肝をぬく潜入作戦と空前の歓迎陣
ビートルズ6月29日来日!!入場料金の最高は二千五百円か

4月中旬〜下旬
ビートルズの日本スケジュール公開発表!!
ビートルズが大混乱をひきおこす!
ビートルズ来日が確かなワケ

5月上旬〜中旬
ビートルズは夫人同伴か?
あなたはビートルズを見れるか!? 入場券を手に入れる方法/ビートルズのあおり/ビートルズ台風ただ今本土に接近中
ビートルズもあぶない!警視庁も特別警戒にのりだすという熱狂的ファンの歓迎ぶり

5月中旬〜下旬
22万通きたビートルズ応募ハガキ
頭の痛いビートルズ警備対策
“一億円”で決まったビートルズの放送料「再放送はしない」という厳しい条件
ビートルズなんか日本にくるな!
ビートルズ“日本を占領”極秘情報
ペートルスというのは何者だ!

6月上旬〜中旬
私たちはこうしてビートルズに会う 若い歌手たちのB・DAY作戦を公開!
舟木一夫がビートルズと正面衝突!
ビートルズなんか殺しちゃえ!その大衆狂乱の舞台裏には……
ビートルズ・ファンにもの申す
爆発的人気の中のビートルズ批判

6月中旬〜下旬
一万人の警官隊も動員する
ビートルズは交通整理のおまわりさんに変装して上陸する!
なんたる狂態! ビートルズ騒動
ビートルズ、ゴー・ホーム!
来日直前!ビートルズに特別インタビュー ぼくたちのファンはなんだってああ行儀が悪いの!

●パート2 1966年 6月29日以降
6月29日〜7月3日
速報 嵐をついてやって来た ビートルズと七時間を過ごした四人の女性
ビートルズ台風静かに上陸す!
日航412便同乗記 私は飛んだ!ビートルズと15時間30分
もう二度と日本にはきたくない!
ザ・ビートルズ「お騒がせしました」遠藤周作氏らが見たファンの興奮度
台風を神風にしたビートルズ
ビートルズ監禁の内幕
狂乱の会場にうずまく日本人同士の憎悪
もういやだ日本になんかいたくない!
誰も知らなかった意外な行動!東京の昼と夜のすべて
日本人を代表してビートルズに加山雄三が堂々と会見!
ポール!私と見た東京の朝やけを忘れないで……
贈呈された日本女性4人の告白

7月中旬以降
頭へきちゃダメ、ビートルズ
ビートルズはまだ東京にいた!
“ビートルズの乗った車”あげます
現代のタブー 一匹狼を操る日米の黒幕たち
街角で奏でる日本一のフォークソング

年末回顧
来日関連テレビ番組
グッズ/コラム/対談/マンガ/グラビア/広告

【著者紹介】
大村亨 : 『ビートルズ日本史』研究家。69年東京生まれ。早稲田大学人間科学部卒。63年〜70年の新聞14紙、週刊19誌に掲載のビートルズ関連記事とテレビ・ラジオ番組をデータベース化し、デビューから現在までの“ビートルズと日本”の関係について調査・研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
著者のビートルズに対するマニアックかつス...

投稿日:2021/04/23 (金)

著者のビートルズに対するマニアックかつストーカー精神もこの「ビートルズと日本」の3部作目に入ると、もはや感動、の一語に至る。さらに当時の、そして現在にも通じる「マスコミの芸能世界に対する煽りの仕方」を垣間見ることもできる、という点では素晴らしい研究書でもありうる。

katsurin さん | 千葉県 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぐうぐう さん

    『ビートルズと日本』シリーズ第3弾。今回はビートルズ来日前後に期間を区切り、しかも週刊誌報道に特化した内容となっている。「ミュージックライフ」など、ファン向けのビートルズ記事は基礎知識がしっかりとしている前提で書かれているが、来日を機にヒートアップしたビートルズ騒動を半ば煽る形で参戦した週刊誌のそれは、基礎知識がない分、デタラメも多く、推測や憶測、果てには妄想のような記事を可能にする。インターネットのない時代、海外のバンドの情報は限りなく少なく、(つづく)

  • aloha0307 さん

    1966年6月29日 ビートルズ来日❣この一大イベントを週刊誌というフォーマットで追ったのが本書。正式決定からチケット発売&来日実現へ...その高揚感はものすごい❣ 世間一般を対象にしているので、ファン向けと異なる切り口でした(取材対象の一つに過ぎない;メンバーの紹介 ファンの喧騒、武道館使用の是非etc.) JohnとGeorgeが逆になってたり、Paulを”マッカニー”としたり...加山雄三さんは3時間半も4人と過ごしたのだね✿

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品