黄色い夜

宮内悠介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087717204
ISBN 10 : 4087717208
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
138p;20

内容詳細

東アフリカの大国エチオピアとの国境付近。龍一ことルイは、そこで知り合ったイタリア人の男・ピアッサとE国へ潜入した。バベルの塔を思わせる巨大な螺旋状の塔内に存在する無数のカジノが、その国の観光資源だった。そこは、砂漠のなかに屹立するギャンブラーたちの魔窟。上階へ行くほど賭け金は上がり、最上階では国王自らがディーラーとなり、国家予算規模の賭け金で勝てば、E国は自分のものになるという……。奪われたものを取り戻すために、そして、この国を乗っ取るために、巨大なカジノ・タワーの最上階を目指せ! 注目の作家が放つ、最新ギャンブラーズ小説。

【著者略歴】
宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)
1979年、東京都生まれ。92年までニューヨークに在住。早稲田大学第一文学部英文学科卒業。2010年、「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞(山田正紀賞)でデビュー。主な著作に『盤上の夜』(第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞受賞)『ヨハネスブルグの天使たち』(第34回日本SF大賞特別賞受賞)『エクソダス症候群』『アメリカ最後の実験』(第29回山本周五郎賞候補)『彼女がエスパーだったころ』(第38回吉川英治文学新人賞受賞)『スペース金融道』『月と太陽の盤 碁盤師・吉井利仙の事件簿』『カブールの園』(第156回芥川賞候補、第30回三島賞受賞)『あとは野となれ大和撫子』(第157回直木賞候補、第49回星雲賞(日本長編部門)受賞)『ディレイ・エフェクト』(第158回芥川賞候補)『超動く家にて 宮内悠介短編集』『偶然の聖地』『遠い他国でひょんと死ぬるや』など。


【著者紹介】
宮内悠介 : 1979年、東京都生まれ。92年までニューヨークに在住。早稲田大学第一文学部卒業。2010年、「盤上の夜」で第一回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞しデビュー。主な著作に『盤上の夜』(第三三回日本SF大賞受賞)『ヨハネスブルグの天使たち』(第三四回日本SF大賞特別賞受賞)『彼女がエスパーだったころ』(第三八回吉川英治文学新人賞受賞)『カブールの園』(第三〇回三島由紀夫賞受賞)『あとは野となれ大和撫子』(第四九回星雲賞“日本長編部門”受賞)『遠い他国でひょんと死ぬるや』(第七〇回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    宮内 悠介は、新作中心に読んでいる作家です。 著者の新境地でしょうか、ギャンブラー・ファンタジーでした。 内容も薄さも芥川賞候補っぽい作品です。 https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771720-4

  • keroppi さん

    綾辻行人さんとの対談で、宮内さんは、9.11以降半年ほど南アジアを放浪し、プロ麻雀試験を受け、プログラマーになったと語っていた。この作品には、その宮内さんの経歴が全てぶち込まれているようだ。綾辻さんも「格好いい」と言っていた宮内さんの言葉や文法が遺憾なく発揮されている。ストーリーより、そこに浸っていたという感じだ。そう言えば対談の後書きでは、綾辻さんの小説が原体験であり、「長編のミステリ作品」の実現を目指しているとも書いていた。宮内さんの「長編のミステリ作品」読んでみたいなぁ。

  • ずっきん さん

    この帯の惹句じゃギャンブルエンタメだと思うじゃない。『スペース金融道』のイメージで読みだしたら全然違った。ジャンル分け不可能。砂漠のカジノタワーが舞台なのに、ひやりと乾いた空気が漂う。ギャンブルに散りばめた、旅と国、民族、宗教、言語。登場人物たちが交わす会話もとても楽しい。ストーリーを楽しむ作品じゃなかったけれど、読み心地がいい。そしてラストの余韻に浸る。

  • ゆはず@底。なんかな。 さん

    塔の形をした九龍城。というような、上へ行くほど掛け金の上がるカジノである塔と砂漠で構成されたE国。最上階で国王に勝てば国を乗っ取ることができる。良い設定じゃないか、と読み始めたが、如何せん浅くて軽い。どの部分ももう少し深掘りできそうなだけに、残念。ただ、著者、全く存じ上げなかったが、作品群にはかなり興味を抱いたので、重い話を探してゆきたいかと。

  • ヘラジカ さん

    『カイジ』や『嘘喰い』が大好きなので、あらすじに惹かれて購入した。この作家の本は何冊か積んでいるがこちらが初読み。ストーリーラインや人物設計はかなりシンプル、設定もありきたりと言って良い。肝心要のギャンブルの描写も、このページ数なので仕方ないとは言え、少し物足りなく感じてしまった。全体的にあっさりとしていてキャッチコピーから期待してしまうようなダイナミズムはなかったかも。

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人物・団体紹介

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宮内悠介

1979年、東京都生まれ。作家。早稲田大学第一文学部卒。2010年に短編「盤上の夜」で第1回創元SF短編賞選考委員特別賞(山田正紀賞)を受賞し、デビュー。連作短編集『盤上の夜』で第33回日本SF大賞、2013年に第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、『ヨハネスブルグの天使たち』で第3

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